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セキュリティ

ダビング10 – デジタル放送録画の新しいカタチ

かつて、テレビ番組を録画するといえば、ビデオテープを使うのが当たり前でした。お気に入りの番組を録画して、繰り返し楽しんだり、見逃した番組を後からチェックしたりすることができました。ビデオテープへの録画は、自分の好きなように録画やダビングができたため、とても便利でした。 しかし、地上デジタル放送が始まり、録画方法は大きく変わりました。デジタル化によって、より高画質・高音質な映像を楽しめるようになった一方で、違法コピーが簡単にできてしまうという問題も浮上しました。そこで、著作権を守るために導入されたのが、「ダビング10」という新しい仕組みです。 「ダビング10」は、デジタル放送番組を録画する際に、1回だけ録画したディスクから別のディスクに複製(ダビング)できるというものです。コピーは1世代限りとなり、コピーしたディスクからさらにコピーを作ることはできません。これは、違法コピーの拡散を防ぎながら、私たちがこれまで通り録画番組を楽しめるようにと配慮されたものです。 デジタル放送録画の進化は、著作権保護の重要性を改めて認識させてくれます。高画質・高音質なデジタル放送をこれからも楽しむためには、ルールを守って正しく録画することが大切です。