
時代を築いた記録媒体:フロッピーディスクドライブ
- フロッピーディスクドライブとはフロッピーディスクドライブ(FDD)は、1970年代から2000年代にかけて、パソコンのデータ保存に欠かせない装置でした。まるで薄い冊子のような、フロッピーディスクと呼ばれる記録媒体に情報を記録したり、読み出したりするために使われていました。 フロッピーディスクは、カセットテープに比べて小型で扱いやすく、パソコンに直接データを読み書きできる点が画期的でした。そのため、文章作成ソフトで作った文章や、ゲームのデータなどを保存するのに広く利用されました。また、フロッピーディスクは持ち運びにも便利だったため、データの受け渡しや、ソフトウェアの配布にも活用されました。2000年代に入ると、CDやUSBメモリなど、より大容量で高速な記録媒体が登場し普及しました。それに伴い、フロッピーディスクドライブも徐々に姿を消していきました。しかし、フロッピーディスクは、パソコンの黎明期を支えた記録媒体として、現代でもその名を知られています。