
インターネットの要、JPNICの役割
日本の情報通信網を支える重要な団体である、社団法人日本ネットワーク情報センター(略称JPNIC)についてご紹介します。この組織は、情報通信網が広く使われ始めた頃の平成3年(1991年)に、日本ネットワーク情報センター(JNIC)として設立されました。その後、JPNICと名前を変え、現在に至ります。
JPNICの設立目的は大きく分けて三つあります。一つ目は、国内における情報通信網の円滑な利用を推し進めることです。二つ目は、情報通信網に関する調査や研究を行うことです。そして三つ目は、情報通信網の教育と普及に努めることです。
情報通信網が社会の基盤としてなくてはならないものとなった現代において、JPNICの役割はますます重要になっています。JPNICは、技術的な側面だけでなく、利用者にとってより良い情報通信網環境を作るため、様々な活動を続けています。例えば、IPアドレスやAS番号といった情報通信網資源の管理・運用を行うことで、情報通信網の安定運用に貢献しています。また、情報通信網に関するセミナーや研修会を開催し、技術者の育成や利用者の知識向上に寄与しています。さらに、情報通信網の安全な利用のための啓発活動や、最新の技術動向に関する情報提供なども行っています。
JPNICは、情報通信網を誰もが安心して快適に利用できるよう、日々努力を続けているのです。