
パソコンの動作速度を決めるものとは?
- 動作速度の鍵
パソコンの処理能力は、まるで複雑な歯車のように、様々な部品が組み合わさって決まります。中央処理装置(CPU)や記憶装置(メモリ)、その他多くの部品がそれぞれ重要な役割を担っていますが、その中でも処理速度に大きく影響するのが「外部動作周波数」です。
外部動作周波数は、パソコン内部のデータの通り道であるバスの速度を表す数値で、単位は「ヘルツ(Hz)」で表されます。この数値が大きいほど、一度に多くのデータを処理できるため、パソコン全体の処理速度が向上します。例えば、CPUが高性能でも、外部動作周波数が低ければ、データのやり取りがボトルネックとなり、本来の性能を発揮できません。
近年では、高速なデータ転送規格の登場により、外部動作周波数はますます重要になっています。処理速度の向上だけでなく、高画質動画の編集や重いゲームをスムーズに楽しむためにも、外部動作周波数は見逃せない要素と言えるでしょう。