
メール送信の立役者:SMTPとは?
私たちの日常生活に欠かせないコミュニケーションツールの一つとなった電子メール。今あなたが目にしているこのブログ記事も、電子メールを通じて世界中に配信されています。では、この電子メールはどのようにして送信されているのでしょうか?その裏側では「SMTP」と呼ばれる技術が活躍しています。
SMTPは「Simple Mail Transfer Protocol」の略称で、電子メールを送信するためのルールを定めたものです。このルールに従って、メールソフトやメールサーバーは互いに情報を交換し、電子メールの送受信を行っています。
電子メールを送信する際、まず送信者のメールソフトは、メールサーバーに対してSMTPを使って接続します。そして、送信者のメールアドレスや受信者のメールアドレス、メールの本文といった情報を含んだ電子メールデータをSMTPで定められた形式に従って送信します。
メールサーバーは受信した電子メールデータに基づいて、宛先のメールサーバーへ転送します。この際にもSMTPが使われます。最後に、受信者のメールサーバーは、受信者のメールボックスに電子メールを保管します。受信者は、自分のメールソフトを使ってメールサーバーにアクセスし、メールを読むことができます。
このように、私たちが何気なく利用している電子メールの裏側では、SMTPという技術が活躍し、電子メールの送受信を支えているのです。