
タブレット:進化する多機能端末
「タブレット」と聞いて、何を思い浮かべますか?頭に浮かぶのは人によって違うかもしれません。絵を描く人なら、ペンを使ってイラストを描くための板状の機器を思い浮かべるでしょう。一方、普段の生活でインターネットをよく利用する人なら、スマートフォンより画面が大きく、動画を見たり、インターネットを楽しんだりするのに便利な機器を想像するのではないでしょうか。実は、「タブレット」という言葉は、これら2つの異なる機器の両方を指す言葉として使われているのです。
絵を描くためのタブレットは、「ペンタブレット」または「液晶タブレット」などと呼ばれ、パソコンと接続して使用します。板状の入力面に専用のペンで絵や文字を描き込むと、その線がそのままパソコン画面に反映される仕組みです。一方、スマートフォンに似たタブレットは、「タブレット端末」と呼ばれることが多く、パソコンと接続せずに単独で動かすことができます。インターネットや動画視聴、電子書籍の閲覧など、様々な用途に利用されています。
このように、「タブレット」という言葉は、一見全く異なる2つの機器を指す言葉として使われています。どちらのタブレットを思い浮かべるかは人それぞれですが、言葉の持つ2つの顔を知っておくと、会話がよりスムーズに進むかもしれませんね。