
イベント駆動型プログラミング:柔軟なシステム開発の鍵
- イベント駆動型とはイベント駆動型プログラミングとは、ユーザーが何か操作したり、外部から何らかの信号が送られてきたりするなど、「イベント」をきっかけとしてプログラムが動き出す仕組みのことです。 例えば、ウェブサイトでボタンをクリックしたとします。すると、その「クリック」という行動がイベントとなり、あらかじめ決められた処理が実行されます。これは、従来のプログラムのように、あらかじめ決まった順番通りに処理が進んでいくのとは大きく異なります。 イベント駆動型では、いつどんなイベントが発生するのか分からない状況でも、そのイベントに柔軟に対応できるという特徴があります。例えば、ワープロソフトで文字を入力する場合を考えてみましょう。従来のプログラム方式であれば、プログラム側で「今は文字入力を受け付ける時間です」と決まっていない限り、文字を入力することはできません。しかし、イベント駆動型であれば、ユーザーがキーボードのキーを押すという「イベント」が発生した瞬間に、そのキーに対応する文字が表示されるようにプログラムを組むことができます。このように、イベント駆動型プログラミングは、ユーザーの操作や外部からの信号に柔軟かつ迅速に対応できるため、インタラクティブ性の高い、使い勝手の良いシステム開発に適していると言えます。