パッケージソフト:すぐに使える利便性
ITの初心者
『パッケージソフト』って、お店で売っている箱に入ったソフトのことですよね?
ITアドバイザー
そうそう、まさにその通り! CD-ROMやDVD-ROMなどに入っていて、箱に梱包されて売られているソフトウェアのことだよ。
ITの初心者
じゃあ、インターネットからダウンロードするソフトとは違うんですね?
ITアドバイザー
その通り!インターネットからダウンロードするソフトは『オンラインソフト』と呼ばれることが多いね。パッケージソフトは買ってきてすぐに使えるけど、オンラインソフトはダウンロードとインストールが必要になる場合が多いんだよ。
パッケージソフトとは。
『パッケージソフト』とは、お店で売られている、CD-ROMやDVD-ROMといった記録媒体に収められたソフトウェアのことです。これは『パッケージドソフトウェア』を略した言葉で、『パッケージド』は『包装された』という意味です。インターネットを通じて提供されるソフトウェア(オンラインソフト)とは区別されます。
概要
箱詰めされて売られている完成品の、いわゆるパッケージソフトについて説明します。かつては、お店で箱に入った光ディスク(コンパクトディスクやデジタル多用途ディスク)を購入するのが主流でした。しかし、最近はインターネットを通じて直接ソフトを入手する、ダウンロード販売も増えてきました。どちらの方法でも、入手したソフトを手元の機械に組み込めば、すぐに使える手軽さが魅力です。
パッケージソフトには、文章を作るソフト、計算をするソフト、絵を編集するソフトなど、様々な種類があります。趣味で使う人もいれば、仕事で活用する人もいるなど、使う人や目的も様々です。これらのソフトは、特定の作業を効率よく行えるように作られています。例えば、文章を作るソフトであれば、文字の大きさや種類を変えたり、図表を挿入したりする機能が備わっています。そのため、使い方を覚える必要はありますが、一度覚えてしまえば、作業をとても早く進めることができます。
パッケージソフトは、あらかじめ必要な機能が全て揃っているため、自分で機能を追加する必要はありません。これは、特定の作業に集中したい人にとって大きな利点です。例えば、絵を描くソフトを使いたい人が、自分で絵を描く機能を一から作るのは大変な労力です。しかし、パッケージソフトを使えば、既に用意されている機能を使って、すぐに絵を描くことに集中できます。このように、パッケージソフトは、手軽に特定の機能を使いたい人にとって便利な選択肢と言えるでしょう。
項目 | 説明 |
---|---|
入手方法 |
|
種類 | 文章作成、計算、画像編集など様々 |
ユーザー | 趣味、仕事など目的も様々 |
メリット |
|
例:文章作成ソフト | 文字の大きさや種類変更、図表挿入などの機能あり |
利点
箱入りの準備済み道具のようなもの、それがパッケージソフトです。お店で買ってきて、すぐに使い始めることができる手軽さが魅力です。インターネットにつながっていなくても、箱に入っている説明書を読みながら、自分の機械に組み込めば準備完了です。必要な道具はすべて箱の中に揃っているので、あれこれ買い足す必要もありません。
例えば、文章を書きたい、計算をしたい、絵を描きたいと思った時、それぞれに合ったパッケージソフトがあります。それぞれのソフトには、文章作成、計算、描画に必要な機能が、あらかじめ全部入っています。だから、使い始める前にあれこれ準備する必要はありません。すぐに使い始めることができます。
さらに、使い方が分からない時は、説明書や相談窓口が用意されているので安心です。電話や手紙で使い方を聞いたり、困ったことを相談したりできます。作った会社が使い方を教えてくれるので、安心して使うことができます。
また、時代に合わせて新しい道具が開発されるように、パッケージソフトも常に改良が続けられています。新しい機能が追加されたり、使い勝手が良くなったりと、常に最新の技術が詰まった状態になっています。新しいバージョンが出たら、それを買ってきて入れ替えるだけで、最新の機能を使うことができるのです。
そして、何よりも品質が安定していることが大きな利点です。多くの人が使うことを想定して、何度も試し、改良を重ねて作られています。そのため、安心して使うことができるのです。まるで、職人が丁寧に作った道具のように、信頼して使える、それがパッケージソフトの良さです。
特徴 | 説明 |
---|---|
手軽さ | 買ってきてすぐに使い始められる。必要な道具はすべて揃っている。 |
専門性 | 文章作成、計算、描画など、特定の用途に特化した機能が揃っている。 |
サポート | 説明書や相談窓口があり、使い方の指導やトラブル解決をサポート。 |
改良・更新 | 常に改良が続けられ、新しいバージョンで最新の機能が利用可能。 |
品質の安定性 | 多くの人が使うことを想定したテストと改良により、高い信頼性を実現。 |
欠点
箱入りの準備された道具には、便利な反面、いくつか弱点もあります。まず、お金がかかることが挙げられます。無料で使える道具と比べると、最初に払うお金は高くなりがちです。また、箱入りの道具は、ある特定の仕事に特化していることが多いです。そのため、いくつもの作業をしたい場合は、それぞれの作業に合った道具を別々に買わなければならず、お金がどんどんかかってしまうことがあります。さらに、箱入りの道具は一度買ってしまうと、買った時の状態のまま使い続けることになります。最新の道具を使うためには、新しいものを買い直す必要があり、継続的にお金がかかる場合があります。また、色々なことができる反面、使い方を覚えるのが大変な場合もあるでしょう。
たとえば、写真をきれいに加工する道具を買ったとします。無料で使える加工道具もありますが、箱入りの道具はより高度な加工ができます。しかし、その道具は写真の加工にしか使えません。もし、絵を描いたり、文章を書いたりしたい場合は、それぞれ別の道具を買う必要があります。また、買った時の道具を使い続けなければならず、新しい加工方法が出てきても、新しい道具を買わないと使えません。使い方を覚えるのも大変で、使いこなせるようになるまで時間がかかるかもしれません。このように、箱入りの道具は便利な点もありますが、お金がかかったり、使い方を覚えるのが大変といった弱点もあります。そのため、自分の使い方や状況に合わせて、無料の道具と箱入りの道具をうまく使い分けることが大切です。
メリット | デメリット |
---|---|
高度な機能/特定の作業に特化 | 費用がかかる(初期費用、追加機能、最新版への更新) |
特定の用途に限定される(汎用性低い) | |
学習コストが高い場合がある |
オンラインソフトとの比較
一口に事務作業を助ける道具といっても、今ではパソコンに直接入れるものと、インターネットを通して使うものがあります。それぞれに良い点、悪い点があるので、それらをよく考えて、自分に合った方を選ぶことが大切です。パソコンに直接入れるタイプの道具は、パッケージソフトと呼ばれ、箱に入った商品としてお店で売られていることが多いです。最近はインターネットを通して入手することもできます。このタイプは、一度パソコンに設定してしまえば、その後はインターネットにつながっていなくても使えます。インターネットが使えない場所でも作業を進められるのは大きな利点です。機能も豊富に備わっているものが多く、複雑な作業にも対応できます。ただし、パソコンに設定する作業が必要だったり、購入費用がかかる場合が多いです。また、新しい機能を使うためには、新しい版を購入して設定し直す必要があることもあります。
一方、インターネットを通して使う道具は、オンラインソフトと呼ばれます。こちらはインターネットを通して提供されるので、パソコンに何かを直接入れる必要がなく、すぐに使い始められます。無料のものも多く気軽に試せるのが魅力です。また、常に最新の機能が使えるようになっているため、新しい版を買い直したり、設定し直す手間もありません。しかし、使うためには常にインターネットにつながっている必要があるため、インターネットが使えない場所では作業ができません。また、パッケージソフトに比べると機能が少ない場合もあります。さらに、提供している会社側の都合で、サービスが急に終わってしまう可能性もゼロではありません。このように、それぞれにメリット、デメリットがあるので、自分の使い方や環境、そして作業内容を考えて最適な方を選びましょう。例えば、インターネットにつながりにくい環境で使うことが多いなら、パッケージソフトの方が適していますし、常に最新の機能を使いたい場合はオンラインソフトの方が良いでしょう。色々な点を比較検討して、自分に合った道具を選び、快適な作業環境を整えましょう。
項目 | パッケージソフト | オンラインソフト |
---|---|---|
入手方法 | お店、インターネット | インターネット |
インターネット接続 | 不要 | 必須 |
機能 | 豊富 | パッケージソフトより少ない場合も |
費用 | 有料が多い | 無料が多い |
初期設定 | 必要 | 不要 |
バージョンアップ | 購入・再設定が必要 | 自動更新 |
サービス停止 | 無し | 可能性あり |
選び方のポイント
仕事や趣味で使う道具を選ぶように、パッケージソフトを選ぶ際にもいくつか注意すべき点があります。せっかく買ったのに役に立たなかった、とならないよう、しっかりと確認しておきましょう。
まず第一に、そのソフトが持っている機能が、自分のやりたいことに合致しているかをじっくり調べましょう。例えば、表計算ソフトが欲しいのに、買ったソフトにはその機能が入っていない、ということがあってはいけません。必要な機能がすべて揃っているか、しっかりと確認することが大切です。
次に、値段を確認しましょう。高いソフトが良いソフトとは限りませんし、安いソフトが必ずしも悪いソフトでもありません。自分の予算内で、必要な機能を持つソフトを選びましょう。
そして、実際にソフトを使う場面を想像してみましょう。ボタンの配置やメニューの構成など、使いやすいかどうかは重要な点です。無料でお試しできる期間があれば、必ず試用して、自分の感覚に合うか確かめてみましょう。もし使いにくいと感じたら、他のソフトも検討してみましょう。
さらに、自分の持っているパソコンで正しく動くかどうかも確認しておきましょう。パソコンの機種や基本ソフトの種類によっては、動かないソフトもあります。買った後に動かないことがわかった、とならないよう、事前にしっかりと互換性を確認することが大切です。
最後に、将来も安心して使い続けられるかどうかを考えましょう。ソフトは一度買えばそれで終わりではありません。不具合の修正や、新しい機能の追加といった更新が、開発元から提供されることがあります。また、困ったときに相談できる窓口があるかどうかも大切です。長く使うことを考えれば、こうした発売後の対応も重要な選ぶ基準となります。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
機能 | 必要な機能がすべて揃っているか確認 |
価格 | 予算内で必要な機能を持つソフトを選ぶ |
使いやすさ | ボタン配置やメニュー構成など、実際に使用感を確かめる(試用版があれば試用) |
互換性 | 自分のパソコンで正しく動作するか確認(OSや機種との互換性) |
将来性 | 不具合修正や機能追加などの更新、サポート体制を確認 |
まとめ
机の上のパソコンにインストールして使うアプリケーションソフト、いわゆるパッケージソフトについてお話しましょう。パッケージソフトは、購入時に費用がかかりますが、それに見合うだけの利点がたくさんあります。まず、開発段階で十分な試験が行われているため、動作が安定していて信頼性が高い点が挙げられます。また、多くのユーザーの要望を取り入れ、長期間にわたって改良を重ねているため、機能が豊富で使いやすいことが多いです。さらに、困ったときに頼りになる、電話やメールによる手厚い利用者支援が提供されているのも大きな魅力です。
一方で、近年注目を集めているのが、インターネットにつながったパソコンで利用するオンラインソフトです。オンラインソフトは、初期費用が無料、あるいはパッケージソフトより安価な場合が多く、気軽に使い始められるのが魅力です。ただし、利用できる機能がパッケージソフトに比べて限られている場合や、安定したインターネット接続が必要不可欠である点、利用者支援が限定的である場合が多い点に注意が必要です。
パッケージソフトの中には、近年、月額料金や年額料金を支払って利用する方式も増えてきています。この方式は、常に最新版のソフトを利用できるため、常に新しい機能や最新の安全対策を利用できるという利点があります。常に最新の状態を保ちたい、という方には検討をおすすめします。
このように、パッケージソフトとオンラインソフトはそれぞれに長所と短所があります。パッケージソフトを選ぶ際には、まず何のためにソフトを使うのか、どれくらいの費用をかけることができるのか、そして自宅や職場のパソコン環境はどのようになっているのかをじっくり考えて、自分に合ったソフトを選びましょう。そうすることで、より快適で便利なデジタル生活を送ることができるでしょう。
特徴 | パッケージソフト | オンラインソフト |
---|---|---|
費用 | 購入時に費用がかかる
|
無料、またはパッケージソフトより安価 |
信頼性/安定性 | 高い
|
機能が限定的な場合も
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機能 | 豊富で使いやすい
|
パッケージソフトに比べ限定的な場合も |
サポート | 手厚いサポート体制
|
限定的な場合が多い |
その他 | 月額/年額料金方式の場合、常に最新版を利用可能 | – |