パーソナルコンピュータ

記事数:(6)

ハードウエア

DOS/V機とは?その歴史と特徴

みなさんは「パソコン」を使う時、色々な種類があることに気づいているでしょうか。中でも、少し前に流行した「ドスブイ機」という言葉を聞いたことはありますか?特に、少し年上の方々には聞き覚えのある言葉かもしれません。ドスブイ機とは、日本語を表示したり入力したりできる「ドスブイ」という基本ソフトが入ったパソコンのことです。今はパソコンといえばウィンドウズが入っているのが当たり前ですが、昔はドスブイ機が日本のパソコン界隈で大人気でした。 そもそも、ドスブイ機が登場する前は、パソコンは日本語をうまく扱えませんでした。そのため、仕事や家庭でパソコンを使うには、英語の知識が必要で、とても使いにくいものでした。そんな中、日本語に対応したドスブイが登場したことで、誰でも簡単にパソコンを使えるようになりました。これが、ドスブイ機が日本で爆発的に広まった大きな理由です。 ドスブイ機の特徴は、価格が安いこと、そして色々な部品を自由に組み合わせられることでした。そのため、自分好みのパソコンを作る楽しみもありました。また、ドスブイはウィンドウズと比べて、パソコンの性能への負担が少ないため、古いパソコンでも快適に動かすことができました。 時代が進むにつれて、ウィンドウズが主流となり、今ではドスブイ機を見かけることは少なくなりました。しかし、ドスブイ機は、日本のパソコンの歴史において重要な役割を果たしました。パソコンを誰でも使えるようにした功績は大きく、今のパソコンの普及にも繋がっていると言えるでしょう。今回のお話を通して、ドスブイ機について少しでも理解を深めていただければ幸いです。
インフラ

パソコンの定番!Windowsの歴史と進化

- Windowsとは?Windowsは、マイクロソフトという会社が開発した、パソコン向けのオペレーティングシステムです。オペレーティングシステムとは、パソコンを動かすための基本となるソフトウェアのことです。 Windowsは、パソコンを使う上で欠かせない様々な機能を提供しています。例えば、ファイルやフォルダを整理したり、インターネットに接続したり、文書を作成したり、ゲームをプレイしたりなど、パソコンでできることのほとんどは、Windowsのようなオペレーティングシステムがあって初めて実現できるのです。 Windowsの大きな特徴は、視覚的にわかりやすいグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を採用している点です。GUIとは、画面上に表示されたアイコンやウィンドウなどを、マウスを使って直感的に操作できる仕組みのことです。Windowsが登場する以前は、コンピュータを操作するには専門的な知識が必要でしたが、GUIの登場によって、パソコン初心者でも比較的簡単にパソコンを扱えるようになりました。 Windowsは、世界中の多くのパソコンに搭載されており、最も普及しているオペレーティングシステムの一つです。そのため、Windowsの使い方をマスターすれば、様々な場面でパソコンを使いこなせるようになり、日々の生活や仕事に役立てることができます。
ハードウエア

PC互換機: その歴史と進化を探る

パーソナルコンピュータ(パソコン)が広く普及している影には、「PC互換機」の存在があります。PC互換機とは、一般的に「IBM PC/AT互換機」のことを指し、1981年にIBM社が発売した「IBM Personal Computer」(IBM PC)と互換性を持つパソコンのことです。 IBM PCの登場は、それまでのコンピュータ市場に革命を起こすほど画期的でした。しかし、IBM PCは、その仕様や設計が公開されていたため、多くの企業がIBM PCと互換性を持つコンピュータを製造・販売するようになりました。これが「PC互換機」の始まりです。 PC互換機は、IBM PCと全く同じように動作するため、IBM PC用のソフトウェアを使用することができました。さらに、多くの企業が参入したことで価格競争が起き、より安価に入手できるようになったことも普及を後押ししました。 その結果、PC互換機は瞬く間に世界中に広まり、現在私たちが使用しているWindowsパソコンの主流となりました。IBM PCという革新的な製品が、オープンな設計思想によってさらに進化し、今日のパソコン社会を築き上げたと言えるでしょう。
ハードウエア

PC/AT:IBM PC互換機時代の幕開け

- PC/ATとは「PC/AT」とは、「IBM Personal Computer/Advanced Technology」の省略形で、1984年にIBM社が発表したパーソナルコンピュータのことです。 前機種であるIBM PCの成功を引き継ぎ、処理速度や拡張性の向上など、様々な面で進化を遂げました。PC/ATの最大の特長は、従来のフロッピーディスクよりも大容量のハードディスクドライブを標準搭載したことでした。 これにより、より多くのデータを保存することが可能となり、ビジネス用途での利用が大きく広がりました。また、CPUにはインテル社の80286を採用し、処理速度が大幅に向上しました。さらに、拡張スロットの数も増え、様々な周辺機器を接続することができるようになりました。これらの進化により、PC/ATはIBM PCと比べて高性能なパーソナルコンピュータとなり、多くの企業や官公庁に導入されました。また、PC/ATの登場は、その後のパーソナルコンピュータの標準的な仕様を確立する上で大きな影響を与えました。例えば、現在でも広く使われている拡張スロットの規格である「ISAバス」は、PC/ATで初めて採用されたものです。PC/ATは、パーソナルコンピュータの歴史において重要な転換点となった機種の一つと言えるでしょう。
ハードウエア

現代社会になくてはならないパソコン

「パソコン」とは、「パーソナルコンピューター」を短くした言葉です。パーソナルコンピューターは、個人がそれぞれ所有し、様々な使い方ができる小さなコンピューターのことを指します。今では「コンピューター」とだけ呼ばれることも多く、私たちの暮らしの中にすっかり溶け込んでいます。 パソコンは、大きく分けて文字や数字を入力する「入力装置」、入力された情報をもとに計算や処理を行う「演算装置」、情報や処理結果を記憶する「記憶装置」、計算結果や情報を画面に表示する「出力装置」の四つの部分からできています。これらの装置が組み合わさることで、私たちはパソコンを使って様々な作業を行うことができるのです。 パソコンは、インターネットに接続することで、世界中の人とコミュニケーションを取ったり、様々な情報を手に入れたりすることができます。また、文書作成ソフトを使って文章を書いたり、表計算ソフトを使って家計簿をつけたりと、私たちの生活を便利にするための道具としても使うことができます。 このように、パソコンは私たちの生活に欠かせないものとなりつつあります。今後、パソコンはさらに進化し、私たちの生活をより豊かにしてくれることでしょう。
ハードウエア

パソコン互換機:その歴史と進化

1981年、IBM社が送り出したIBM PCは、それまでのコンピュータの常識を覆す画期的な製品でした。しかし、その先進的な技術ゆえに価格が高く、誰もが容易に手に入れられるものではありませんでした。 そんな中、登場したのが「IBM PC/AT互換機」、通称「パソコン互換機」です。これは、IBM PCの技術的な仕様を参考に、IBM社以外の企業が製造・販売したパーソナルコンピュータのことです。 最大の魅力は、IBM PCと互換性を持つソフトウェアが動作する点です。IBM PC用のソフトウェアは種類が豊富でしたが、高価なものが少なくありませんでした。しかし、パソコン互換機であれば、IBM PCと同じソフトウェアを、より安い価格で手に入れることができたのです。 さらに、パソコン互換機は価格競争によってIBM PCよりも低価格で購入できたため、爆発的に普及しました。 結果として、多くの企業がパソコン互換機の開発・販売に参入し、パーソナルコンピュータ市場は急速に成長しました。そして、パソコンは一部の技術者や愛好家だけのものではなく、誰もが手軽に使えるものとして、広く社会に浸透していくことになったのです。