
ピタパ:タッチで快適、関西発のICカード
ぴたっとふれるだけで、きっぷの役割をはたし、おかいものにも使える便利なカードが、ぴたぱです。株式会社スルッとKANSAIが発行しており、関西を中心とした地域で広く使われています。電車やバスに乗る際にも、この一枚でスムーズに改札を通過できますし、お店で買い物をするときにも、現金のかわりに利用できます。
このカードには、ソニーが開発した「フェリカ」という技術が使われています。カードを機械にかざすだけで、情報を読み取ることができる仕組みです。読み取りにかかる時間が短いため、改札やレジでの待ち時間を減らすことができ、スムーズな移動や買い物を実現できます。
ぴたぱは、後払いの仕組みを採用しています。利用した金額は、月末にまとめて計算され、あらかじめ登録しておいた銀行口座から自動的に引き落とされます。そのため、使うたびにチャージする必要がなく、残高を気にする手間もありません。これは、忙しい人にとって特に便利な点と言えるでしょう。
ぴたぱという名前は、「postpay IC for “touch and pay”」を短くしたものです。「タッチするだけで支払いができる」というこのカードの大きな特徴を表しています。また、「ぴたっと」機械にふれて「ぱっと」支払いが完了する様子も、この名前に込められています。手軽で素早く使える便利なカードであることを示している名前と言えるでしょう。一枚のカードで交通機関の利用と買い物の両方ができるという利便性から、多くの人々に愛用されています。