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開発

プロセス:プログラムの実行単位を理解する

私たちが普段パソコンで利用するプログラムは、コンピュータ内部では小さな処理単位に分割されて実行されています。この処理単位の一つを「プロセス」と呼びます。 私たちが何気なく使っているアプリケーションソフトも、コンピュータにとっては一つのプロセスとして認識されています。例えば、文章を作成するソフトで資料を作りながら、同時にインターネットを見るソフトで情報を検索したり、メールを確認したりすることができます。このように複数のアプリケーションを同時に操作できるのは、それぞれのアプリケーションがコンピュータ内部で別々のプロセスとして実行されているためです。 プロセスは、コンピュータ上でプログラムを実行するために必要な資源(メモリ空間やファイルなど)を管理する役割も担っています。それぞれのプロセスは独立したメモリ空間を持っており、他のプロセスのメモリ空間にアクセスすることはできません。これにより、一つのプロセスが誤動作を起こした場合でも、他のプロセスに影響が及ぶのを防ぎ、コンピュータ全体の安定性を保つことができます。 このように、プロセスはコンピュータ上でプログラムを安全かつ効率的に実行するために欠かせない仕組みと言えるでしょう。
開発

コンピューターにおける「タスク」とは?

私たちが毎日使うコンピューター。画面に文字を打ち込んだり、インターネットで情報を検索したり、まるで人間のように様々な作業をこなします。では、コンピューターはどのようにして私たちの指示を理解し、処理しているのでしょうか? コンピューターが処理を行う最小単位の一つに「タスク」という考え方があります。タスクとは、コンピューターに指示する一つ一つの作業のことです。例えば、文書作成ソフトで文章を作成する場面を考えてみましょう。キーボードから文字を入力する、入力した文字を画面に表示する、文章を保存する、といった個々の動作は、それぞれがコンピューターにとっては独立したタスクとして処理されます。 コンピューターは、与えられたタスクを順番にこなしながら、複雑な処理を実現しています。私たちが意識することなく、コンピューターは裏側で膨大な数のタスクを処理しているのです。このタスクという概念を理解することで、コンピューターがどのように動作しているのか、より深く理解することができます。
開発

スレッド: 複数分野で使われる用語の意味とは?

- スレッドの基本的な意味とは? 「スレッド」は、英語の「thread」を語源とし、糸や紐を意味します。ITの分野では、複数の要素が糸のようにつながる様子を表す際に使われます。大きく分けて、インターネット上のやり取りと、コンピューター内部の処理という二つの場面で使用されます。 インターネット上では、主に掲示板やSNSといったサービスにおいて、特定の話題に関する投稿と、それに対する返信の連なりを指して「スレッド」と呼びます。最初の投稿を起点として、関連するコメントが次々と付け加えられていく様子は、まるで糸に beads(ビーズ) を通していくように見受けられます。このように、インターネット上のスレッドは、関連する情報を一か所にまとめ、議論を深めたり、情報を共有したりする上で役立ちます。 一方、コンピューター内部の処理においては、プログラムを実行する際に、処理の流れを分割し、並行して進めるための単位を「スレッド」と呼びます。一つのプログラムを複数のスレッドに分割することで、複数の処理を同時進行させることが可能となり、処理速度の向上や効率化に繋がります。 このように、「スレッド」という言葉は、ITの分野において、文脈によって異なる意味を持つため、注意が必要です。
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インターネット上の議論の場、スレとは?

「スレ」とは、「スレッド」を省略した言葉で、インターネット上で使われる俗語です。主に、電子掲示板やフォーラム、チャットなどのオンラインサービスで見かける言葉です。特定の話題に沿って、ユーザーが投稿を繋げていく様子を「スレ」と呼びます。 たとえば、掲示板を糸を織って作った布に例えてみましょう。この布に縦糸があるとします。この縦糸の一つ一つが「スレッド」を表しています。そして、ユーザーはこの縦糸に沿って、自分の意見や情報を書き込んでいきます。これが「スレ」での議論の様子です。 ユーザーが投稿を重ねることで、「スレ」はまるで生きた会話のように展開していきます。新しい情報が書き込まれたり、意見を交わし合ったりすることで、「スレ」は常に変化し続ける空間と言えるでしょう。