ドメイン名

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インターネットの住所管理:JPRSの役割

情報をやり取りする場所として、世界中に広がる網の目のような仕組み、インターネットがあります。このインターネット上で、それぞれの機械に割り振られた固有の住所にあたるのが「識別番号」と「名前」です。識別番号は、機械が直接読み取るための数字の羅列です。一方、名前は人間が見て分かりやすい文字列で表されます。この名前を識別番号に変換する役割を担うのが「名前解決仕組み」です。この名前解決仕組みの土台を支えているのが、今回紹介する日本登録サービスです。 日本登録サービスは、略して「登録サービス」と呼ばれ、インターネット上の名前、特に国内で使われる名前(例えば、「.jp」など)の登録や管理を行う団体です。いわば、インターネットの住所録を管理しているようなものです。インターネット上で情報をやり取りするためには、それぞれの機械に固有の住所、つまり識別番号が必要です。しかし、この識別番号は数字の羅列であるため、人間が覚えるのは容易ではありません。そこで、人間が理解しやすい文字列の名前が使われます。登録サービスは、この名前と識別番号を結びつける役割を担っており、インターネットを円滑に利用するために欠かせない存在です。 登録サービスは、常に安定したインターネット環境を維持するために、技術の開発や仕組みの改善に日々取り組んでいます。また、不正なアクセスや攻撃から名前を守るための安全対策にも力を入れています。インターネットを使う人にとって、登録サービスは直接目に見えるものではありません。しかし、インターネットの安定した運用を裏側で支える重要な役割を担っているのです。登録サービスの活動が、私たちのインターネット利用を支えていると言えるでしょう。
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インターネットの住所管理:JPNICの役割

日本ネットワークインフォメーションセンター(略称ジェイピーニック)は、我が国の情報通信網が滞りなく機能するために欠かせない団体です。情報通信網上で情報が正しく行き交うためには、それぞれの計算機に固有の番号、いわば「情報通信網の住所」が必要です。この住所は「情報通信網アドレス」と呼ばれ、ジェイピーニックはこの情報通信網アドレスを国内で適切に管理し、割り当てる役割を担っています。まるで、情報通信網上の住所を管理する番地係のような存在です。 ジェイピーニックが管理しているのは情報通信網アドレスだけではありません。複数の情報通信網をまとめた集団に割り当てられる「自律システム番号」と呼ばれる番号の管理も行っています。これは、複数の情報通信網を束ねる際に必要となる番号で、情報通信網全体の構造を把握しやすくする役割があります。これらの番号資源を適切に管理することで、情報通信網が安定して運用されるよう貢献しています。 ジェイピーニックは技術面での活動以外にも、情報通信網に関する教育活動や情報提供にも力を入れています。情報通信網の仕組みや安全対策などを分かりやすく説明する資料を作成し、広く一般に公開しています。また、講習会や実習会なども開催し、技術者の育成にも取り組んでいます。これらの活動を通して、情報通信網の普及と発展に寄与しています。 加えて、ジェイピーニックは最新の情報をホームページなどで公開しています。情報通信網を取り巻く状況は常に変化しており、新しい技術や脅威も次々と現れています。ジェイピーニックはこれらの最新情報を常に発信することで、利用者が安全に情報通信網を利用できるよう支援しています。このように、ジェイピーニックは情報通信網を支える中核的な組織として、多岐にわたる活動を行っています。 つまり、ジェイピーニックは情報通信網アドレスや自律システム番号の管理、技術者育成、情報提供などを通して、日本の情報通信網の安定運用と発展に大きく貢献していると言えるでしょう。
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ドメイン名の役割:インターネット上の住所

世界中にあるたくさんの計算機が繋がってできている巨大な網の目、それがインターネットです。この網の目の中で、それぞれの計算機には固有の番号が割り振られています。この番号のことを「インターネット規約住所」と呼びます。これは、一軒一軒の家ごとに番地が割り振られているのと似ています。 このインターネット規約住所は、数字がいくつか並んだものなので、人間にとっては覚えにくく、入力し間違えやすいものです。例えば、「192.168.1.1」のような数字の羅列です。これを毎回正確に覚えるのは大変ですし、入力するのも面倒です。 そこで、人間が覚えやすく、入力しやすいように考え出されたのが、「領域名」です。これはインターネット上にある計算機に分かりやすい名前を付けたようなものです。例えば、「example.com」のようなものです。 私たちが普段ウェブサイトを見る時に、読み込み窓に「example.com」のような領域名を入力すると、対応する計算機のインターネット規約住所に自動的に変換されて接続されます。これは、宛名に人の名前を書けば、郵便局がその人の住所を探して手紙を届けてくれるような仕組みです。 つまり、領域名はインターネット上での住所のような役割を果たしていると言えます。ウェブサイトを見たい時は、この領域名を入力するだけで、目的のウェブサイトにたどり着くことができるのです。領域名のおかげで、私たちは複雑な数字を覚えることなく、簡単にインターネットを利用することができるようになっています。
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インターネット上の住所、ドメイン名とは?

皆さんが普段何気なく利用しているインターネット。世界中に広がる情報へ瞬時にアクセスできるのは、まさに魔法のようです。では、この魔法はどのように実現しているのでしょうか?その秘密の一つが、インターネット上の住所です。現実世界で手紙を送る際に住所が必要なように、インターネット上でも情報が正しく届くためには住所が必要です。これを「ドメイン名」と言います。 例えば、皆さんがウェブサイトを見たい時、画面の上にある枠に「example.com」のような文字列を入力しますよね。これがまさにドメイン名です。このドメイン名のおかげで、世界中に散らばる無数のウェブサイトの中から、目的のウェブサイトを特定できるのです。もしドメイン名という仕組みが無かったらどうなるでしょうか?ウェブサイトにたどり着くためには、複雑で長い数字の羅列を覚えなければなりません。これはとても大変ですし、間違いも多くなってしまいます。まさに、住所が番地ではなく、地図上の座標でしか表せないようなものです。とても不便ですよね。 ドメイン名は、「example」の部分と「.com」の部分に分かれています。「example」の部分は自由に設定できますが、「.com」の部分は組織の種類を表しています。「.com」は会社、「.org」は組織、「.gov」は政府機関といった具合です。このように、ドメイン名を見るだけで、そのウェブサイトがどのような団体によって運営されているのか、ある程度判断することができます。 このように、ドメイン名はインターネットを快適に利用するための重要な要素の一つです。まるで、世界中を網羅した住所録のように、ドメイン名はインターネットの世界を整理し、私たちが迷子にならないように案内してくれるのです。インターネットを使う際には、このドメイン名という仕組みに思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。
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機器を特定する名前:ホスト名

計算機を網の目のように繋ぐ世界では、数えきれないほどの機械が複雑に繋がっています。それぞれの機械を管理したり、伝えたいことを伝えたりするためには、一つ一つを区別することが必要です。そこで役立つのが「機械名」です。機械名は、網の上にある機械につけられた、人が見て分かりやすい名前のことです。 たとえば、会社の書類保管庫に「書類保管庫01」という名前をつけたり、自分の計算機に「わたしの計算機」という名前をつけたりすることで、それぞれの機械を簡単に区別できます。番号の羅列である「網の住所」よりも、機械名の方が覚えやすく、管理もしやすいので、網の管理者には欠かせない知識と言えるでしょう。 機械名のおかげで、複雑な網の中でも目的の機械にスムーズに辿り着けます。網の規模が大きくなればなるほど、機械名の重要性は増していきます。たとえば、大きな会社では、部署ごとに書類保管庫や印刷機などの機械が設置されていることが一般的です。それぞれの機械に「営業部書類保管庫」「人事部印刷機」といった機械名を付けることで、どの部署のどの機械なのかをすぐに判断できます。もし機械名がなく、網の住所だけで管理しようとすると、どの番号がどの機械に対応しているのかをいちいち確認しなければならず、非常に手間がかかります。 さらに、機械名は、網の安全性を高める上でも重要な役割を果たします。機械名と網の住所を対応させる表を作成しておくことで、正しい機械にだけ接続できるように設定できます。これにより、なりすましや不正アクセスを防ぎ、安全な通信を維持することができます。数えきれないほどの機械が接続された巨大な網でも、機械名のおかげでそれぞれの機械を適切に管理し、安定した通信を維持することができるのです。機械名は、複雑な網の世界を分かりやすく、そして安全に保つための、なくてはならないものなのです。
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FQDN: インターネット上の住所表示

世界中に張り巡らされたコンピューターのネットワーク、それがインターネットです。インターネット上では、様々な情報が世界中を飛び交っていますが、それぞれのコンピューターは情報をやり取りするために、独自の住所のようなものを持っています。この住所は数字の羅列で表され、IPアドレスと呼ばれています。しかし、私たち人間にとって、この数字の羅列は覚えにくく、扱うのが困難です。 そこで、数字の羅列であるIPアドレスを、人間にもわかりやすい文字列で表したのがドメイン名です。例えば、「example.com」といったものです。このドメイン名は、インターネット上の特定のコンピューターやサービスを指し示す役割を果たします。 さらに、このドメイン名をより厳密に表現したものがFQDN(完全修飾ドメイン名)です。FQDNは、「ホスト名.ドメイン名.」という形で表されます。ホスト名は、特定のコンピューターやサービスを指し示す名前で、ドメイン名と組み合わさることで、インターネット上で唯一無二の住所となります。このように、インターネット上の住所は、私たちが普段目にするわかりやすい文字列から、コンピューターが理解できる数字の羅列まで、様々な階層で成り立っているのです。
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インターネットの住所録:DNSとは?

- インターネット上の住所 インターネットに接続されている機器は、まるで住所を持つ家のようです。 それぞれの機器は、世界中で唯一無二の識別番号であるIPアドレスを持っています。このIPアドレスは、機器がインターネット上で情報をやり取りするために必要不可欠なものです。 しかし、このIPアドレスは、人間にとっては少し複雑です。なぜなら、IPアドレスは数字の羅列で表されているからです。例えば、「192.168.1.1」のようなものです。 私たち人間にとって、この数字の羅列を覚えたり、正確に読み上げたりするのは至難の業です。 そこで登場するのが、DNS(ドメインネームシステム)という仕組みです。DNSは、人間にとって分かりやすい名前(ドメイン名)を、コンピュータが理解できる数字の羅列(IPアドレス)に変換する役割を担っています。 例えば、「example.com」というドメイン名は、DNSによって「192.168.1.1」というIPアドレスに変換されます。私たち人間は、「example.com」という名前を覚えるだけで、ウェブサイトにアクセスすることができます。 このように、DNSはインターネットを支える重要な技術の一つと言えるでしょう。
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ウェブサイトの住所表示:完全修飾ドメイン名

インターネット上で、世界中に散らばる無数のウェブサイトの中から特定のウェブサイトを見つけるためには、住所が必要です。その住所の役割を果たすのが完全修飾ドメイン名(FQDN)です。 完全修飾ドメイン名は、「www.example.com」のように、人間にも理解しやすい文字列で表されます。この文字列は、一見単純に見えますが、実際には階層構造を持っています。 例えば、「www.example.com」の場合、「com」は最も右側に位置し、これはトップレベルドメインと呼ばれ、組織の種類を表します。その左隣の「example」はドメイン名と呼ばれ、組織名などを表します。さらに左隣の「www」はサブドメインと呼ばれ、ウェブサイト内の特定のサービスやページなどを表します。 このように、完全修飾ドメイン名は、階層構造を持つことで、ウェブサイトを特定するための正確な情報を提供します。インターネットを利用する際には、ウェブサイトの住所となる完全修飾ドメイン名を意識することで、より深くインターネットを理解することができます。