ファイルフォーマット

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開発

手間いらずの圧縮ファイル!自己解凍形式

自己解凍形式とは、中身が圧縮されたファイル形式で、解凍するための専用の道具が不要な形式のことです。普段、ファイルを小さくまとめて送る際に、圧縮という処理を行います。圧縮されたファイルを開くには、通常、専用の解凍道具が必要になります。しかし、自己解凍形式の場合、ファイル自体に解凍の仕組みが組み込まれています。そのため、まるで普通の道具を使うように、ファイルをダブルクリックするだけで、自動的に解凍が始まります。 この仕組みは、まるで玉手箱を開けるような手軽さです。わざわざ解凍道具を用意する手間も、使い方に迷うこともありません。クリック一つで、圧縮された中身が自動的に取り出せるのです。この手軽さこそ、自己解凍形式の大きな利点と言えるでしょう。 特に、機械操作に不慣れな人にファイルを送る際に、この形式は大変便利です。受け取った人が解凍道具を持っているか、どのように使うかを心配する必要がありません。誰でも簡単にファイルを開けるため、相手に余計な負担をかけることもありません。また、複数のファイルをまとめて圧縮し、自己解凍形式で送ることも可能です。受け取った人は、クリック一つで全てのファイルを取り出せるので、とても便利です。 ただし、自己解凍形式は、実行形式のファイルと同様に扱われるため、セキュリティの観点から注意が必要です。信頼できない相手から送られてきた自己解凍形式のファイルは、開かない方が安全です。中身が本当に安全なものかを確認してから開くようにしましょう。また、電子郵便などで送る場合、添付ファイルとして扱われることがあり、受け取り側で受信が拒否される場合もあります。そのため、送る際には、相手に事前に連絡しておくなどの配慮が必要です。
その他

動画ファイル形式:AVI

動画を記録する方法には、色々な種類があります。その中でも、マイクロソフト社が作った動画の入れ物の一つに、音声と動画が交互に織り込まれたものがあり、AVI(オーディオビデオインターリーブ)と呼ばれています。この入れ物のおかげで、音と映像がぴったり合う動画を作ることができます。 AVIは、窓(ウィンドウズ)搭載の計算機(コンピュータ)で特別な準備をしなくても再生できるので、とても広く使われています。昔からある動画の入れ物なので、対応している機器も多いです。構造も単純なので、色々な道具(ソフトウェア)で簡単に扱うことができます。 とはいえ、古い形式であるがゆえの欠点も存在します。例えば、動画をぎゅっと小さくするやり方によっては、出来上がった動画のファイルがとても大きくなってしまうことがあります。新しい動画形式に比べると、同じ画質でもファイルサイズが大きくなってしまうこともあるのです。 しかし、AVIは色々な動画の圧縮形式に対応しているので、様々な種類の動画を再生できます。色々な動画の圧縮形式に対応しているということは、様々な画質やファイルサイズ、特徴を持った動画を再生できるということを意味します。そのため、古い形式でありながらも、現在でも広く利用されているのです。 このように、AVIは誰でも簡単に扱えるという長所と、ファイルサイズが大きくなってしまうことがあるという短所を併せ持っています。動画を保存する際には、これらの特徴を踏まえて、他の動画形式と比較しながら、最適なものを選ぶことが大切です。
開発

EXEファイル:プログラムの心臓部

- EXEファイルとはEXEファイルは、マイクロソフト社が開発したWindowsというOS上で動作するプログラムを格納したファイルです。拡張子が「.exe」となっていることが特徴で、この拡張子は「実行可能」を意味する英単語「executable」の略称です。 Windowsパソコン上で、私たちが普段何気なく行っている動作、例えばゲームを起動したり、文書を作成したり、インターネットを閲覧したりといった動作は、すべてEXEファイルに格納されたプログラムによって実現されています。 例えるなら、EXEファイルは料理のレシピ本のようなものです。レシピ本には、料理の手順や材料が事細かに記されていますが、EXEファイルも同様に、プログラムを実行するために必要な命令やデータが詳細に記述されています。 Windowsパソコンは、このEXEファイルを読み込むことで、ファイル内に記述された命令に従って様々な処理を実行します。つまり、EXEファイルはWindowsパソコンにとって無くてはならない存在と言えるでしょう。
開発

テキストファイル:コンピュータの基本

- テキストファイルとは コンピュータの世界では、様々な情報をファイルとして保存します。写真や音楽、動画など、その種類は多岐に渡りますが、その中でも「テキストファイル」は文字情報だけを扱うシンプルなファイル形式です。 私たちが普段、画面上で見ている文字はもちろんのこと、目には見えない改行やタブといった制御文字も、テキストファイルの中では全て文字コードという特別な符号に変換されて記録されています。 例えば、日々のメモを取る際に使うメモ帳アプリで作成されるファイルや、コンピュータプログラムの動作手順を記述したソースコードなどが、テキストファイルの代表的な例です。 テキストファイルは、特別なソフトウェアがなくても、どんなコンピュータ上でも開いて内容を確認できるという大きなメリットがあります。これは、文字コードさえ合っていれば、異なるOS間でも文字化けすることなく情報共有ができるということを意味します。 このように、シンプルながらも汎用性の高いテキストファイルは、コンピュータの世界において非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。