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システム運用用語解説:コールドスタートとは

- コールドスタートとは完全に停止した状態の機器やプログラムを、最初から立ち上げることを「コールドスタート」と言います。 例えば、普段使っているパソコンを思い浮かべてみてください。電源が入っていない状態から、スイッチを入れて、画面に表示が出るまでには、少し時間がかかりますよね。あの状態がまさにコールドスタートです。コールドスタートでは、機器内部の様々な部品が動き始め、プログラムを読み込んで、使える状態になるまで、多くの手順を踏みます。 パソコンで例えると、電源を入れた後、まず機器全体に電気が行き渡り、次に基本的な動作を管理するプログラムが読み込まれます。その後に、インターネットに接続したり、文字を入力したりするためのプログラムが、順番に起動していきます。このように、コールドスタートでは、様々な準備に時間がかかるため、すぐに使える状態にはなりません。この言葉は、パソコンだけでなく、スマートフォンやサーバーなど、様々な機器に当てはまります。 また、最近では、インターネット上のサービスなど、形のないものに対しても、この言葉が使われることがあります。例えば、全く新しいサービスを始めたばかりで、利用者もデータもほとんどない状態を指して、「コールドスタートの状態」と表現することがあります。