タッチスクリーン

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ニンテンドーDS:二つの画面で革新

平成16年(2004年)、携帯遊戯機の景色を一変させた機器が登場しました。それは、二つの画面を持つ携帯遊戯機、ニンテンドーディーエスです。当時、携帯遊戯機の代表格といえばゲームボーイアドバンスでした。しかし、ニンテンドーディーエスは、ゲームボーイアドバンスとは全く異なる新しい考え方を示し、市場に投入されました。 まず、折りたたみ式の本体は、携帯性に優れ、鞄の中に入れてもかさばりません。そして、何よりも人々の目を引いたのは、二つの液晶画面です。上の画面にゲームの主要な表示を行い、下の画面は補助的な役割を担う、あるいは全く別の情報を表示するなど、様々な使い方が考えられました。この二つの画面の組み合わせにより、従来の携帯遊戯機では不可能だった新しい遊び方が可能になったのです。例えば、下の画面に地図を表示しながら、上の画面で冒険を進めるといった具合です。 さらに、ニンテンドーディーエスはタッチペンによる操作を導入しました。画面に直接触れて操作する直感的な操作方法は、子供から大人まで、誰もが簡単にゲームを楽しむことを可能にしました。また、無線通信機能を搭載していたため、近くにいる友達と手軽に対戦や協力プレイを楽しむこともできました。 ゲームボーイアドバンスの後継機として発売されたニンテンドーディーエスは、画期的な機能と洗練された見た目で、発売と同時に爆発的な人気を獲得しました。そして、瞬く間に市場を独占し、携帯遊戯機の新時代を切り開いたのです。まさに、携帯遊戯機の革命と言える出来事でした。
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タッチパネル:指先で直感的に操作

- タッチパネルとは タッチパネルとは、指で直接画面に触れることで、コンピューターに操作を指示できる入力装置のことです。皆さんが毎日触れているであろうスマートフォンやタブレット端末の画面にも、このタッチパネルが使われています。 従来のパソコンのように、マウスやキーボードといった機器を別に用意しなくても、画面に触れるという直感的な操作が可能になったことで、タッチパネルは急速に普及しました。 このタッチパネルの仕組みは、画面上に構成されたセンサーが、指で触れた位置を検知することで成り立っています。センサーの種類は様々で、それぞれに特徴があります。例えば、静電容量方式は、指のわずかな静電気を感知する仕組みで、感度が高く反応速度も速いため、スマートフォンなどに広く採用されています。 その他にも、圧力に反応する抵抗膜方式や、赤外線や超音波を用いる方式など、様々な方式のタッチパネルが存在します。 タッチパネルの登場は、私たちの生活をより便利で快適なものに変えました。これからも、様々な機器に搭載され、さらに進化していくことでしょう。