
端末:コンピュータとの対話地点
「端末」という言葉は、私たちの身の回りで色々な意味で使われていますが、情報技術の分野では、人間と計算機システムとの橋渡しをする装置やソフトウェアのことを指します。
例えば、キーボードや画面などが一体となったデスクトップパソコンも端末の一種と言えます。しかし、端末という言葉は、もっと限定された意味で使われることもあります。それは、文字情報のみを表示する環境を提供するソフトウェアを指す場合です。このような端末は、キーボードから命令文を入力することで計算機を操作します。
このような文字情報のみを表示する端末は、一見すると古臭く感じるかもしれません。しかし、現在でもプログラム開発やシステム管理などの場面で広く使われています。なぜなら、画面表示に必要な情報量が少なく、計算機の処理速度が速いという利点があるからです。また、インターネットを介して離れた場所にある計算機に接続し、操作することもできます。
情報技術の世界では、様々な種類の端末が存在し、それぞれ異なる特徴や用途を持っています。そのため、「端末」という言葉に出会ったときは、それがどのような文脈で使われているのか、具体的にどのような装置やソフトウェアを指しているのかに注意する必要があります。