フリーウェア

記事数:(2)

インフラ

NetBSD: いろいろな機器で動くすごいOS

「はじまり」とは、何かが始まる時点、物事の起こりです。コンピュータの世界にも、様々な「はじまり」があります。プログラムが動き出す瞬間、新しい機器が初めて起動する時、そして、今回ご紹介する「NetBSD」という基本ソフト(OS)が作られた時。これらは全て、新しい何かへの第一歩です。 基本ソフト(OS)は、人間とコンピュータの間を取り持つ大切な役割を担っています。人間がコンピュータに指示を出すためには、コンピュータが理解できる言葉で伝える必要があります。しかし、コンピュータの言葉は複雑で、人間が直接理解するのは困難です。そこで、基本ソフトが間に入り、人間の言葉をコンピュータに伝え、コンピュータの反応を人間に分かりやすく伝える橋渡し役をします。 NetBSDは、カリフォルニア大学バークレー校で作られたBSDという基本ソフトを元に開発されました。BSDは、当時としては画期的な様々な技術を取り入れ、後の基本ソフト開発に大きな影響を与えました。例えば、現在広く使われているインターネットの技術の多くは、BSDで初めて実現されたものです。NetBSDもBSDの優れた部分を継承し、信頼性と柔軟性を兼ね備えた基本ソフトとして進化してきました。信頼性とは、システムが安定して動作し続ける能力のことです。柔軟性とは、様々な機器や環境に適応できる能力のことです。これらの特徴を持つNetBSDは、様々な種類のコンピュータで使われています。 NetBSDが誕生してから30年以上経った現在でも、世界中の技術者たちが開発を続けています。技術の進歩は早く、コンピュータの世界は常に変化しています。NetBSDも、時代の変化に合わせて常に進化を続け、新しい技術を取り入れながら、より良い基本ソフトを目指して開発が進められています。これは、NetBSDの「はじまり」が、今もなお続いていることを意味しています。そして、これからもNetBSDは、コンピュータ技術の発展と共に、新たな「はじまり」を刻み続けることでしょう。
その他

もっと知りたい!フリーソフトの世界

- フリーソフトとは? 「フリーソフト」とは、費用をかけずに無料で使うことのできるソフトウェアのことです。今ではパソコンを使う上で、なくてはならない存在になっています。インターネット上からダウンロードできるものが多く、気軽に試してみることができるのが魅力です。 フリーソフトと混同されがちな言葉に「シェアウェア」がありますが、こちらは無料体験期間のみ無料で利用できるソフトウェアです。体験期間が終了した後は、継続して利用する場合は料金が発生します。フリーソフトとシェアウェアの違いを理解して、適切に使い分けましょう。 フリーソフトは、文書作成、表計算、画像編集など、様々な用途に利用できます。有名なフリーソフトとしては、画像編集ソフトの「GIMP」や、ブラウザソフトの「Firefox」などがあります。これらのソフトは、有料ソフトに匹敵するほどの高機能なものが多く、コストを抑えたい個人ユーザーだけでなく、企業にも広く利用されています。 フリーソフトは無料で利用できるというメリットがある一方で、サポート体制が十分でない場合があるという点には注意が必要です。しかし、近年ではオンラインコミュニティやフォーラムなどで、ユーザー同士が情報を共有し、問題解決を図ることも多くなっています。