スタンバイ

記事数:(7)

ハードウエア

パソコン用語解説:サスペンドとは?

皆さんは、パソコンで作業をしている途中で、ちょっと席を外したり、急な用事をしたりすることがあると思います。このような場合に便利なのが「サスペンド」という機能です。 サスペンド機能は、簡単に言うと、パソコンを一時的に休ませる機能です。パソコンを休ませている間は、作業していた内容はすべて保存され、電源を入れてすぐに元の状態に戻ることができます。 従来のデスクトップパソコンでは、席を外す際にパソコンの電源を切っていましたが、再び電源を入れると、起動に時間がかかっていました。しかし、サスペンド機能を使えば、パソコンをすぐに再開することができ、作業を中断する前と同じ状態ですぐに作業を再開できます。 また、サスペンド中はパソコンの消費電力が抑えられるため、省エネルギーにもつながります。 このように、サスペンド機能は、パソコンをより便利に、そして環境にも配慮して使うために、とても便利な機能です。
インフラ

システム運用を支える縁の下の力持ち:コールドスペア

- コールドスペアとはシステムの安定稼働を支える縁の下の力持ち、それが「コールドスペア」です。「コールドスタンバイ」とも呼ばれるこの仕組みは、普段は休ませたままの予備システムを、メインシステムに不具合が起きた時に代わりに動かすというものです。スポーツで例えるなら、日々の練習には参加せず、試合に出場する選手の代わりに備えている控え選手のような存在と言えるでしょう。メインシステムという舞台のそばで、出番が来るのをじっと待機している状態です。コールドスペアは、普段は停止しているため、電力消費や部品の消耗を抑えられるというメリットがあります。その反面、いざという時に予備システムの起動に時間がかかってしまい、復旧までに時間がかかるという側面も持ち合わせています。そのため、システムの停止が業務に大きな影響を与えるような場合には、常に稼働している予備システムと切り替える「ホットスタンバイ」といった、より迅速な復旧を可能にする方法も検討する必要があります。システムの重要性や許容できる復旧時間などを考慮し、コールドスペアとホットスタンバイを使い分けることが、システムの信頼性を高める上で重要です。
ハードウエア

レジューム機能:コンピューターの高速復帰

- レジュームとはコンピューターを長時間使用しない場合、電力の節約やバッテリーの寿命を延ばすために、動作を一時的に停止させることがあります。この状態からの復帰を-レジューム-と呼びます。 レジュームを可能にするには、いくつかの省電力機能が用いられます。 よく知られているものとして、短時間の離席に適した「スリープモード」や、より長時間の休止に適した「ハイバネーションモード」などが挙げられます。これらのモードは、いずれもコンピューターの動作を一時的に停止させて電力消費を抑えますが、復帰にかかる時間や消費電力などが異なります。レジュームは、これらの省電力状態から通常の動作状態に戻す操作を指します。 一般的には、キーボードのキーを押したり、マウスをクリックしたりすることで実行できます。 レジュームを実行すると、コンピューターは保存されていた状態から復帰し、作業を中断したところから再開できます。 これは、こまめに電源を切断することなく、快適に作業を進めるために非常に便利な機能と言えるでしょう。
ハードウエア

知っておきたい「待機状態」の基礎知識

- 「待機状態」とは「待機状態」とは、機器の電源を完全にオフにするのではなく、最低限の電力だけを供給して動作を一時的に停止させておく状態のことを指します。テレビやパソコン、ゲーム機など、私たちの身の回りにある多くの電化製品に搭載されている機能です。普段私たちがリモコンの電源ボタンを押して「電源を切った」と思っている状態は、実際には多くの場合、この「待機状態」に移行しているに過ぎません。完全に電源がオフになっている状態とは異なり、待機状態では機器内部の時計回路やメモリなどに電力が供給され続けています。この仕組みにより、再び電源を入れたい時に、すぐに起動することが可能になるのです。 例えば、テレビの場合であれば、チャンネルや音量などの設定を保持したまま、すぐに視聴を再開することができます。待機状態の最大のメリットは、利便性と省エネのバランスが取れている点です。完全に電源をオフにするよりも素早く起動できるため、使用したい時にすぐに使うことができます。一方で、電力は完全にオフにするよりも消費しますが、稼働時と比較すると微量であるため、大幅な節電効果も期待できます。このように、「待機状態」は現代の電化製品にとって非常に重要な機能と言えるでしょう。
ハードウエア

パソコンのスリープ機能:賢く使って節電!

- スリープ機能とはパソコンを使用中に、少しの間だけ作業を中断したい時がありますよね。そんな時に便利なのが「スリープ機能」です。この機能は、まるで私たちが仮眠を取るように、パソコンを一時的に休ませる機能です。スリープ機能を使うと、パソコンの動作が一時停止し、画面も暗くなります。しかし、作業中のデータはメモリーに記憶されたままです。再び作業を再開したい時は、マウスをクリックしたり、キーボードのキーを押したりするだけで、すぐに元の状態に戻れます。まるで居眠りから覚ますように、素早く作業を再開できるのが、スリープ機能の魅力です。スリープ中は、パソコンの消費電力が抑えられます。そのため、電気代の節約になるだけでなく、バッテリー駆動のパソコンであれば、バッテリーの持ち時間を延ばす効果もあります。少しの時間でもパソコンを使わない時は、こまめにスリープ機能を活用して、省エネを心がけましょう。
デバイス

パソコンの省エネ術: スタンバイモードとは?

- スタンバイモードの概要パソコンを長時間使わない時、電気を節約するために便利なのが「スタンバイモード」です。この機能を使うと、まるで眠っているかのようにパソコンの消費電力をぐっと抑えられます。そのため、「スリープモード」と呼ばれることもあります。スタンバイモード中は、画面に何も映らなくなり真っ暗になります。これは、電気を多く使うディスプレイの電源が切られているためです。また、データの保存や読み込みに使うハードディスクも回転が止まり、静かになります。このように、スタンバイモードはパソコン内部の活動を抑えることで、消費電力を最小限にするのです。電気代の節約になるだけでなく、パソコンにかかる負担を減らし、寿命を延ばす効果も期待できます。ちょっとした休憩時間や、少しの間パソコンを使わない時に、スタンバイモードを活用してみましょう。
デバイス

パソコンの休止機能:作業を中断せずに省エネ

- 休止機能とはパソコンの電源を切る方法はいくつかありますが、その中に「休止」という機能があります。この機能は、作業中のデータを一時的にハードディスクに保存し、まるで冬眠する動物のようにパソコンの活動を停止させることで、電力の消費を抑えます。パソコンを使う際に、「ちょっと席を外すけど、またすぐに戻ってくる」という状況はよくあると思います。このような場合、短い時間でもこまめに電源を落とすことが省エネに繋がるとわかっていても、再び電源を入れてから作業を再開するまでに時間がかかってしまうのは避けたいものです。そこで便利なのが「休止」機能です。休止機能を利用すれば、電源を完全に切断するため、通常の電源オフと同じように電力を節約できます。そして、再びパソコンを使う際には、保存されたデータが読み込まれるため、電源を切る前の状態に素早く戻ることができます。ただし、休止機能はデータをハードディスクに保存するため、スリープ機能と比べると、起動に多少時間がかかります。それでも、完全に電源を落とすよりも速く作業を再開できるため、省エネと利便性を両立させることができる機能と言えるでしょう。