
コンピューターの基礎知識:ビットとは?
- 情報量の最小単位
今日の社会では、コンピューターが様々な情報を処理することで私たちの生活は成り立っています。写真、動画、音声など、扱う情報の種類は多岐に渡りますが、これらの膨大な情報をコンピューターが処理できるようにするために、情報を最小単位に分解する必要があります。その最小単位となるのが「ビット」です。
では、ビットとは具体的にどのようなものでしょうか?
私たちの身近なもので例えてみましょう。例えば、電灯のスイッチにはオンとオフの二つの状態しかありません。ビットはこのように、二者択一の情報を表すことができる単位です。電灯のスイッチで考えると、オンを「1」、オフを「0」と決めることで、電灯の状態を数字を使って表すことができます。この「0」と「1」の状態をそれぞれ1ビットと呼びます。
コンピューターはこのように、すべての情報を「0」と「1」の組み合わせで表現しています。膨大な量の情報を扱うコンピューターにとって、情報を最小単位であるビットに分解することは、情報を効率的に処理するために欠かせない仕組みと言えるでしょう。