データ転送

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ネットワーク

ファイル転送の基本: ULってなに?

「UL」って言葉を聞いたことがありますか?日常的にインターネットを使っている人なら、一度は目にしたり、使ったりしたことがあるかもしれません。「UL」は「アップロード」を縮めた言葉で、データを自分のパソコンやスマートフォンから、インターネット上のサーバーに送り出すことを意味します。 たとえば、あなたが撮影した写真を友達に見せたいときのことを想像してみてください。 写真をインターネット上に公開するサービスに写真を登録しますよね? この時に、あなたのパソコンやスマートフォンから、そのサービスのサーバーへ写真データを送信します。このデータ送信の動作こそが「アップロード」なのです。 普段何気なく行っている動作も、「アップロード」という言葉で説明すると、少し専門的に聞こえるかもしれません。しかし、インターネット上でのデータのやり取りは、この「アップロード」と、反対にサーバーからデータを受け取る「ダウンロード」の組み合わせで行われています。 つまり、「アップロード」はインターネットを理解する上で欠かせない重要な言葉なのです。
デバイス

あらゆる機器をつなぐUSB:その歴史と進化

- USBとはUSBは「Universal Serial Bus」の略で、パソコンと周辺機器をつなぐための規格です。今ではパソコンを使う上で欠かせないものとなり、キーボードやマウス、プリンター、スマートフォンなど、様々な機器を接続することができます。USBが登場する前は、機器ごとに異なる接続方法があり、それぞれ専用のケーブルやポートが必要でした。例えば、マウスはPS/2ポート、プリンターはパラレルポートといったように、機器を追加するたびに接続が複雑になっていました。USBは、このような状況を改善するために開発されました。 一つの規格で様々な機器を接続できるため、パソコン周りの配線がスッキリするだけでなく、機器の接続も簡単になりました。USBは、時代に合わせて新しい規格が登場しており、データ転送速度や電力供給能力が向上しています。最近では、USB Type-Cという新しいコネクタ形状が登場し、上下の区別なく接続できるようになりました。USBは、今後も進化を続け、私たちの生活をより便利なものにしていくでしょう。
ネットワーク

データを守る縁の下の力持ち: 誤り訂正符号

- デジタル社会の守護者現代社会において、デジタルデータは私たちの生活に欠かせないものとなっています。写真や動画、大切な文書、音楽など、あらゆる情報がデジタル化され、インターネットを通じて世界中を飛び交っています。このデジタル社会を支えているのが、目に見えないところで活躍する「誤り訂正符号」という技術です。デジタルデータは、転送や保管の過程で、様々な要因によって劣化してしまうことがあります。例えば、インターネット回線のノイズや、ハードディスクのわずかな傷などが、データに予期せぬエラーを引き起こす可能性があります。このようなエラーが発生すると、画像が乱れたり、ファイルが開けなくなったりと、私たちに大きな影響を与えることになります。このようなデータのエラーを未然に防ぎ、デジタル社会の安全を守る役割を担っているのが「誤り訂正符号」です。誤り訂正符号は、送信するデータに、特別な符号を付加する技術です。この符号によって、データが途中で変化した場合でも、元のデータに復元することが可能になります。誤り訂正符号は、まるでデータを守る守護者のように、私たちの知らないところで活躍しています。スマートフォンやパソコン、インターネット、DVDなど、あらゆるデジタル機器に搭載され、デジタル社会を支える重要な役割を担っているのです。
ネットワーク

アップロード:データを送信する

- データをインターネット上に送る「上げる」動作 「アップロード」とは、自分のパソコンやスマートフォンなど、手元にある機器の中にあるデータ、例えば写真や動画、文書などを、インターネット上の「サーバー」と呼ばれる場所に送信することを指します。 では、サーバーとは一体何でしょうか? インターネット上のサービスを提供するために、たくさんの情報を保管したり、処理したりする役割を担っているのがサーバーです。 イメージとしては、インターネット上に設置された巨大な保管庫のようなものです。 私たちが普段何気なく利用しているウェブサイトやオンラインサービスは、全てこのサーバー上で動いています。 例えば、ウェブサイトに表示されている写真や動画、文章などは全てサーバーに保管されており、私たちはその情報を見ているわけです。 そして、私たちが自分のパソコンやスマートフォンからアップロードを行うということは、このサーバーに対して自分のデータを提供することを意味します。 アップロードすることによって、私たちは自分のデータをサーバーに預け、ウェブサイトやオンラインサービスで利用できるようにしたり、他のユーザーと共有したりすることが可能になるのです。
ネットワーク

ネットワークの要!知っておきたい「帯域幅」

- 帯域幅とは「帯域幅」とは、インターネット回線などのネットワークを通じて、一秒間にどれだけの量のデータを送受信できるかを示す指標です。単位は「bps(ビット毎秒)」が使われます。イメージしやすいように、帯域幅はよく「道路の幅」に例えられます。広い道路ではたくさんの車が同時に通行できるのと同じように、帯域幅が広いほど、より多くのデータを一度に送受信することができます。例えば、高画質の動画視聴やオンラインゲーム、テレビ会議など、大容量のデータをやり取りする場合には、広い帯域幅が必要になります。逆に、メールの送受信やウェブサイトの閲覧など、比較的少量のデータのやり取りであれば、それほど広い帯域幅は必要ありません。帯域幅が不足すると、データの送受信に時間がかかったり、動画が途切れたり、オンラインゲームの反応が遅くなったりするなど、様々な問題が発生する可能性があります。そのため、利用するサービスやアプリケーション、利用人数などに応じて、適切な帯域幅を選ぶことが重要です。
開発

データ量の節約術: 圧縮の仕組み

- データを小さくまとめる圧縮 圧縮とは、コンピューターで使われるデータの大きさを小さくすることです。 例えば、10メガバイトの大きさの写真データがあったとします。これを圧縮すると、5メガバイトになったり、場合によっては1メガバイトよりももっと小さくなることもあります。 圧縮を行うと、データのやり取りや保存が楽になります。例えば、圧縮した写真データをメールに添付すると、送信にかかる時間が短縮できます。また、圧縮したデータを保存すると、使用できる記憶領域を節約できます。 圧縮には、「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」の二種類があります。可逆圧縮は、圧縮したデータを元に戻せる圧縮方式です。一方、非可逆圧縮は、画質や音質を少し落とすことで、サイズを大幅に小さくする圧縮方式です。 圧縮は、私たちの身の回りで広く使われています。例えば、インターネットでやり取りされるデータの多くは圧縮されていますし、スマートフォンで撮影した写真や動画も圧縮されています。 このように、圧縮は、コンピューターをより便利に、そして快適に使うために欠かせない技術なのです。
ネットワーク

メガbps:高速データ転送の鍵

私たちが日々利用するインターネットやネットワーク接続の速度は、「メガbps」という単位で表されることが多いです。この「メガbps」は、「メガビット毎秒」の略称で、一秒間にどれだけの量のデータを送受信できるのかを表す単位です。 「ビット」とは、コンピューターが情報を扱う際の最小単位のことで、0か1のどちらかの値を表現します。そして、「メガ」は100万を表す接頭辞です。つまり、「メガビット毎秒」は、一秒間に何百万ビットのデータを送受信できるのかを示していることになります。 この数値が大きければ大きいほど、より多くのデータを短い時間で送受信できることを意味します。例えば、10メガbpsと100メガbpsを比較すると、100メガbpsの方が10倍の速度でデータを送受信できるため、動画視聴やファイルダウンロードなどの際に、より快適に利用することができます。 近年では、さらに高速な「ギガbps」という単位も普及してきています。「ギガ」は10億を表す接頭辞なので、「ギガbps」は「メガbps」の1000倍の速度ということになります。このように、データ転送速度の単位を理解することで、より快適なネットワーク環境を選ぶことができます。
ネットワーク

Webページ表示を高速化するgzip圧縮とは?

- gzip圧縮とは インターネット上で情報をやり取りする際、データの送受信にかかる時間は、ウェブサイトの表示速度に大きな影響を与えます。この時間を短縮し、快適なWeb体験を提供するために用いられる技術の一つがgzip圧縮です。 gzip圧縮は、ウェブサイトのデータを小さくすることで、データの送受信にかかる時間を短縮します。gzipは、データを圧縮するための手順を定めたアルゴリズムの一つで、データの中に存在する繰り返しパターンを見つけ出し、それを効率的に表現することでファイルサイズを大幅に削減します。 例えば、ウェブサイトのデザインやレイアウトを記述するHTMLやCSS、動作を制御するJavaScriptといったファイルは、テキストデータで構成されています。これらのテキストデータには、単語や記号の繰り返しなど、gzip圧縮が得意とする冗長性が多く含まれています。gzip圧縮はこれらのファイルを圧縮することで、ウェブサイトの表示に必要なデータ量を減らし、結果として表示速度の向上に貢献します。
ハードウエア

IEEE 1394:高速データ転送を支える縁の下の力持ち

- IEEE 1394とはIEEE 1394は、映像機器やパソコン周辺機器などを繋ぐための規格です。 この規格は高速なデータ転送を特徴としており、デジタルビデオカメラや外付けハードディスクなどの機器で広く使われてきました。 一般的には「IEEE 1394」という正式名称よりも、「1394」と省略して呼ばれることが多く、耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。 この規格は、異なるメーカーの機器同士でも互換性を持たせて接続できるようにすることを目的としています。 例えば、あるメーカーのデジタルビデオカメラと、別のメーカーのパソコンを接続する場合でも、両方がIEEE 1394規格に対応していれば、問題なく接続してデータのやり取りを行うことができます。 IEEE 1394は、USBが登場する以前から普及していた高速データ転送の規格でしたが、近年ではUSBの高速化や普及に伴い、徐々にその姿を消しつつあります。しかし、現在でも一部の機器では使用されており、その役割を終えたわけではありません。