
マウスオーバー:画面操作をもっと便利に
画面上で何かを指し示す道具であるマウスの矢印、これをマウスカーソルと呼びますが、このマウスカーソルを画面の特定の場所に重ね合わせる操作のことをマウスオーバーと言います。
マウスオーバーできる場所は様々です。例えば、絵や写真などの画像の上かもしれませんし、文字の上かもしれません。また、何かをクリックできる場所、いわゆるリンクの上かもしれませんし、画面上部に並んでいるメニュー項目の上かもしれません。他にも、色々な物を表す小さな絵であるアイコンの上にもマウスカーソルを重ねることができます。
マウスカーソルがこれらの場所に乗ると、コンピューターはそれを認識し、何らかの動作をします。あらかじめ決められた動作、つまり設定された動作です。どのような動作をするかは、その場所がどのような役割を持っているかによって違います。
例えば、マウスカーソルが画像の上に乗ると、画像が少し大きくなったり、色が変わったりすることがあります。これは、視覚的な変化の例です。また、音が出ることもあります。これは聴覚的な変化の例です。他にも、マウスカーソルが乗っただけでは見た目には何も変化がないように見えても、実はコンピューターの内部では、その場所に関連する情報を読み込んでいる、といった動作をしている場合もあります。
このように、マウスオーバーは、利用者がマウスを動かすだけで色々な情報を簡単に得られるようにしてくれる、便利な機能です。例えば、リンクにマウスカーソルを重ねることで、そのリンク先がどこなのかといった補足情報を得ることができますし、メニュー項目にマウスカーソルを重ねることで、その下に隠れている更に細かい選択肢を確認することができます。つまり、マウスオーバーによって、次に何ができるのかが分かりやすくなるのです。
マウスオーバーは、コンピューターをより使いやすくするための工夫の一つと言えるでしょう。