
コンピュータの要!外部バスを解説
コンピュータは、様々な部品が組み合わさって動作する精密機械です。これらの部品が連携して動作するために、データのやり取りは欠かせません。そのデータのやり取りをスムーズに行うための重要な経路となるのが、「バス」と呼ばれるものです。
バスは、電気信号が流れる配線のようなものと考えることができます。データはこの配線を通り、それぞれの部品へと届けられます。いわば、コンピュータ内部における「道路」のような役割を果たしていると言えるでしょう。
コンピュータ内部には、用途に応じて様々な種類のバスが存在します。例えば、CPUとメモリ間での高速なデータのやり取りには「メモリバス」が、周辺機器とのデータのやり取りには「I/Oバス」が用いられます。
さらに、バスは大きく「内部バス」と「外部バス」の二つに分類することができます。内部バスは、CPUやメモリなど、コンピュータ内部の主要な部品同士を接続するために用いられます。一方、外部バスは、プリンターやスキャナーといった外部機器とコンピュータを接続するために用いられます。
このように、バスはコンピュータ内部において、データの通り道として非常に重要な役割を担っています。バスの性能が、コンピュータ全体の処理速度に影響を与えることもあるため、コンピュータの性能を評価する上で、バスの性能は重要な要素の一つとなっています。