アスペクト比

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デバイス

高画質テレビ体験:HDTVの世界

高精細度テレビ、つまり「ハイビジョン」と呼ばれるテレビは、従来のテレビと比べて、より鮮明でまるでそこにいるかのような、リアルな映像を楽しむことができる新しいテレビです。 従来のテレビでは、「走査線」と呼ばれる細い線が画面の上から下へと走ることによって映像を表示していました。この走査線の本数が多ければ多いほど、きめ細かい映像を表示することができます。従来のテレビに比べて、ハイビジョンはこの走査線の本数が約2倍にもなり、より多くの情報を画面に映し出すことが可能になったのです。 例えば、従来のテレビではぼやけてしまっていた風景の細部や、人物の表情なども、ハイビジョンでははっきりと映し出すことができます。そのため、スポーツ観戦では選手の汗や息づかいまで感じられ、まるでスタジアムにいるかのような臨場感を味わうことができます。また、映画鑑賞では、俳優の繊細な表情や美しい景色を、よりリアルに楽しむことができます。
デザイン

画面の「縦横比」を理解する

- 縦横比とは画面や画像などの形を決める要素として、縦横比があります。これは、簡単に言うと形の「太り具合」「細長さ」を表す尺度です。例えば、普段私たちが見ているテレビ画面は、横に長い形をしていますよね。このように、ある形が「横に長い」か「縦に長い」か、あるいは「正方形に近い」かといったことを数値で表すのが縦横比です。具体的には、横の長さと縦の長さの比率を「」(コロン)でつないで表します。例えば「169」と表記された場合、横の長さを16等分した時、縦の長さがその9等分にあたる、という意味になります。この169という縦横比は、現在のテレビやパソコンのディスプレイ、スマートフォンの画面など、様々なデジタル機器で広く採用されています。他にも、古い映画のフィルムのようにほぼ正方形に近い形や、ポスターのように縦に長い形など、用途や目的によって様々な縦横比があります。普段何気なく目にしている画面や画像も、縦横比によって見え方が大きく変わるため、それぞれの比率の特徴を理解しておくことは大切です。
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画面比率:知っておきたい基礎知識

- アスペクト比とは画面や画像を見るとき、私たちはそれが「縦に長い」のか「横に長い」のかを自然と認識しています。この形を決めているのが「アスペクト比」です。簡単に言うと、画面や画像の横幅と縦幅の比率のことです。例えば、昔ながらのブラウン管テレビは画面の縦横の比率がほぼ同じで、正方形に近い形をしていました。これを「43」というアスペクト比で表します。一方、最近の薄型テレビは、画面が横に長く、映画館のスクリーンに近い形をしています。これは「169」というアスペクト比で、ハイビジョン放送に広く採用されています。アスペクト比が異なる画面で同じ映像を表示すると、見え方が変わることがあります。例えば、「43」の画面で撮影した映像を「169」の画面で再生すると、画面の上下に黒い帯が表示されることがあります。これは、映像の比率に合わせて画面全体に表示しようとすると、映像が横に伸びてしまうためです。逆に、「169」の映像を「43」の画面で再生すると、左右が切れて表示されることがあります。このように、アスペクト比は、映像を見る上で重要な要素の一つです。アスペクト比を理解することで、映像をより適切な形で楽しむことができます。