プログラミング言語

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JavaScript:動き出すウェブページ

計算機画面に表示される情報に、動きや変化を与えるための言葉、それが「じゃばすくりぷと」です。まるで魔法のように、静止した文字や絵に命を吹き込み、見ている人を楽しませたり、使いやすくしたりすることができます。 たとえば、皆さんがよく見るホームページを思い浮かべてみてください。ボタンを押すと新しい画面が現れたり、カーソルを合わせると色が変わったり、文字が滑らかに動いたりする様子を見たことがあるでしょう。これらのほとんどは、「じゃばすくりぷと」の力によって実現されています。 以前は、ホームページといえば文字や写真が並んでいるだけの、いわば“動かない絵”のようなものでした。しかし、「じゃばすくりぷと」が登場したことで、ホームページはまるで生きているかのように変化し、より豊かな表現が可能になりました。今では、商品をホームページ上で様々な角度から見ることができたり、ゲームで遊んだり、動画を再生したりと、様々なことができますが、これも「じゃばすくりぷと」のおかげです。 「じゃばすくりぷと」は、ホームページを作る上で欠かせない技術となっています。この技術を学ぶことで、ホームページの裏側にある仕組みを理解し、自分自身で思い描いた通りの動きや表現を作ることができるようになります。ホームページを作るだけでなく、より良い使い心地を実現するための工夫もできるようになるでしょう。まるで魔法使いになったように、自分の手でホームページに命を吹き込むことができる、「じゃばすくりぷと」の世界へ飛び込んでみませんか?
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Java:世界を動かすプログラミング言語

皆様、Javaの世界へようこそ。Javaは、今の世の中では欠かせない、様々な場所で活躍する、大変便利な道具のようなものです。インターネットが広く使われるようになると共に、Javaも急速に広まりました。今では、パソコンや携帯電話はもちろん、家電製品など、実に多くの機器の中でJavaが動いています。 Javaは、まるでどんな形にも変化できる粘土のようです。どんな種類の機器にも合わせて姿を変え、様々な仕事をこなすことができます。例えば、インターネット上で情報をやり取りするための仕組みを作ったり、ゲームのプログラムを作ったり、家電製品を制御したりと、実に多様な用途で使われています。 Javaのすごいところは、一度プログラムを書けば、どんな機器でもそのまま使えるという点です。「一度書けば、どこでも動く」これがJavaの合言葉です。これは、Javaを動かすための専用の仕組みが、様々な機器に用意されているおかげです。 また、Javaはとても安全な仕組みを持っていることでも知られています。インターネット上でプログラムを動かす場合、外部からの攻撃や不正アクセスといった危険がつきものです。Javaは、こうした危険からプログラムを守るための、強固な防護壁を備えています。安心してプログラムを動かすことができるので、多くの開発者に選ばれています。 Javaは、これまで世界を大きく変えてきました。そして、これからも様々な技術革新の中心的な役割を担っていくことでしょう。これから、Javaが持つ魅力と可能性について、一緒に見ていきましょう。
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JScript:手軽な記述でウェブを彩る

手軽に使える記述言語として知られるJスクリプトは、マイクロソフト社が開発した、書き方の易しいプログラム言語です。一般的に、プログラム言語は複雑で習得に時間がかかりますが、Jスクリプトのような簡易プログラム言語は、短い記述で様々な機能を実現できるため、手軽に利用できます。 ウェブページに動きを加えたい、例えば画像を動かしたり、ボタンをクリックした時に何かが起こるようにしたりといった場合に、Jスクリプトは力を発揮します。また、利用者の操作に応じて表示内容を変化させることも可能です。例えば、入力欄に文字を入力すると、それに応じて画面の一部が更新される、といった処理を記述できます。 従来、このような動的な表現を実現するには、複雑なプログラムを作成する必要がありました。しかし、Jスクリプトを用いることで、高度な専門知識を持たなくても、比較的簡単にウェブページに動きや変化を取り入れることができます。そのため、ウェブページを魅力的に演出したいけれど、本格的なプログラミングは難しいと感じる人にとって、Jスクリプトは非常に便利な道具となります。 Jスクリプトは、ウェブページを作る上で、表現の幅を広げるための手軽な手段と言えるでしょう。複雑な設定や難しい操作を覚えることなく、動きのある、利用者にとって使いやすいウェブページを作成するのに役立ちます。
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JS入門:ウェブページを活性化

正式名称を「ジャバスクリプト」というJSは、主にウェブページに動きや変化をつけるためのプログラムを書き記すための言葉です。その働きは多岐に渡り、例えば、画面上のボタンを押した際の反応や、画像などが滑らかに動くアニメーション、画面を更新せずに情報をやり取りする通信など、様々な機能を実現することができます。 静的な情報表示しかできないHTMLだけでは、現在の多様な表現豊かなウェブ体験を提供することはできません。JSは、HTMLを動的に変化させ、利用者と情報をやり取りする双方向性のあるウェブページを作り出すために欠かせない存在となっています。 具体的には、ボタンを押すと隠れていた情報が表示されたり、入力フォームに誤りがあると警告が表示されたり、マウスの動きに合わせて画像が動いたりするなど、利用者の操作に応じてウェブページに変化を与えることができます。また、JSによって、サーバーと情報をやり取りし、最新のニュースや天気予報などを画面を更新せずに表示することも可能になります。 JSの魅力はウェブブラウザ上だけでなく、情報処理を担うサーバー側や、携帯端末向けの応用ソフト開発など、様々な場面で活用されている点です。最近では、JSを基にした様々な道具や技術が登場し、開発効率の向上に貢献しています。 JSは初心者にも比較的学びやすいプログラム言語であり、学習するための情報も豊富に存在します。加えて、その応用範囲の広さから、習得することで様々な開発に携わることが可能になります。そのため、プログラムを学ぶ最初の言語として最適と言えるでしょう。
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C++入門:進化したプログラミング言語

シー・プラスプラスは、シー言語の良い点を活かしつつ、新しい考え方を取り入れた、様々な用途に使えるプログラムを作るための言葉です。シー言語と同じように、コンピュータの動きを細かく指示できるので、無駄のない速いプログラムを作ることができます。 シー・プラスプラスは、部品を組み合わせるようにプログラムを作っていく「オブジェクト指向」という考え方を使います。この考え方のおかげで、複雑で大規模なプログラムでも、整理して分かりやすく作れるようになりました。例えば、ゲームのキャラクターを一つの部品として考えて、その動きや能力をまとめて定義することで、プログラム全体の見通しが良くなります。 シー・プラスプラスは、その使いやすさと性能の良さから、様々なところで使われています。パソコンやスマホの基本となる基本ソフト、画像処理を駆使したゲーム、家電製品などに組み込まれる制御プログラム、そして科学技術計算など、幅広い分野で活躍しています。 シー・プラスプラスは、長い歴史の中で進化を続けてきました。新しい技術や考え方が出てくると、それを取り入れてより使いやすく、より高性能になるように改良されてきました。そのため、最新の技術にも対応できる力を持っています。 初めてプログラムを学ぶ人にとっては、少し難しいと感じるかもしれません。しかし、シー・プラスプラスを学ぶことで、プログラムの作り方だけでなく、コンピュータの仕組みについても深く理解できるようになります。学ぶのは大変かもしれませんが、それだけの価値がある、強力な道具と言えるでしょう。
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C++入門:進化したプログラミング言語の世界

シー・プラス・プラスとは、シー言語を土台に、より多くの機能を追加して作られた、様々な用途に使えるプログラムの書き方です。1979年にベル研究所のビャーネ・ストロヴストルップさんによって開発が始まりました。最初は「クラス付きのシー」と呼ばれていました。シー・プラス・プラスは、部品を組み合わせるようにプログラムを作るオブジェクト指向、色々な型に対応できるジェネリックプログラミング、手順を順番に書いていく手続き型プログラミングなど、複数の書き方をサポートしています。そのため、融通が利き、かつ効率の良いプログラムを書くことが可能です。この特徴から、パソコンやスマホの基本ソフトであるオペレーティングシステム、ゲーム作り、家電製品などに組み込まれる小さなプログラム、処理速度が求められる高度なプログラムなど、様々な分野で活用されています。特に、処理速度が重視される場合や、機械に近い部分の細かい制御が必要な場合に、シー・プラス・プラスは力を発揮します。誕生から現在に至るまで、より多くの人が使いやすいように標準化されたり、新しい機能が追加されたりと、改良が続けられており、今でも進化し続けている息の長いプログラム言語です。例えば、近年では、より安全にプログラムを書くための機能や、現代のコンピュータの性能を最大限に引き出すための機能が追加されています。このように、シー・プラス・プラスは常に時代の変化に対応し、進化を続けているのです。
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マイクロソフトの開発言語:Visual Basic入門

マイクロソフト社が開発した「Visual Basic」という名の開発言語は、プログラミングを始めたばかりの人から、長年経験を積んだ人まで、幅広い層で使われている人気の高い言語です。この言語の最も際立った特徴は、目に見える操作で様々な応用を開発できるという点にあります。 例えば、ボタンや文字入力欄といった部品を画面上に自由に配置し、それらがどのように動くかを短い命令文で書き記すことで、直感的にプログラムを作ることができます。まるで絵を描くように、部品を配置して、それぞれの役割を定めていくことで、プログラムが完成します。このように、視覚的に分かりやすい操作方法のおかげで、開発にかかる時間と手間を大幅に減らすことができ、迅速な応用開発を実現できます。 また、Visual Basicは「ウィンドウズ」という環境と非常に相性が良く、ウィンドウズ上で動く応用を作るための最適な道具として広く知られています。加えて、豊富な機能を持つ部品集や便利な道具も提供されており、開発の効率をさらに高めることができます。必要な部品を組み合わせたり、便利な道具を使って作業を自動化したりすることで、よりスムーズに開発を進めることができます。 さらに、Visual Basicは「もの指向プログラミング」と呼ばれる、部品のようにプログラムを組み立てていく手法にも対応しています。この手法を使うと、一度作ったプログラムの部品を他のプログラムでも再利用できるため、開発の手間を省き、効率的に作業を進めることができます。まるで積み木のように、部品を組み合わせて、様々なプログラムを簡単に作ることができます。
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C言語:情報処理の基盤

C言語は、1972年にアメリカのAT&Tベル研究所で誕生しました。開発の目的は、当時開発中だった新しい基本ソフト、Unixを記述するためでした。 当時の計算機の世界では、プログラムを作るための言葉(プログラミング言語)は、特定の機種でしか動かないものが主流でした。つまり、ある機種向けに作ったプログラムを、別の機種で動かすには、プログラムを大きく書き直す必要があったのです。これは、プログラムを作る人にとって大きな負担であり、異なる機種の間で情報を共有することも難しくしていました。 この問題を解決するために、C言語は機種に依存しない設計という、当時としては画期的な考え方で作られました。C言語で書かれたプログラムは、特定の機種の内部構造に縛られることなく、様々な計算機で動かすことができるように設計されたのです。 C言語の登場は、基本ソフトUnixの開発を成功に導くだけでなく、ソフトウェア開発の効率を飛躍的に高めました。様々な機種で同じプログラムが動くようになったことで、プログラムの再利用が容易になり、開発にかかる時間と費用を大幅に削減することができたのです。 この革新的な特徴により、C言語は瞬く間に世界中に広まり、多くの基本ソフトや応用ソフトの開発に使われるようになりました。そして、情報技術の急速な発展を支える重要な役割を担うことになったのです。現代社会を支える多くの電子機器や情報システムの根底には、C言語の影響が脈々と受け継がれています。今でも、多くのシステムの土台としてC言語は活躍しており、その重要性は今も変わりません。
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データベース操作の要、SQL入門

情報を整理して蓄える仕組み、それがデータベースです。まるで図書館のように、様々な情報を整理された形で保管し、必要な時にすぐさま取り出せるように設計されています。データベースは、顧客情報や商品情報、販売記録など、企業活動で欠かせない様々な情報を管理するために利用されています。膨大な量の情報を効率よく管理し、必要な情報を素早く引き出すためには、データベースを適切に操作する必要があります。 そのデータベースを操作するための言葉が、SQLです。SQLは「問い合わせ言語」とも呼ばれ、データベースに対して命令を出すための専用の言葉です。このSQLを用いることで、データベースに新しい情報を追加したり、不要な情報を削除したり、既存の情報を書き換えたり、必要な情報を検索したりといった様々な操作を行うことができます。SQLは、まるでデータベースという図書館で働く司書さんのように、膨大な情報の中から必要な情報を的確に取り出すための指示を出す役割を担っています。 データベースには様々な種類があり、それぞれ得意とする分野や用途が異なります。関係データベース、非関係データベース、オブジェクト指向データベースなど、様々な種類が存在しますが、多くのデータベースシステムでSQLが共通して使われています。そのため、SQLはデータベース操作の基本となる重要な言葉と言えるでしょう。 SQLを理解し、使いこなせるようになると、データベースに蓄えられた情報を効率よく管理し、必要な情報を滞りなく引き出すことができます。近頃は、あらゆる分野で情報の活用が重要視されており、膨大なデータの中から必要な情報を抽出し、分析する能力が求められています。そのため、データベースを操作する言葉であるSQLの知識は、現代社会において非常に価値のあるものとなっています。SQLを学ぶことで、データ活用の可能性を広げ、より高度な情報処理能力を身につけることができるでしょう。
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ページ記述言語:印刷の舞台裏

私たちは日常的に、書類や写真などを印刷しています。ボタン一つで簡単に印刷ができますが、その裏側ではコンピューターとプリンターが複雑な信号のやり取りを行っています。コンピューターは画面に表示する命令をプリンターに伝えなければなりません。しかし、コンピューターとプリンターはそれぞれ異なる言葉で話しているようなものです。そこで、両者の間を取り持ち、通訳のような役割を果たすのが「ページ記述言語」です。 ページ記述言語とは、印刷する内容をどのように配置し、どのような色や形で表現するかを指示するための特別な言語です。例えば、文字の大きさや種類、線の太さ、図形の位置などを細かく指定できます。まるで画家がキャンバスに絵を描くように、ページ記述言語を用いることで、印刷物全体のレイアウトやデザインを精密に制御できるのです。 私たちが普段、文書作成ソフトなどで作成したファイルは、印刷する際にこのページ記述言語に変換されます。コンピューターはこの変換されたデータをプリンターに送信し、プリンターは受け取ったデータに基づいて印刷を行います。私たちは意識することなく、このページ記述言語のおかげで、思い通りの印刷物を得ることができているのです。 普段は意識することのない、縁の下の力持ち的な技術である「ページ記述言語」。この技術について詳しく学ぶことで、印刷の仕組みへの理解が深まり、より効果的な印刷物の作成に役立つでしょう。これから、様々な種類のページ記述言語やその特徴、仕組みなどについて、具体例を交えながら見ていきましょう。
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BASIC入門:初めてのプログラミング言語

「BASIC」とは、初心者でも気軽にプログラム作りを始められる言語です。その名前は「初心者向けの万能記号命令コード」を意味する英語「Beginner's All-purpose Symbolic Instruction Code」の略語です。1964年に、アメリカ合衆国にあるダートマス大学で生まれました。 当時の計算機は、専門家しか扱えない複雑な機械でした。しかし、BASICの登場によって、より多くの人が計算機に触れる機会が得られるようになりました。BASICは、分かりやすい文法と、利用者と計算機がやり取りしながら操作できる対話型の仕組みにより、プログラム作りの基本を学ぶのに最適な言語として人気を集めました。 多くの学校で採用され、計算機教育の広まりに大きく貢献しました。例えば、かつては家庭用ゲーム機やパソコンでBASICが使えるものが多く、遊びの中で自然とプログラムに触れることができました。画面に絵を描いたり、音を出したり、簡単なゲームを作ったりと、BASICを使って様々なことができました。 BASICは、プログラムを1行ずつ入力して、すぐに実行結果を確認できるという特徴も持っています。そのため、プログラムの間違いを見つけやすく、修正もしやすいという利点がありました。これは、特にプログラム作りを始めたばかりの人にとって、大きな助けとなりました。初めてプログラムに触れる人にとって、BASICはとても使いやすい言語と言えるでしょう。 現在では、より高性能で複雑なプログラムを作るための様々な言語が登場していますが、BASICはプログラム作りの基本を学ぶための入門言語として、今でもその価値を失っていません。BASICを学ぶことで、プログラム作りの楽しさを体験し、論理的な思考力を養うことができるでしょう。
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プログラミング言語:コンピュータとの対話手段

私たちが普段使っている言葉は自然言語と呼ばれ、長い歴史の中で複雑な文法や表現方法を育んできました。一方で、コンピュータは人間のように複雑な言語を理解することができません。そこで、コンピュータに指示を与えるために、明確なルールに基づいた人工的な言語であるプログラミング言語が開発されました。 プログラミング言語は、人間が意図した処理をコンピュータに正確に伝えるための共通語のような役割を担っています。人間が日本語や英語で考えを伝えるように、プログラミング言語を用いることで、コンピュータに特定の動作や計算といった処理を実行するように指示を与えることができます。 プログラミング言語によって書かれた一連の指示は、プログラムと呼ばれます。プログラムは、コンピュータに対する指示書とも言えるでしょう。この指示書に従って、コンピュータは指示された処理を忠実に実行していきます。そして、このプログラムを作成するための道具として、プログラミング言語は活用されています。
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データベース操作の共通語:SQL入門

現代社会において、情報は企業にとって欠かせない資産となっています。顧客情報や売上データ、商品在庫など、日々生まれる膨大な情報を適切に管理することが、企業の成長には必要不可欠です。このような膨大な情報を効率的に管理するために開発されたのが、データベースです。データベースは、様々な情報を整理して格納し、必要な時に必要な情報だけを瞬時に取り出すことを可能にします。 では、データベースで情報を管理する際に、どのように指示を出せば良いのでしょうか?そのために用いられるのがSQLです。SQLは、データベースを操作するための共通言語と言えるでしょう。データベースに対して、データの検索や追加、更新、削除といった様々な命令を、SQLを用いることで指示することができます。SQLを学ぶことで、データベースに蓄積された情報を自在に操り、必要な情報を必要な時に取り出すことができるようになります。 データベースとSQLは、現代の情報社会において必要不可欠な技術です。これらの技術を深く理解し、使いこなせるようになることで、膨大な情報の中から価値を生み出し、ビジネスの成功に大きく貢献することができます。
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VBとは? 初心者にもわかりやすく解説

- VBの意味VBは「Visual Basic」を短くしたものです。マイクロソフト社が作ったプログラミング言語で、特にプログラミングを始めたばかりの人にも比較的分かりやすいのが特徴です。Visual Basicが他のプログラミング言語と違う点は、視覚的な開発環境を持っていることです。 つまり、プログラムを作る際に、画面上に表示される部品をマウスで動かして配置していくことで、簡単にプログラムを作ることができます。例えば、ボタンやテキストボックス、リストボックスといった部品を画面上に自由に配置し、それらの部品がクリックされたり、値が変更されたりしたときにどのような動作をするかを、プログラムとして記述していきます。このように、Visual Basicは視覚的に分かりやすくプログラミングできるため、初心者でも比較的簡単にアプリケーションを作ることができます。しかし、近年では、より高機能で複雑なアプリケーションを開発するために、他のプログラミング言語が使われることが多くなっています。
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コンパイラ言語:仕組みと特徴

- コンピュータプログラムを動かす仕組み 私たちが普段使っているコンピュータは、実は人間が使う言葉や記号をそのまま理解することはできません。コンピュータが理解できるのは、機械語と呼ばれる0と1の組み合わせで表現された命令文だけなのです。 そこで、人間が理解しやすい言葉でプログラムを作成し、それをコンピュータが理解できる機械語に変換する必要が出てきます。この変換作業を担うのが、コンパイラというソフトウェアです。 - コンパイラ言語の特徴 コンパイラ言語とは、プログラムを実行する前に、ソースコードと呼ばれるプログラムの設計図全体を、コンパイラを使って一度に機械語に変換する言語のことです。この変換作業により、実行可能なオブジェクトコードと呼ばれるファイルが生成されます。 コンパイラ言語で作成されたプログラムは、実行前に機械語に変換されるため、一般的に実行速度が速いという特徴があります。また、コンパイラによってプログラムの誤りを事前に発見できるため、プログラムの信頼性が高いという利点もあります。 代表的なコンパイラ言語には、C言語やJava、C++などがあります。これらの言語は、大規模なシステム開発や、処理速度が求められるゲーム開発など、幅広い分野で利用されています。
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COBOL: ビジネス界の古豪プログラミング言語

- COBOLの起源1959年、事務処理を効率化する画期的なプログラミング言語、COBOLが誕生しました。 当時のコンピューターは非常に高価で、扱えるのは専門家のみという状況でした。 そこで、事務処理の現場でも使えるように、英語に近い分かりやすい文法で設計されたのがCOBOLです。それまでのプログラミング言語は、コンピューターの専門家以外には理解が難しいものでした。しかし、COBOLは事務処理の担当者でも理解しやすいように、英語の文語に近い記述でプログラムを組めるように設計されました。例えば、「MOVE A TO B」という命令は、「AをBに移動する」という意味であり、英語の文章のように読むことができます。この分かりやすさのおかげで、COBOLは事務処理の現場で広く普及しました。給与計算、在庫管理、会計処理など、様々な業務システムがCOBOLで開発され、企業の業務効率化に大きく貢献しました。COBOLは、コンピューターを専門家だけのものから、より多くの人が使えるようにした先駆的なプログラミング言語と言えるでしょう。
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高水準言語:人間にとって理解しやすいプログラミング言語

- 高水準言語とは コンピュータは、電流のオンとオフで表現される0と1の数字しか理解できません。しかし、私たち人間が普段使う言葉とは全く異なるため、コンピュータと直接やり取りをするのはとても難しいことです。そこで登場するのが「高水準言語」と呼ばれるプログラミング言語です。 高水準言語は、私たち人間が理解しやすい英語に近い単語や記号を使ってプログラムを記述できるように設計されています。例えば、「画面に文字を表示する」という処理をしたい場合、コンピュータに直接指示を出すには複雑な数字の羅列が必要になりますが、高水準言語では「print」といった簡単な命令で済んでしまいます。 このように、高水準言語を使うことで、まるでコンピュータに指示を出すかのように、自然な表現でプログラムを作成することができます。そのため、プログラミングの効率が大幅に向上し、より多くの人が手軽にプログラムを組めるようになるのです。 高水準言語には、広く普及しているものから特定の用途に特化したものまで、様々な種類が存在します。それぞれの言語によって得意な分野や特徴が異なるため、目的に合わせて適切な言語を選ぶことが重要です。
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高級言語: コンピュータと人間をつなぐ架け橋

- 高級言語とは コンピュータは、電流のオンとオフで表現される0と1の数字しか理解できません。しかし、私たち人間が普段使っている言葉とは全く異なるため、コンピュータに指示を出すためには、0と1の数字を組み合わせた複雑なプログラムを記述する必要がありました。 この問題を解決するために生まれたのが、「高級言語」と呼ばれるプログラミング言語です。高級言語は、私たち人間が普段使っている言葉に近づけて設計されており、英語に近い単語や記号を使ってプログラムを書くことができます。 例えば、「もし~ならば」といった条件分岐や、「~を繰り返す」といった繰り返し処理を、直感的に理解しやすい形で表現することができます。これらの機能のおかげで、プログラミングの難しさが大幅に軽減され、専門知識がない人でも比較的簡単にコンピュータに指示を出せるようになりました。 高級言語の登場により、プログラミングは限られた一部の人たちだけのものではなくなり、多くの人にとって身近なものになりました。そして、その結果として、インターネットやスマートフォンなど、現代社会に欠かせない様々な技術革新が生まれてきたのです。
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FORTRAN:科学技術計算の立て役者

- 初期の高級言語1956年、IBM社にて画期的なプログラミング言語が誕生しました。それが「FORTRAN」です。その名の由来は「Formula Translation(数式翻訳)」にあり、当時としては非常に画期的なものでした。コンピュータ黎明期において、機械への指示は「機械語」と呼ばれる複雑な記号の羅列によって行われていました。これは人間にとって理解が難しく、プログラム作成の大きな障壁となっていました。FORTRANの登場はこの状況を一変させます。FORTRANは、人間にとって比較的理解しやすい数式に近い形でプログラムを記述できる「高級言語」と呼ばれる言語の先駆けとなりました。これにより、従来よりもはるかに効率的にプログラムを作成することが可能となり、科学技術計算の分野を中心に広く普及しました。FORTRANの登場は、その後のプログラミング言語の発展に大きく貢献しました。人間にとってより分かりやすく、使いやすい言語の開発が促進され、コンピュータの利用範囲は飛躍的に拡大していくことになります。
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低水準言語:コンピュータに近い言葉

- 低水準言語とは 低水準言語は、コンピュータの心臓部であるハードウェアに寄り添うように動作するプログラミング言語です。 「低級言語」と呼ばれることもありますが、これは決して能力が低いという意味ではありません。イメージとしては、コンピュータと人間をつなぐ翻訳者の中で、機械語というコンピュータの言葉に非常に近い言葉を使う翻訳者と言えるでしょう。 高水準言語が、人間にとって理解しやすいように抽象化された表現を使うのに対し、低水準言語は、コンピュータの内部構造を反映した、より直接的な表現を使います。そのため、習得は容易ではありませんが、その分コンピュータの性能を最大限に引き出すことが可能になります。 低水準言語を使う最大のメリットは、コンピュータの資源を細やかに制御できる点です。メモリの使い方や処理の順番などを細かく指定することで、プログラムの処理速度を向上させたり、メモリ使用量を削減したりすることができます。 一方で、低水準言語は、ハードウェアに関する深い知識が必要となるため、初心者にはハードルが高いと言えます。また、プログラムを作成する際にも、詳細な記述が必要となるため、開発効率が低くなる傾向があります。 このように、低水準言語は、コンピュータの仕組みを深く理解し、より直接的に制御したい場合に非常に強力なツールとなります。しかし、その分、習得には effort が求められます。そのため、低水準言語を学ぶ際は、目的やレベルに合っているかを慎重に見極める必要があります。
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コンピュータの言葉:低級言語とは?

- 低級言語とはコンピュータの世界では、人間が普段使う言葉に近い形でプログラムを記述できる「高級言語」と、コンピュータ内部の仕組みに近い形で記述する「低級言語」の二つに大きく分けられます。 低級言語は、コンピュータの心臓部であるハードウェアを直接制御することに特化した言語です。そのため、コンピュータの性能を最大限に引き出し、高速な処理を実現できるという利点があります。処理速度が求められるシステムや、限られたコンピュータ資源を効率的に活用したい場合に、低級言語は力を発揮します。 しかし、低級言語はコンピュータの構造に精通している必要があり、習得が容易ではありません。また、プログラムの記述は複雑になりがちで、開発に時間がかかるという側面もあります。そのため、近年では、開発効率の高さやコードの分かりやすさから、人間にとって理解しやすい高級言語が主流となっています。 低級言語は、主にハードウェアに近い部分の制御や、処理速度が求められる場面で使われます。一方で、アプリ開発など、より人間に近い部分の開発には、高級言語が適しています。それぞれの言語の特徴を理解し、開発の目的に合った言語を選択することが重要です。
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手軽さと柔軟性を備えたインタープリター言語の世界

私たちが普段、目にしているプログラムは、人間が理解しやすいように設計された特別な言葉で書かれています。しかし、コンピューターはこの言葉を直接理解することはできません。コンピューターがプログラムを実行するためには、人間が書いたプログラムをコンピューターが理解できる言葉に翻訳する必要があります。この翻訳を担うのが、コンパイラとインタープリタと呼ばれるプログラムです。 コンパイラは、プログラム全体を一度に翻訳し、コンピューターが直接実行できる形式のファイルを作成します。このファイルは、まるで翻訳書のようなもので、いつでもコンピューターがすぐに理解し、実行することができます。一方、インタープリタは、プログラムを一行ずつ翻訳しながら、それを逐次実行していきます。これは、同時通訳者が逐次翻訳しながら話を進める様子に似ています。 このように、プログラムの実行方法には、コンパイラによる方法とインタープリタによる方法の二つがあります。そして、プログラムを記述するために用いられるプログラミング言語は、どちらの方法で実行されるかによって、コンパイラ言語、インタープリタ言語と分類されます。それぞれの方法には、メリットとデメリットがあり、プログラムの用途や開発規模によって使い分けられます。
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PL/I:汎用プログラミング言語の功績と変遷

- PL/Iとは1960年代、コンピュータの世界では用途に合わせて異なるプログラミング言語を使い分けるのが主流でした。例えば、科学技術計算にはFORTRAN、事務処理計算にはCOBOLといった具合です。しかし、複数の言語を使い分けることは、プログラマーの負担を増やし、開発効率を低下させる要因にもなっていました。そこでIBM社は、FORTRANとCOBOLの利点を統合し、両方の用途を1つの言語でカバーできる、より汎用性の高いプログラミング言語の開発に乗り出しました。こうして誕生したのがPL/Iです。「Programming Language One」、つまり「唯一のプログラミング言語」を目指して設計されたPL/Iは、当時としては画期的な存在でした。PL/Iは、FORTRANの持つ科学技術計算の処理能力と、COBOLの持つ事務処理計算の柔軟性を兼ね備えていました。さらに、当時としては先進的な機能を多く取り入れており、多くのプログラマーから期待を集めました。しかし、複雑な仕様や当時のコンピュータの性能不足などが原因で、PL/Iは広く普及するには至りませんでした。それでも、PL/Iは後のプログラミング言語に大きな影響を与え、その設計思想は現代のプログラミング言語にも受け継がれています。
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プログラミング言語の礎、B言語

- B言語とはB言語は、今から約50年前にアメリカのAT&Tベル研究所で作られた、コンピューターを動かすための指示を書くための言葉です。現在、世界中で広く使われているC言語の元となった言語として知られており、その後のコンピューターの世界に大きな影響を与えました。B言語が作られた当時、コンピューターはまだ大きく高価なもので、限られた人しか使うことができませんでした。プログラムを作るにも、コンピューターの複雑な仕組みを理解している必要があり、とても難しい作業でした。そんな中、B言語は、人間にも理解しやすいような書き方ができるように工夫され、コンピューターの内部構造を意識せずにプログラムを書くことができるようになりました。これは、当時のプログラマーにとって画期的な出来事でした。B言語は、特に「システムプログラミング」と呼ばれる、コンピューターの基本的な動作を制御するプログラムを作るのに適していました。実際に、B言語は、当時開発されていた画期的なオペレーティングシステムであるUNIXの開発にも使われました。B言語は、その後に登場するC言語に比べて処理速度や機能の面では劣っていましたが、コンピューターのプログラムをより分かりやすく、書きやすくしたという点で、その功績は非常に大きく、今日の情報化社会の礎を築いた言語の一つと言えるでしょう。