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撮像素子の基礎知識

- 撮像素子とは 撮像素子は、カメラの心臓部とも言える重要な部品です。 人間で例えるなら、まさに「目」の役割を果たしています。私たちが普段見ている景色や人物は、カメラを通すと光の情報として捉えられますが、撮像素子は、その光を電気信号に変換することで、写真や動画として記録できるようにしてくれるのです。 では、どのようにして光を電気信号に変換しているのでしょうか? カメラのレンズを通して入ってきた光は、まず撮像素子の表面に届けられます。撮像素子の表面には、光の強弱を感知する無数の小さなセンサーが並んでおり、光が当たると、その強さに応じた電気信号を生み出す仕組みになっています。 この信号の強弱が、そのまま画像の明暗を決定づけるのです。 明るい部分は強い電気信号として、暗い部分は弱い電気信号として記録されていきます。 撮像素子の性能は、そのまま写真の美しさや動画の滑らかさに直結します。 センサーの数が多いほど、よりきめ細かい美しい画像を表現できますし、光の感度が高いほど、暗い場所でも明るく鮮明な写真を撮ることができます。そのため、カメラを選ぶ際には、撮像素子の性能は価格と同じくらい重要な要素と言えるでしょう。