エラー

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ハードウエア

ブルースクリーンの謎を解く

電算機を使っていると、画面全体が青色になり白い文字で何やら表示されることがあります。この表示は、よく「青画面」と呼ばれ、電算機を使う人にとってあまり見たくない画面の一つです。正式には「死の青画面」と呼ばれ、英語では「ブルー スクリーン オブ デス」と表現され、略して「死の青画面」と呼ばれることもあります。「死」という言葉が使われているのは、この画面が表示された時、電算機の中枢部分である系統が深刻な不具合状態にあることを示すからです。つまり、電算機が正常に動かなくなる、例えるなら「死んだ」状態にあることを意味します。 この青画面は、電算機の心臓部ともいえる基本処理系統に重大な問題が発生した時に表示されます。基本処理系統は電算機全体の動きを制御する重要な役割を担っています。そのため、基本処理系統が停止してしまうと、電算機も正常に動かなくなってしまいます。青画面は、電算機にとって非常に深刻な事態であることを示す警告なのです。 青画面には、エラーの状況を示す情報が表示されます。専門家はこの情報を見て、不具合の原因を特定します。技術の進歩により、最近の青画面は以前のものより幾分わかりやすい表現でエラー内容を示すようになっています。しかし、多くの利用者にとって、青画面に表示される専門用語や暗号のような文字列は難解です。 青画面が表示された場合、まずは画面に表示されている情報を記録しましょう。専門家に相談する際に役立ちます。多くの場合、電算機を再起動することで復旧できますが、再起動を繰り返しても青画面が表示される場合は、基本処理系統や記憶装置、その他部品に問題がある可能性があります。このような場合は、専門家の助言や修理が必要となるでしょう。
開発

計算エラーの謎:NaNってなに?

計算機は、膨大な量の計算をあっという間にこなすことができます。まるで魔法のようです。しかし、どんなに高性能な計算機でも、絶対に処理できない計算が存在します。それはまるで、どんなに強い人でも持ち上げられない重さがあるようなものです。 例えば、ゼロで割る計算を考えてみましょう。どんな数でもゼロで割ることはできません。これは計算の根本的な規則であり、どんな計算機でも破ることはできません。もしプログラムでゼロで割る計算をさせてしまうと、計算機はエラーを返します。このエラーは、計算機が「これは計算できません」と訴えているようなものです。 また、結果が無限大になる計算も、計算機には処理できません。数字は無限に大きくなる可能性がありますが、計算機は無限の数を扱うことができません。計算機の記憶容量には限界があり、無限の数を記憶しておくことは不可能だからです。このような計算をさせようとすると、計算機はやはりエラーを返します。これも、計算機が「容量を超えてしまいます」と悲鳴を上げているようなものです。 このようなエラーを表す値の一つに「数ではない」という意味の記号があります。この記号は、計算結果が正常な数ではないことを示すものです。私たちが普段使っている計算機でも、このようなエラーに遭遇することがあります。計算機の画面に「計算できません」といった表示が出たら、それは「数ではない」という記号と同じ意味です。 これらのエラーは、プログラムの間違いや、入力された情報の不備などが原因で起こります。まるで、料理のレシピが間違っていたり、材料が足りなかったりするせいで、料理が失敗してしまうようなものです。もしプログラムでエラーが発生したら、プログラムは正しく動きません。そのため、エラーの原因を探し出して修正する必要があります。これは、料理の失敗の原因を突き止め、レシピや材料を修正する作業に似ています。
ハードウエア

ブルースクリーンの恐怖

電子計算機を使っていると、突然画面の色が青に変わり、白い文字がたくさん表示されることがあります。この現象はよく「青い画面」と呼ばれ、計算機を使う人にとって非常に怖い出来事の一つです。青い画面は、計算機の動作中に何か重大な誤りが起きたことを知らせる警告であり、多くの場合、作業中の情報がなくなったり、計算機が再び立ち上がったりします。突然の出来事で、何が起きたのか分からず、慌ててしまう人も少なくないでしょう。 青い画面が表示される理由は様々です。例えば、計算機の中の部品が壊れていたり、部品同士の繋ぎ目に問題があったりすることがあります。また、計算機を動かすための指示書である「プログラム」に誤りがあったり、同時にたくさんの作業をさせすぎたりすることも原因となります。最近では、計算機ウイルスによる攻撃が原因で青い画面が表示されるケースも増えています。 青い画面が出た場合は、まず落ち着いて、画面に表示されている誤りの番号をメモしておきましょう。この番号は、誤りの原因を特定するための手がかりとなります。次に、計算機を再起動してみましょう。多くの場合、再起動することで問題は解決します。しかし、再起動後も青い画面が繰り返し表示される場合は、専門の修理業者に相談する必要があるかもしれません。 青い画面の発生を防ぐためには、計算機を常に最新の状態に保つことが大切です。部品の制御を行う指示書や、計算機を守るための仕組みを最新のものにすることで、多くの問題を未然に防ぐことができます。また、不要なプログラムは削除し、計算機に負担をかけすぎないように注意しましょう。さらに、信頼できる対策ソフトを導入し、ウイルス対策をしっかりと行うことも重要です。
開発

コンパイルエラー:プログラムの文法ミスを見つける

- コンピルエラーとは私たちは普段、日本語や英語など、様々な言語を使って相手に意思を伝えています。しかし、コンピュータは人間の言葉をそのまま理解することはできません。コンピュータが理解できる言葉は、0と1の数字の羅列でできた「機械語」だけです。そこで、人間が書いたプログラムをコンピュータが理解できる機械語に変換する必要があります。この変換作業を「コンパイル」と呼びます。コンパイルは、専用のソフトウェア「コンパイラ」が行います。コンパイルエラーとは、このコンパイルの過程で発生するエラーのことを指します。人間が書いたプログラムの中に、文法的に間違っている箇所があると、コンパイラは正しく機械語に変換できません。その結果、エラーが発生します。例えば、日本語で「今日は晴れです。」と書く際に、「。」を付けずに「今日は晴れです」と書いてしまうと、文法的に誤りがあります。同様に、プログラミング言語にも独自の文法があり、句読点の付け忘れや、必要な単語の欠落、変数の型の不一致などがあると、コンピュータはプログラムを理解できません。コンパイルエラーを解決するには、エラーメッセージの内容をよく読み、プログラムの誤りを修正する必要があります。 コンパイラは、エラーが発生した箇所を具体的に示してくれるので、修正作業を効率的に行うことができます。
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freeze:その意味するものとは?

「フリーズ」という言葉を耳にしたことはありますか?実はこの言葉、英語の「freeze」から来ています。「freeze」は、水が氷になるように、「凍る」「固まる」という意味を持つ言葉です。 冬の寒い日に、池や湖の水面が氷で覆われる様子を想像してみてください。あの状態をまさに「freeze」と表現するのです。 しかし、「freeze」は、水だけに使う言葉ではありません。例えば、機械が動かなくなってしまった時にも「freeze」が使われます。コンピューターが突然操作を受け付けなくなってしまったり、テレビの画面が動かなくなってしまった状況を想像してみてください。このような場合、英語では「My computer froze.」「The TV screen froze.」のように表現します。つまり、機械がまるで凍りついたように動かなくなってしまった状態を「freeze」という言葉で表しているのです。 このように、「freeze」は、物事が動きを止めてしまう様子を表現する言葉として、様々な場面で使うことができる便利な言葉なのです。
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パソコン泣かせの青画面、その正体とは?

パソコンを快適に使っているときに限って、突然画面が真っ青になることがあります。青い画面には白い文字がびっしりと書かれていて、まるでパソコンからの警告メッセージのようにも見えます。この青い画面は「青画面」と一般的に呼ばれていて、正式には「ブルースクリーン」と言います。 青画面は、パソコンが動作中に何らかの重大なエラーが発生したことを示す緊急事態のサインです。まるで私たち人間が病気になった時の危険信号のように、パソコンからの悲鳴と言えます。この青画面が表示されると、パソコンは動作を停止し、再起動が必要になります。 青画面には、エラーの発生源や種類に関する情報が表示されます。これらの情報は、専門家が問題解決のための糸口を探すために役立ちます。しかし、専門的な知識がない人にとっては、暗号のようにしか見えないかもしれません。 青画面の原因はさまざまですが、主にソフトウエアやハードウエアの不具合が考えられます。例えば、互換性のないデバイスドライバをインストールしたり、パソコン内部の部品が故障したりすることで発生する可能性があります。 青画面が表示された場合は、まずは表示されているエラーメッセージをメモしておきましょう。その後、パソコンを再起動し、問題が解決するかどうかを確認します。解決しない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
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突然のフリーズ!クラッシュの原因と対策

- クラッシュとはコンピューターを使っていると、予期せぬ動作を起こし、操作を受け付けなくなってしまうことがあります。画面が急に動かなくなったり、見慣れないエラーメッセージが表れたり、あるいは青い画面に英数字がずらりと表示されることもあるでしょう。このような現象を総称して「クラッシュ」と呼びます。クラッシュは、コンピューターを構成するソフトウェアやハードウェアに何らかの問題が生じた際に発生します。例えば、プログラムに誤りがあったり、互換性のない機器を接続したり、あるいはコンピューター内部の部品が故障したりすることで、正常な動作が妨げられ、クラッシュという形となって現れます。クラッシュは、私たちがコンピューターを使う上で様々な支障をきたします。作業中のデータが失われてしまったり、最悪の場合、コンピューター自体が起動しなくなる可能性もあります。私たちにとって、クラッシュは作業の中断や貴重なデータの喪失に繋がるため、できる限り避けたいものです。
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プログラム実行時の思わぬ落とし穴、ランタイムエラーとは?

プログラムを実行したときに発生するエラーには、プログラムを作成する段階でのミスが原因で起こるものと、プログラムの実行中に予期せぬ問題が発生することによって起こるものがあります。プログラム実行中に予期せぬ問題が発生して起こるエラーは、実行時エラーと呼ばれます。 プログラムは、人間が理解しやすい言葉で書かれた指示書のようなものです。コンピューターはこの指示書をそのままでは理解できません。そこで、コンピューターが理解できる言葉に翻訳する必要があります。この翻訳作業はコンパイルと呼ばれます。実行時エラーは、コンパイルの段階では発見できないエラーです。プログラムが実際に動き始めて初めてエラーが発生します。 実行時エラーの原因は様々ですが、代表的なものとしては、プログラムが予期しない入力を受け取った場合や、必要な資源にアクセスできない場合などが挙げられます。例えば、プログラムが数値を入力として期待しているにも関わらず、利用者が文字を入力した場合などが考えられます。また、プログラムが必要とするファイルが見つからない場合や、ネットワーク接続が切断された場合なども、実行時エラーの原因となります。 実行時エラーが発生すると、プログラムは通常、エラーメッセージを表示して停止します。エラーメッセージには、エラーの原因や発生場所などの情報が含まれているため、プログラムの修正に役立ちます。
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「ハングアップ」、その意味とは?

「ハングアップ」という言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?一昔前であれば、電話を切るときに使われていた言葉という印象が強いかもしれませんね。 しかし、近年では電話だけでなく、コンピュータやシステムの動作が完全に停止してしまう状態を表す言葉としても広く使われるようになりました。 例えば、パソコンで作業をしている途中で画面が急に動かなくなってしまったり、スマートフォンでアプリを使おうとしたら何も反応しなくなったりする、そんな経験はありませんか? まるで電話が突然切れてしまったように、操作を受け付けない状態。これがまさに「ハングアップ」です。 このように、「ハングアップ」は本来の意味から派生して、ITの分野でも頻繁に用いられる言葉へと変化を遂げています。