
コールドリブートとは? ウォームリブートとの違いやメリットを解説
- コールドリブートの概要コールドリブートとは、コンピューターの電源を完全に切ってから再び入れる、再起動の方法のことです。普段私たちが何気なく行っている、この電源を切って入れるという動作は、コンピューター内部では大きな変化をもたらします。コンピューターは、電源が入っている間、さまざまなプログラムを記憶装置であるメモリに読み込んで処理をしています。しかし、電源を完全に切ると、メモリ上に残っているデータはすべて消去されます。これは、たとえるなら、作業机の上をきれいに片付けるようなものです。コールドリブートは、コンピューターの動作が不安定になった場合に有効です。不安定な動作の原因が、メモリ上に残っている不要なデータやプログラムにある場合、コールドリブートによってそれらを消去することで、正常な状態に戻ることが期待できます。また、ソフトウェアのインストール後にも、コールドリブートが推奨されることがあります。これは、新しいソフトウェアが正しく動作するために、システム全体を再起動する必要があるためです。コールドリブートは、システム全体をリフレッシュする効果があります。しかし、電源のオンオフを頻繁に行うことは、コンピューターに負担をかける可能性もあるため、注意が必要です。