
図形描画ソフトを使いこなそう
絵を描くための道具を揃えるのは大変ですが、今や絵を描くソフトを使えば、机の上を絵の具や筆で散らかすことなく、思い描いたものを自由に表現できます。この絵を描くソフト、いわゆる描画ソフトとは、計算機を使って絵や図形を作るための便利な道具です。点や線、丸や四角といった基本的な形を組み合わせたり、自由に曲線を引いたりすることで、ロゴやイラスト、図表、設計図など、実に様々な種類の図形を作ることができます。
写真加工ソフトは写真の編集が主な目的ですが、描画ソフトはそうではありません。描画ソフトは、図形を数式で表す方法、いわゆるベクトル形式で図形を表現するのが一般的です。このおかげで、絵を大きくしたり小さくしたりしても、絵の質が落ちないという大きな利点があります。例えば、小さなロゴマークを大きく引き伸ばしてポスターに印刷しても、線がぼやけたりせず、くっきりとした状態を保つことができます。
最近では、インターネットにつながった計算機さえあれば、どこでも使える描画ソフトも増えてきました。家にいながら、あるいは外出先でも、場所を選ばずに絵を描いたり、図形を編集したりすることができるようになりました。これは、共同で作業を進める場合や、外出が多い人にとって非常に便利です。
描画ソフトには、それぞれ様々な機能や特徴があります。例えば、漫画を描くための機能が充実したソフトや、立体的な絵を描くのに特化したソフト、手軽に簡単な図形を作るためのソフトなど、多種多様なソフトが存在します。そのため、自分の目的に合ったソフトを選ぶことが大切です。どのような絵を描きたいのか、どのような機能が必要なのかをよく考えて、最適な描画ソフトを選びましょう。