
インターネットの住所録:DNSとは?
- インターネット上の住所
インターネットに接続されている機器は、まるで住所を持つ家のようです。
それぞれの機器は、世界中で唯一無二の識別番号であるIPアドレスを持っています。このIPアドレスは、機器がインターネット上で情報をやり取りするために必要不可欠なものです。
しかし、このIPアドレスは、人間にとっては少し複雑です。なぜなら、IPアドレスは数字の羅列で表されているからです。例えば、「192.168.1.1」のようなものです。
私たち人間にとって、この数字の羅列を覚えたり、正確に読み上げたりするのは至難の業です。
そこで登場するのが、DNS(ドメインネームシステム)という仕組みです。DNSは、人間にとって分かりやすい名前(ドメイン名)を、コンピュータが理解できる数字の羅列(IPアドレス)に変換する役割を担っています。
例えば、「example.com」というドメイン名は、DNSによって「192.168.1.1」というIPアドレスに変換されます。私たち人間は、「example.com」という名前を覚えるだけで、ウェブサイトにアクセスすることができます。
このように、DNSはインターネットを支える重要な技術の一つと言えるでしょう。