スイッチ

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職場ネットワークの要:LANスイッチ

事務所や自宅の中など、限られた範囲のネットワーク、いわゆる構内網を作る際に中心となる機器が構内網交換機です。この機器は、複数の計算機や印刷機、その他ネットワークに繋がる機器同士を繋ぎ、情報のやり取りを円滑に進める役割を担います。 構内網交換機は、情報の行き先を見て最適な経路を選び、必要な機器だけに情報が送られるように制御します。例えば、AさんがBさんに情報送る場合、構内網交換機はAさんとBさんだけが繋がる専用の道筋を作って情報を届けます。そのため、関係のない機器には情報が送られないので、ネットワーク全体の効率が良くなります。 以前は、集線機と呼ばれる機器も使われていましたが、集線機は繋がっている全ての機器に同じ情報を送ってしまいます。そのため、不要な情報が溢れ、通信速度の低下や混雑を引き起こす原因となっていました。構内網交換機を使うことで、このような問題を解決し、より速く安定した通信を実現できるようになりました。 最近では、家庭や小さな事務所では、無線構内網の親機に構内網交換機の機能が備わっている製品が増えてきています。配線の手間もなく、機器を繋ぐだけで簡単にネットワークを作ることができるので大変便利です。このように、構内網交換機は、規模の大小を問わず、様々なネットワーク環境で重要な役割を担っていると言えるでしょう。また、構内網交換機には様々な種類があり、繋げられる機器の数や通信速度、付加機能などが異なります。ネットワークの規模や用途に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
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VLAN:仮想の境界で安全なネットワークを実現

会社の事務機器をつなぐ仕組みである地域ネットワーク(LAN)を、仮想的に分割する技術があります。これを仮想LAN(VLAN)と呼びます。まるで幾つもの独立した事務機器の繋がりを、実際に配線を変更することなく作り出すことができます。この技術は、会社の情報保護の対策として広く使われています。 従来の地域ネットワークでは、全ての事務機器が同じ繋がりの中にありました。そのため、もし一台でも事務機器がコンピュータウイルスに感染すると、繋がっている機器全てにウイルスが広がる危険性がありました。例えるなら、一つの部屋に皆が集まって仕事をしていると、誰かが風邪をひくと皆に広がってしまうようなものです。 VLANを使うと、地域ネットワークを部署やグループごとに分割できます。これは、大きな部屋を小さな部屋に仕切って、それぞれの部屋で仕事をするようなものです。仮に一つのグループの事務機器がウイルスに感染しても、他のグループの事務機器への感染拡大を防ぐことができます。つまり、一つの部屋で風邪が流行っても、他の部屋には広がらないようにする効果があります。 VLANの大きな利点は、物理的な配線を変える必要がないことです。そのため、部署の変更や機器の移動があった場合でも、簡単にネットワークの構成を変更できます。これは、部屋の仕切りを簡単に移動できるようなものです。柔軟で迅速な対応が必要な現代の会社の環境において、VLANはなくてはならない技術と言えるでしょう。
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意外と知らない?リセットボタンの呼び方

- リセットボタンってどんなボタン? テレビやパソコン、スマートフォンなど、私達の身の回りにある電子機器には、必ずと言っていいほどボタンが付いていますよね。 その中でも、普段はあまり意識することなく、困った時にだけお世話になる存在、それがリセットボタンです。 リセットボタンは、電子機器が何らかの原因で正常に動作しなくなった時や、設定を初期状態に戻したい時などに押すことで、機器を強制的に再起動させ、買ったばかりの状態に戻してくれる便利なボタンです。 例えば、テレビ番組を見ていたら急に画面がフリーズして操作ができなくなってしまった時や、スマートフォンの動作が重くなってしまった時などに、リセットボタンを押せば、多くの場合、問題は解決します。 また、複雑な設定を変更してしまって元に戻せなくなった場合でも、リセットボタンを押せば、設定を最初からやり直すことができるので安心です。 このように、リセットボタンは、電子機器を快適に使い続けるために、非常に役立つ機能と言えるでしょう。
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トラブル解決の強い味方!リセットスイッチ

パソコンや携帯電話、ゲーム機など、電化製品を使っていると、ときどき画面が動かなくなったり、指示を出しても反応しなくなったりすることがありますよね。このような突然のフリーズに見舞われた時に、落ち着いて試してほしいのが「リセットスイッチ」です。 リセットスイッチは、一体どのような仕組みなのでしょうか?リセットスイッチは、機械の動きを強制的に止めて、再び起動させるためのスイッチです。まるで、動かなくなってしまった機械に「しっかりして!」と声を掛けるように、正常な状態に戻す効果があります。 フリーズは、機械の中で処理が追いつかなくなったり、誤作動が起きたりすることが原因で発生します。リセットスイッチを押すと、機械内部のメモリや処理がクリアされ、再び起動できる状態になります。 ただし、リセットスイッチはあくまで緊急手段です。安易に使いすぎると、データが失われたり、機械に負担がかかったりする可能性もあります。 日頃からこまめなデータの保存や、機械の動作が不安定だと感じたら、無理せず休ませるなど、大切に使うように心がけましょう。