インターネット

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ネットワーク

インターネットの住所録:ネームサーバー

私たちが日々利用するインターネット。気になる情報や面白い動画を探す際、画面の上部に表示されるウェブサイト名を入力したり、検索結果に表示されたリンクをクリックしたりしますよね。まるで住所のように、その場所へたどり着くための目印となっています。 しかし、実際にはインターネットの世界では、ウェブサイト名は人間が理解しやすいように付けられた表示に過ぎません。コンピューター同士が情報をやり取りする際には、「IPアドレス」と呼ばれる数字の羅列が使われています。これは、インターネット上の住所とも言えるものです。 ウェブサイト名とIPアドレスは、電話帳のように1対1で対応付けられています。私たちがウェブサイト名を入力すると、裏側では「ネームサーバー」と呼ばれるシステムが、ウェブサイト名に対応するIPアドレスを検索し、該当する情報にアクセスします。この仕組みがあるおかげで、私たちは複雑な数字の羅列を覚えることなく、簡単にウェブサイトにアクセスすることができるのです。
WEBサービス

今さら聞けない?ネトゲってどんなゲーム?

- ネットゲームの世界へようこそ!「ネトゲ」とは、「インターネットゲーム」を縮めた言葉で、インターネットを通じて、たくさんのプレイヤーが同時に同じゲームの世界で遊ぶことができるゲームのことです。テレビゲームなど、従来のゲーム機向けのゲームとは違って、世界中のプレイヤーと繋がることができるのが、ネトゲ最大の魅力です。ネトゲの魅力は、見知らぬ人と出会い、共に冒険や戦いを繰り広げることができる点にあります。ゲームの種類も豊富で、剣と魔法の世界を冒険するファンタジーRPG、現実世界を模した現代を舞台に犯罪と戦うFPS、可愛いキャラクターを育成して他のプレイヤーと競い合うシミュレーションゲームなど、多種多様なジャンルが存在します。ネトゲでは、他のプレイヤーと協力して強大な敵を倒したり、チームを組んで対戦したりと、一人では味わえない楽しみ方ができます。また、チャット機能を使って他のプレイヤーとコミュニケーションをとることもでき、ゲームの世界を超えた友情が芽生えることもしばしばあります。ただし、ネトゲは魅力的な一方で、注意すべき点もいくつかあります。長時間プレイによる健康への影響や、ゲーム内でのトラブル、課金システムによる高額請求など、問題点も挙げられています。ネトゲを安全に楽しむためには、利用時間や課金額を決めたり、信頼できる情報源から情報収集を行うなど、自衛意識を持つことが重要です。
ネットワーク

IPマルチキャストで効率的なデータ配信を実現

- インターネット上の同時配信技術IPマルチキャストとはインターネット上で情報をやり取りする方法として、一対一でデータを送受信する「ユニキャスト」が一般的です。一方で、IPマルチキャストは、複数の相手に同時にデータを送信する技術です。これは、特定の情報を必要とする多くの受信者に対して、効率的に情報を配信できるという点で画期的です。イメージとしては、ラジオ放送が分かりやすいでしょう。ラジオ局は番組を一度電波に乗せて送信するだけで、聞きたい人は誰でもラジオの周波数を合わせることで番組を受信できます。IPマルチキャストも同様に、送信元は一度データを送信するだけで、受信を希望する全ての機器に情報を届けることができます。では、どのようにして特定の受信者だけに情報を届けるのでしょうか?IPマルチキャストでは、同じデータを受信したい機器がグループとして登録されます。送信元はこのグループに対してデータを送信します。そして、ネットワーク上にある専用の機器が、そのグループに所属する機器だけにデータが届くように制御します。このように、IPマルチキャストは、必要な情報だけを効率的に受け取ることができ、ネットワークの負荷を軽減できるというメリットがあります。
ネットワーク

オンライン – インターネット接続の基礎

- オンラインとは「オンライン」とは、皆さんの身近にあるコンピューターやスマートフォンといった機器が、目には見えないネットワークと呼ばれる情報の通り道に繋がっている状態を指します。このネットワークには、世界中に広がる巨大な情報網であるインターネットや、会社や学校の中だけで構築された比較的小規模な社内ネットワーク、家庭内ネットワークなど、様々な種類が存在します。機器がオンラインの状態になると、まるで世界中に張り巡らされた情報網にアクセスする扉が開いたように、様々なことが可能になります。 例えば、遠く離れた友人や家族と電子メールをやり取りしたり、世界中の情報を集めたウェブサイトを閲覧したり、インターネットを通じて多くの人と同時にゲームを楽しむ、といった具合です。このように、オンラインは現代社会において、人々をつなぎ、情報を共有し、新たな体験を生み出すための欠かせないものとなっています。
セキュリティ

ネットワーク社会を気持ちよく過ごすために:ネットワーク倫理のススメ

インターネットは、世界中の人々とつながり、膨大な情報にアクセスできる便利なツールです。しかし、現実世界と同じように、インターネットの世界にも、快適で安全な環境を保つために、守るべきマナーやルールが存在します。これをネットワーク倫理と呼びます。 ネットワーク倫理は、インターネット利用者が、責任ある行動をとるための道しるべとなるものです。 インターネット上での言動は、現実世界と同じように、あるいはそれ以上に大きな影響力を持つことを理解することが重要です。誹謗中傷やプライバシーの侵害は、相手を深く傷つけ、取り返しのつかない事態を招く可能性もあります。 また、インターネットは不特定多数の人が利用する共有空間であることを意識する必要があります。自分勝手な行動や無責任な情報発信は、他の利用者の迷惑になるだけでなく、インターネット全体の信頼性を損なうことにもつながりかねません。 ネットワーク倫理を守り、良識ある行動を心がけることで、インターネットをより安全で快適なコミュニケーションの場としていくことができるでしょう。
ネットワーク

進化する放送の形:IP放送とは?

近年、私達の周りでは、インターネットを通じて様々な情報を得たり、動画を視聴したりすることが当たり前になってきました。このようなインターネット時代の到来と共に、従来のテレビやラジオに代わり、「IP放送」と呼ばれる新たな放送形態が注目を集めています。 IP放送とは、インターネット接続に欠かせないブロードバンド回線を通じて、映像や音声などのデータを送受信する技術のことです。従来の電波を用いた放送とは異なり、インターネットに接続できる環境さえあれば、いつでもどこでも高画質・高音質の番組を楽しむことができます。 従来の放送形態と比較したIP放送の大きな利点の一つに、視聴場所の制限がないという点があります。自宅のテレビはもちろんのこと、外出先のスマートフォンやタブレット端末でも、気軽に番組を視聴することができます。また、インターネット回線を利用するため、従来の放送波の届かない地域でも、安定した受信が可能です。 このように、IP放送は、場所や時間に制約されることなく、高品質な映像や音声を楽しむことができる、まさにインターネット時代の新たな放送形態と言えるでしょう。
ネットワーク

インターネットの住所? IPv4とは

皆さんが普段手紙を送る際に、宛先となる住所を封筒に記入しますよね。インターネットの世界でも同様に、情報をやり取りする際に相手の住所が必要です。このインターネット上の住所の役割を果たすのがIPアドレスと呼ばれるものです。 インターネットに接続する際には、皆さんが使っているパソコンやスマートフォンなどの機器一つひとつに、このIPアドレスが割り振られます。インターネット上には膨大な数の機器が存在していますが、IPアドレスのおかげでそれぞれの機器を特定し、情報を正しく送受信することが可能になります。 例えば、皆さんがウェブサイトを閲覧する際、皆さんの使っている機器はウェブサイトが置かれているサーバーに対してデータの送信を要求します。この時、サーバーは要求を送ってきた機器のIPアドレスを元に、どの機器に情報を返せば良いのかを判断し、ウェブサイトのデータを送り返します。このようにして、私たちはインターネット上で様々な情報にアクセスすることができるのです。 IPアドレスはインターネットを利用する上で欠かせない存在であり、いわばインターネットの住所録の様な役割を担っています。
ネットワーク

IP-VPNとは?その仕組みとメリットを解説

- IP-VPNの概要IP-VPN(Internet Protocol - Virtual Private Network)とは、インターネットプロトコルを用いて、あたかも専用の通信回線を敷設したかのように利用できる仮想的な閉域網を、通信事業者の保有するネットワーク上に構築する技術、およびその技術を用いたサービスのことを指します。 従来、企業間や拠点間を接続し、安全にデータをやり取りするためには、専用線を敷設するのが一般的でした。しかし、専用線は、構築や維持に高額な費用がかかる上、構成の変更にも時間を要するという課題がありました。 IP-VPNは、インターネット上に仮想的な閉域網を構築するため、専用線に比べて低コストで導入できることが多く、多くの企業で活用されています。また、利用状況に合わせて帯域の変更や接続拠点の追加などを柔軟に行えることも大きなメリットです。 IP-VPNは、インターネットを経由して通信を行うため、セキュリティ面が懸念されることがあります。しかし、暗号化技術やトンネリング技術などを用いることで、セキュリティを確保しています。 このように、IP-VPNは、低コストで柔軟性が高く、セキュリティにも配慮したネットワーク構築を実現できるため、今後も多くの企業で導入が進んでいくと考えられます。
ネットワーク

進化したインターネットの住所:IPv6とは?

私たちが普段何気なく利用しているインターネット。パソコンやスマートフォンをインターネットにつなぐためには、住所のような役割を果たすIPアドレスが必要不可欠です。しかし、現在世界中で広く使われているIPv4というアドレスの形式には、ある問題が潜んでいます。それは、インターネットに接続する機器の増加によって、IPアドレスが将来的に枯渇するかもしれないという問題です。 インターネットの普及とともに、私たちの身の回りには、スマートフォンやパソコン以外にも、インターネットに接続する機器が増えてきました。家電製品や自動車など、これまでインターネットとは無縁だったものまでがネットワークにつながる時代になりつつあります。あらゆるモノがインターネットにつながるIoT時代を迎え、今後さらに多くの機器がネットワークに接続することは避けられないでしょう。 もしも、このままIPアドレスが枯渇してしまったらどうなるのでしょうか?新しい機器をインターネットに接続することができなくなり、社会全体に大きな影響が及ぶ可能性も考えられます。この問題を解決するために、IPv6と呼ばれる、より多くのアドレスを表現できる新しいアドレス形式への移行が進められています。IPv6への移行は、インターネットの未来を左右する重要な課題と言えるでしょう。
ネットワーク

ネットワークサービスプロバイダとは?

私たちは日々、スマートフォンやパソコンを使ってインターネットに接続し、情報収集や娯楽、コミュニケーションを楽しんでいます。まるで空気や水のように、インターネットは今や無くてはならない存在となっています。では、私たちが普段何気なくインターネットに接続できるのはなぜでしょうか? その裏側で活躍しているのが、「ネットワークサービスプロバイダ」、略して「NSP」と呼ばれる事業者です。NSPは、インターネットへの接続を提供してくれる、いわばインターネットの世界への入り口となる存在です。 具体的には、NSPは私たちがインターネットに接続するために必要な回線を用意したり、接続をスムーズに行うための設備を管理・運用したりしています。また、ウイルスなどの脅威から私たちを守るためのセキュリティ対策なども担っています。 このように、NSPはインターネットを安全・快適に利用するために、重要な役割を担っています。普段何気なくインターネットにアクセスできるのは、NSPのこうした地道な努力のおかげと言えるでしょう。
ネットワーク

IPアドレスとは:インターネット上の住所

私たちが暮らす現実世界には、一つ一つの家に住所が存在し、その住所によって特定の家を区別することができます。同じように、インターネット上の世界でも、それぞれの機器を識別するために「IPアドレス」と呼ばれる番号が割り当てられています。このIPアドレスは、インターネットに接続されたコンピューターやスマートフォンなど、あらゆる機器に割り振られており、いわばインターネット上の住所と言えるでしょう。 インターネット上では、このIPアドレスを用いることで、世界中の機器が互いにデータのやり取りを行っています。例えば、ウェブサイトを閲覧する際には、私たちが使用している機器のIPアドレスと、ウェブサイトを提供するサーバーのIPアドレスとの間でデータの送受信が行われます。また、メールの送受信や、オンラインゲームなども、このIPアドレスによって成り立っているのです。 このように、IPアドレスはインターネットにおいて必要不可欠なものであり、世界中の機器が円滑に通信を行うための基盤となっています。インターネット上の住所とも呼ばれるIPアドレスは、私たちが意識することなく、その役割を果たしていると言えるでしょう。
ネットワーク

インターネットの基盤技術:IP

私たちが日々利用しているインターネットは、世界中のコンピューターが情報をやり取りする巨大なネットワークです。このネットワーク上で、異なる種類のコンピューターが問題なく情報を共有するためには、共通のルールが必要です。このルールを「プロトコル」と呼びます。インターネット上には様々なプロトコルが存在し、それぞれが役割を分担することで、円滑なデータ伝送を実現しています。 データ伝送において特に重要な役割を担うのが、「IP」というプロトコルです。IPは「Internet Protocol」の略称で、インターネットにおけるデータ伝送の基盤を築いています。インターネット上でやり取りされるデータは、全て小さなデータの塊(パケット)に分割され、宛先情報が付与されます。この宛先情報こそがIPアドレスであり、IPはこのIPアドレスを用いることで、世界中のどのコンピューターに対しても、正確にデータのパケットを届けることを可能にしています。 このように、IPはインターネットの根幹を支える重要なプロトコルであり、私たちがインターネットを利用する上で、その存在を意識することはほとんどありませんが、裏側では常に活躍し続けています。そして、IP以外にも、データの形式やエラー処理方法など、様々な役割を担うプロトコルが存在し、それらが連携することで、複雑なインターネットにおけるデータ伝送が成り立っているのです。
インフラ

IDCとは?企業のIT戦略を支える重要な役割

- インターネットデータセンター(IDC)とはインターネットデータセンター(IDC)は、企業の大切な情報システムを支える施設です。企業が所有するサーバーやネットワーク機器などを預かり、24時間365日体制で安定したインターネット接続環境を提供します。IDCは、単なるデータ保管場所やシステム運用拠点ではありません。企業にとって、ビジネスの成功に欠かせない重要な役割を担っています。-# IDCの役割* -サーバーの設置・運用- 企業は自社でサーバーを管理する代わりに、IDCにサーバーを設置し、運用を任せることができます。IDCは、サーバーの設置場所、電源、冷却システムなどを提供し、安定した稼働を保証します。* -ネットワークの提供- IDCは、高速・大容量のインターネット接続回線を備えており、企業は安定した通信環境を確保できます。また、セキュリティ対策も万全で、安心してデータ通信を行うことができます。* -データ保管- IDCは、重要なデータを安全に保管するための設備が整っています。堅牢なセキュリティシステム、耐震・防火設備を備え、災害時にもデータを守ります。* -システム運用- IDCでは、専門スタッフがサーバーやネットワークの監視、保守、障害対応などを行います。これにより、企業はシステム運用にかかる負担を軽減し、本来の業務に集中できます。このように、IDCは企業の情報システムにとって欠かせない存在となっています。特に、近年はクラウドコンピューティングの普及に伴い、IDCの重要性はますます高まっています。
インフラ

IT:現代社会の要

情報技術、すなわち「IT」は、現代社会において無くてはならないものとなっています。コンピュータやデータ通信に関わる技術全体を指し、その革新的な進歩は、私たちの生活、仕事、コミュニケーションの方法を根本的に変えました。 特に1990年代に始まったインターネットや携帯電話の普及は、IT革命とも呼ばれ、世界中の人々を繋ぎ、膨大な情報へのアクセスを可能にしました。 この革命は、単に技術的な変化に留まらず、社会構造や人々の価値観にも大きな影響を与えています。 例えば、インターネットの普及により、私たちは場所にとらわれず、世界中の情報に瞬時にアクセスできるようになりました。また、電子メールやSNSなど、新たなコミュニケーション手段の登場は、人々の関係性をより密接なものにしました。 さらに、企業活動においても、ITは不可欠な要素となっています。顧客管理、在庫管理、生産管理など、あらゆる業務においてITシステムが導入され、効率化、コスト削減を実現しています。 このように、ITは現代社会のあらゆる側面に浸透し、私たちの生活をより豊かに、便利なものへと変え続けています。そして、今後も人工知能やIoTなどの新たな技術革新が予想され、ITの進化はさらに加速していくと考えられます。
ネットワーク

インターネットの入り口、IAPとは?

- IAPとはインターネット接続サービス会社(IAP)は、私たちが日々、パソコンやスマートフォンでインターネットを利用するために欠かせない存在です。インターネットサービスプロバイダー(Internet Service Provider)の略称であるIAPは、その名の通り、インターネットに接続するための様々なサービスを提供しています。IAPの主な役割は、利用者とインターネットを繋ぐ回線を用意することです。 光回線やADSL、モバイル回線など、様々な種類の回線を提供しており、利用者は自分のニーズや環境に合わせて選ぶことができます。また、IAPによっては、回線だけでなく、インターネット接続に必要なモデムやルーターなどの機器をレンタルまたは販売している場合もあります。さらに、IAPは、インターネット接続以外にも、様々な付加サービスを提供しています。 例えば、メールアドレスの提供、ホームページの開設サポート、セキュリティ対策ソフトの提供などがあります。これらのサービスは、IAPによって内容や料金が異なるため、契約前にしっかりと確認することが大切です。インターネットは、今や私たちの生活に欠かせないものとなっています。その陰には、IAPの存在があり、彼らが提供する様々なサービスによって、私たちは快適なインターネットライフを送ることができています。
ネットワーク

企業の基盤を支えるINSネット64

- INSネット64とはINSネット64は、日本電信電話株式会社(NTT)が提供していた、ISDN回線を利用した企業向けの高速デジタル通信サービスです。1990年代後半、インターネットの普及が始まった頃にサービスが開始されました。当時の企業では、従来の電話回線を使った通信方式に比べて、より多くの情報をより速く送受信できる手段が求められていました。INSネット64は、このような時代のニーズに応える画期的なサービスとして登場し、多くの企業に導入されました。 INSネット64の最大の特徴は、ISDN回線を利用することで、音声通話とデータ通信を同時に行うことができた点にあります。従来の電話回線では、音声通話とデータ通信を同時に行うことができず、どちらか一方しか利用できませんでした。また、INSネット64は最大64kbpsの通信速度に対応しており、当時の一般的なアナログモデムと比較して約2倍の速度でデータ通信を行うことができました。そのため、大容量のファイル送信やWebサイトの閲覧なども、ストレスなく行うことができました。 INSネット64の登場により、多くの企業でインターネットの活用が本格化し、業務の効率化や情報共有の促進に大きく貢献しました。しかし、その後、より高速な通信技術が登場したこともあり、現在ではサービスは終了しています。
ネットワーク

INSネット1500とは? – ISDN時代の高速通信サービス

- INSネット1500の概要INSネット1500は、かつてNTTが提供していたISDN回線を用いた高速デジタル通信サービスです。1990年代から2000年代にかけて、主に企業において広く利用されました。 INSネット1500最大の特徴は、その名の通り最大1.5Mbpsの通信速度を実現した点にあります。これは、当時の主流であったアナログ電話回線と比較して格段に速く、大量のデータも短時間で送受信することが可能になりました。そのため、INSネット1500の登場は、日本のインターネット普及を大きく加速させる要因の一つとなりました。 また、INSネット1500は音声通話とデータ通信を同時に行えるというメリットもありました。具体的には、電話回線として音声通話をしながら、もう一方の回線でインターネットやFAXを利用することができました。これは、アナログ回線では実現できなかった画期的な機能であり、多くの企業から高い評価を受けました。 しかし、2000年代後半以降、光ファイバーによる高速インターネット回線が普及し始めると、INSネット1500はその役目を徐々に終えていきます。そして、2024年1月には、NTT東日本・西日本両社からINSネットサービスの提供終了が発表され、長きにわたる歴史に幕を閉じることになりました。
ネットワーク

INSネット: 往年の高速インターネット接続

- INSネットとはINSネットは、かつてNTTが提供していたISDN回線を利用した商用データ通信サービスです。1990年代後半から2000年代にかけて、高速なインターネット接続手段として、多くの企業や個人に利用されました。 INSネットが登場する以前、インターネットに接続するには、電話回線を利用したアナログ回線が使われていました。しかし、アナログ回線は通信速度が遅く、画像の多いウェブサイトを閲覧したり、大きなファイルをダウンロードしたりするのには時間がかかっていました。 そこで登場したのが、INSネットです。INSネットは、アナログ回線よりも高速なデータ通信が可能で、最大64kbpsの通信速度を持つ「INSネット64」と、最大1.5Mbpsの通信速度を持つ「INSネット1500」の2種類がありました。 INSネット64は、主に個人ユーザー向けに提供され、INSネット1500は、より高速な通信が必要な企業ユーザー向けに提供されました。INSネットの登場により、インターネットの普及が急速に進み、多くの企業や個人が、インターネットを利用した様々なサービスを利用できるようになりました。 しかし、その後、ADSLや光ファイバーなど、より高速で低価格なインターネット接続サービスが登場したため、INSネットは徐々にその役割を終え、2000年代後半にはサービスが終了しました。
ネットワーク

インターネットへの入り口、ISPとは?

- インターネットサービスプロバイダーとはインターネットサービスプロバイダー(ISP)とは、私たちが普段何気なく使っているインターネットへの接続を提供してくれる会社のことです。インターネットは、世界中に張り巡らされた巨大なネットワークですが、個人や企業が直接繋がることはできません。そこで、この巨大なネットワークに接続できるようにしてくれるのがISPです。ISPと契約すると、インターネットに接続するための回線を自宅や会社に引いてもらえます。この回線を通して、私たちは世界中の情報にアクセスしたり、メールを送受信したり、動画を見たりすることができるのです。 ISPは、インターネットの入り口を提供してくれる、いわばインターネットの世界への案内人と言えるでしょう。ISPには、NTTやau、ソフトバンクなど、様々な会社があります。それぞれ提供しているサービス内容や料金、速度などが異なるため、自分に合ったISPを選ぶことが大切です。最近では、光回線やADSLなど、様々な接続方式がありますが、ISPによって提供している回線も異なるため、事前に確認が必要です。インターネットを使うためには、必ずISPと契約する必要があります。 自分に合ったISPを選び、快適なインターネットライフを送りましょう。
ネットワーク

ISDN:時代を築いたデジタル通信網

- 電話網を活用したデジタル通信 「ISDN」という言葉をご存知でしょうか?これは「Integrated Services Digital Network」の略称で、従来の電話網を利用してデジタル通信を行う技術です。 従来の電話回線はアナログ信号を用いていましたが、ISDNは情報をデジタル信号に変換して送受信します。デジタル信号は、0と1の組み合わせで情報を表現するため、ノイズの影響を受けにくく、クリアな音声通話を実現できました。さらに、ISDNの登場により、音声だけでなく、ファックスやデータ通信も電話回線を通じて行えるようになりました。これは、従来は別々の回線が必要だったものが、一本の回線に統合されたことを意味し、通信の効率化に大きく貢献しました。 このように、ISDNは電話網のデジタル化を推進し、高速かつ高品質な通信を可能にした革新的な技術と言えます。
ネットワーク

WiMAXの正式名称:IEEE 802.16a

WiMAXは、高速な無線通信を実現するための規格です。 従来の無線LANと比べて、より広範囲に電波を届けることができ、家庭内だけでなく、外出先でも快適なインターネット接続を可能にします。 その速度は、従来の有線接続に匹敵するほど高速であり、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量データの送受信が必要なサービスもストレスなく利用できます。 WiMAXは、モバイル通信にも活用されています。 スマートフォンやタブレット端末にWiMAX対応の機器を挿入したり、WiMAX機能が内蔵された端末を利用することで、外出先でも高速インターネットに接続できます。 これにより、場所を問わず、いつでも快適にインターネットを楽しむことができるようになりました。 WiMAXは、高速性と利便性を兼ね備えた通信規格として、今後もますます普及していくことが期待されています。
WEBサービス

IEってなに? インターネットの主役だったあのブラウザ

- IEとは IEは「インターネットエクスプローラー」を短くした呼び方で、マイクロソフトという会社が開発した、ウェブサイトを見るためのソフトです。1995年に発売された「ウィンドウズ95」というパソコンに標準で搭載されてから、長い間、世界中で多くの人に利用されてきました。 インターネットエクスプローラーが最も普及していた頃は、90%以上の人がインターネットを見る時に使っていました。まさにインターネットと切っても切り離せない、なくてはならないものだったのです。 しかし、その後、グーグルが開発した「クローム」や、アップルが開発した「サファリ」など、より速く、より安全にインターネットを閲覧できるソフトが登場したことで、インターネットエクスプローラーを使う人は徐々に減っていきました。 そして、2022年6月、マイクロソフトは、インターネットエクスプローラーのサポートを終了しました。これは、インターネットエクスプローラーはもはや安全ではないと判断されたためです。 現在では、クロームをはじめとする、より新しいブラウザを使うことが推奨されています。