WWW: 世界をつなぐ情報網

WWW: 世界をつなぐ情報網

ITの初心者

先生、「WWW」ってよく聞くんですけど、どういう意味ですか?

ITアドバイザー

「WWW」はワールドワイドウェブの略で、世界中にあるコンピューターをつないで、情報を見たり送ったりできるしくみのことだよ。

ITの初心者

世界中のコンピューターをつなぐ…?イメージが難しいです…

ITアドバイザー

例えば、インターネットで調べ物をする時を想像してみて。君のパソコンから、遠く離れた場所にあるサーバーにアクセスして情報を見ているんだよ。それが「WWW」のおかげなんだ。

WWWとは。

「IT関連の言葉である『WWW』は、『ワールドワイドウェブ』のそれぞれの単語の最初の文字をとったものです。これは、世界中を網の目のように繋いでいる情報ネットワークのことを指します。

WWWとは

WWWとは

– WWWとは

WWWとは、ワールド・ワイド・ウェブの略称で、インターネット上で世界中に散らばる情報を、誰でも簡単に共有できるようにしたシステムです。

インターネットは、世界中のコンピュータを繋ぐ巨大なネットワークですが、WWWは、そのネットワーク上で情報を共有するための仕組みを提供します。

WWWでは、情報が保存されている場所を示す住所のようなものが存在し、これをURLと呼びます。

私たちが普段利用するウェブサイトは、すべて固有のURLを持っています。

そして、WWWでは、情報を表示するための専用のソフトウェアを用いることで、世界中の情報にアクセスすることができます。

このソフトウェアをウェブブラウザと呼び、Google ChromeやSafari、Firefoxなどが代表的なものです。

ウェブブラウザにURLを入力することで、そのURLに紐づいたウェブサイトが表示され、情報を得ることができます。

このように、WWWはURLとウェブブラウザを用いることで、世界中の情報へのアクセスを容易にする画期的なシステムと言えます。

WWWの誕生

WWWの誕生

– WWWの誕生1989年、ヨーロッパに位置する素粒子物理学の研究所であるCERNにおいて、ティム・バーナーズ=リー氏によってWWWは考案されました。当時、CERNには世界中から研究者が集まり、共同で研究を進めていました。しかし、地理的に離れた場所にいる研究者同士が円滑に情報を共有することが難しいという問題を抱えていました。この問題を解決するために、バーナーズ=リー氏は世界中のコンピュータをネットワークで繋ぎ、情報を共有するための画期的なシステムを開発しました。これがWWWの始まりです。彼は、情報を特定するための仕組みであるURL、情報を記述するための言語であるHTML、情報を送受信するための規則であるHTTPといった、WWWを支える基盤技術を開発しました。これらの技術により、誰でも簡単に情報発信や閲覧ができるようになり、WWWは急速に普及していくことになります。

項目 内容
誕生 1989年
開発者 ティム・バーナーズ=リー氏
場所 CERN (ヨーロッパの素粒子物理学の研究所)
背景 地理的に離れた研究者同士の情報共有の難しさ
目的 世界中のコンピュータをネットワークで繋ぎ、情報共有
基盤技術 URL, HTML, HTTP
結果 誰でも情報発信や閲覧が容易になり、WWWは急速に普及

情報へのアクセス

情報へのアクセス

私たちは日々、世界中の膨大な情報に触れていますが、その多くはインターネットを通じて入手しています。インターネット上の情報にアクセスするには、まず情報源を特定する必要があります。その役割を担うのがURL(統一資源ロケータ)と呼ばれるものです。
URLは、インターネット上の住所のようなもので、情報がどこにあるのかを示す役割を担います。私たちが普段利用するブラウザは、このURLを基に、目的の情報が保存されている場所へアクセスします。
例えば、新聞記事を読みたい場合、ブラウザのアドレスバーに記事のURLを入力します。すると、ブラウザはインターネット上の広大なネットワークを経由し、記事が保存されているサーバーへ接続します。そして、サーバーから記事のデータを受け取り、私たちが読める形式に翻訳して画面に表示してくれるのです。
このように、URLとブラウザの働きによって、私たちは世界中の情報を場所を問わずに入手することができるのです。

情報の表現方法

情報の表現方法

– 情報の表現方法インターネット上で公開されている膨大な情報は、どのようにして私たちが理解できる形になっているのでしょうか。その鍵となるのが-HTML-と呼ばれる言語です。HTMLは、情報を文章の構造、画像、音声、動画といった要素に整理し、それぞれの要素をどのように配置するかを指示するための言語です。いわば、情報を分かりやすく表示するための設計図のような役割を果たしています。私たちが普段何気なく目にしているウェブサイトも、HTMLで書かれた指示に基づいて表示されています。例えば、、段落、箇条書きといった文章構造や、画像や動画の埋め込み位置、さらにはウェブサイトのデザインやレイアウトも、すべてHTMLによって規定されています。このHTMLで書かれた設計図は、そのままでは私たち人間には理解できません。そこで登場するのが-ウェブブラウザ-です。ウェブブラウザは、HTMLで書かれた情報を解釈し、私たちが理解できる形に翻訳して画面に表示する役割を担っています。つまり、HTMLとウェブブラウザの連携プレーによって、私たちはインターネット上の膨大な情報にアクセスし、理解することができるのです。

要素 役割
HTML 情報を文章構造、画像、音声、動画といった要素に整理し、それぞれの要素をどのように配置するかを指示するための言語
ウェブサイトの設計図
ウェブブラウザ HTMLで書かれた情報を解釈し、人間が理解できる形に翻訳して画面に表示する

WWWの進化

WWWの進化

世界中に広がる情報網であるWWWは、誕生以来、絶えずその姿を変えながら進化を続けています。初期のWWWは、文字による情報共有が中心でした。論文や研究資料などが主なコンテンツであり、シンプルな文字情報だけをやり取りする、いわば巨大な電子図書館のような役割を果たしていました。しかし、技術の進歩とともに、WWWはより多くの情報を扱えるようになりました。画像や音声、動画といったリッチなコンテンツが加わり、静的な情報だけでなく、動的な情報も表現できるようになったのです。

この変化は、WWWの可能性を大きく広げました。企業は、自社の商品やサービスを写真や動画を使って魅力的に宣伝できるようになり、電子商取引と呼ばれる新たなビジネスモデルも誕生しました。人々は、ブログやソーシャルメディアを通じて、自分の考えや情報を世界に向けて発信し、互いに交流するようになりました。このように、WWWは単なる情報源を超え、人々の生活を支え、社会を動かすための基盤へと進化を遂げてきました。そして現在も、人工知能や仮想現実といった最新技術と融合し、さらなる進化を続けています。これからもWWWは、私たちの想像を超える新たな可能性を生み出し、世界を変えていくことでしょう。

WWWの進化段階 特徴 コンテンツ例 役割・影響
初期 – 文字情報中心
– 静的な情報共有
– 論文
– 研究資料
– 電子図書館
技術進歩に伴う変化 – 画像、音声、動画の登場
– リッチコンテンツ
– 動的な情報表現
– 企業の宣伝
– 電子商取引
– ブログ
– ソーシャルメディア
– 情報源を超えた
– 生活を支える基盤
– 社会を動かす基盤
現在・未来 – 人工知能との融合
– 仮想現実との融合
– さらなる進化 – 新たな可能性
– 世界を変える