インターネットアドレス:ネットワーク上の住所
ITの初心者
先生、「インターネットアドレス」ってよく聞くんですけど、一体何のことですか?
ITアドバイザー
良い質問だね!インターネットアドレスは、インターネット上でコンピュータやスマホなどを識別するための住所のようなものなんだよ。
ITの初心者
住所のようなもの・・・?でも、家の住所みたいに「〇丁目〇番地」のようなものではないですよね?
ITアドバイザー
そうなんだ。インターネットアドレスは数字で表されていて、「192.168.0.1」のように「.」で区切られた数字の並びで表現されるんだよ。この数字の組み合わせで、世界中のコンピュータをそれぞれ区別しているんだ。
internet addressとは。
「コンピュータやスマホなどを繋ぐネットワークで使われている、『IPアドレス』と呼ばれるものについて」
インターネット上の住所
– インターネット上の住所
インターネット上の住所は、手紙を送る際に必要な住所と同じように、インターネット上で情報をやり取りするために必要なものです。
私たちが普段手紙を送る際には、宛先の郵便番号や住所、建物名、部屋番号などを封筒に書きますよね。インターネット上で情報を送る際にも、同じように送り先の情報が必要です。
この送り先の情報にあたるのが「インターネットアドレス」です。インターネットアドレスは、コンピューターやスマートフォンなど、インターネットに接続する全ての機器に割り当てられた、世界で一つだけの番号のようなものです。
インターネット上では、ウェブサイトの閲覧やメールの送受信など、あらゆる情報がこのインターネットアドレスを使ってやり取りされています。もしインターネットアドレスがなかったら、どの機器に情報を送れば良いのか分からなくなってしまい、情報が正しく届かなくなってしまいます。
インターネットアドレスは、インターネットを安全かつ円滑に利用するために、なくてはならないものなのです。
現実世界 | インターネット世界 |
---|---|
手紙の住所 | インターネットアドレス |
郵便番号、住所、建物名、部屋番号 | コンピューターやスマートフォンに割り当てられた世界で一つだけの番号 |
手紙のやり取り | ウェブサイトの閲覧、メールの送受信 |
インターネットアドレスの種類
インターネット上で情報をやり取りするには、それぞれのコンピュータを特定する住所が必要です。この住所にあたるのが「インターネットアドレス」です。インターネットアドレスには、大きく分けて二つの種類があります。
一つは「IPアドレス」と呼ばれるものです。これは、コンピュータが直接理解できる言葉で、数字の羅列で表されます。例えば、「192.168.1.1」といったように、ピリオドで区切られた数字の組み合わせが、それぞれのコンピュータを一意に識別します。しかし、この数字の羅列は人間にとって、覚えにくく、扱いにくいものです。
そこで、人間にとってより分かりやすいように文字列で表されるのが、もう一つの種類である「ドメイン名」です。例えば、「example.com」のようなものです。これは、人間が覚えやすいように、企業名やサービス名などをアルファベットと記号を組み合わせて表現しています。
私たちが普段、ウェブサイトを閲覧する際に、インターネットブラウザに入力するのは、このドメイン名です。ブラウザは、入力されたドメイン名に対応するIPアドレスを、インターネット上の住所録のような役割を果たす「DNSサーバー」に問い合わせて、目的のコンピュータへアクセスします。
IPアドレスの仕組み
インターネット上で情報をやり取りするには、それぞれの機器がどこにあるのかを特定する必要があります。そのために使われるのがIPアドレスです。
IPアドレスは、人間でいうところの住所のようなもので、世界中のインターネットに接続された機器に割り振られています。IPアドレスは、「ネットワーク部」と「ホスト部」の二つに分かれており、それぞれが異なる役割を担っています。
「ネットワーク部」は、その機器がどのネットワークに属しているのかを示します。これは、住所で例えるならば、市町村名に相当します。
一方、「ホスト部」は、そのネットワーク内における機器の位置を示します。住所で例えるなら、番地にあたります。
このように、IPアドレスはネットワーク部とホスト部を組み合わせることで、世界中のインターネットに接続された機器を特定することを可能にしています。 IPアドレスは世界中で一意に定められており、これによって、情報を送受信する際に、正しい相手に情報が届くようになっています。
区分 | 説明 | 住所の例え |
---|---|---|
IPアドレス | インターネット上の機器を特定するための番号 | 住所全体 |
ネットワーク部 | 機器が属するネットワークを示す | 市町村名 |
ホスト部 | ネットワーク内での機器の位置を示す | 番地 |
ドメイン名とIPアドレスの関係
私たちが普段インターネットを使う際に目にするウェブサイトの住所、例えば「example.com」のようなものをドメイン名と呼びます。これは人間にとって分かりやすいように文字で表されていますが、コンピュータがウェブサイトにアクセスするためには、数字で表されたIPアドレスが必要です。
ドメイン名とIPアドレスの関係は、ちょうど電話帳のようなものだと考えてみてください。電話帳には、名前と電話番号がセットで記載されており、名前から電話番号を調べることができます。インターネットの世界では、DNS(Domain Name System)と呼ばれるシステムが、この電話帳と同じ役割を担っています。
DNSは、世界中に設置されたサーバーのネットワークであり、膨大なドメイン名とIPアドレスの対応表を管理しています。私たちがウェブサイトにアクセスするためにドメイン名を入力すると、コンピュータはまずDNSサーバーに問い合わせを行い、そのドメイン名に対応するIPアドレスを取得します。そして、取得したIPアドレスを使って、目的のウェブサイトにアクセスします。
このように、私たちが意識することなく、裏側ではDNSがドメイン名をIPアドレスに変換することで、円滑なインターネット接続を支えています。
インターネットアドレスの重要性
– インターネットアドレスの重要性インターネットアドレスは、現代社会において、電気やガス、水道と同じくらい必要不可欠なものとなっています。私たちが日々当たり前のように利用しているインターネットは、このインターネットアドレスという仕組みがあってこそ成り立っていると言えるでしょう。インターネットアドレスは、インターネット上で情報をやり取りするための住所のような役割を担っています。例えば、ウェブサイトを閲覧する場合、私たちはそのウェブサイトのインターネットアドレスにアクセスすることで、目的の情報を得ています。これは、手紙を送る際に相手の住所が必要なのとよく似ています。インターネットアドレスがなければ、情報は迷子になってしまい、私たちの手元には届きません。メールの送受信やオンラインゲーム、インターネットバンキングなど、インターネットを利用したあらゆるサービスは、このインターネットアドレスを通じて行われています。もし、インターネットアドレスが存在しなかったら、私たちはこれらの便利なサービスを利用することができなくなり、日常生活に大きな支障をきたすことになるでしょう。このように、インターネットアドレスは、私たちがインターネットに接続するための「パスポート」と言えるほど重要なものです。インターネットの利用がますます広がる現代社会において、インターネットアドレスへの理解を深めることは、安全かつ快適にインターネットを活用していく上で、非常に大切なことと言えるでしょう。