
伸張ソフトと解凍ソフト:同じようで同じ
みなさんは、資料をまとめたり、受け渡しをしたりする際に、複数のファイルを一つにまとめて小さくする作業をすることがよくあると思います。これを「圧縮」と言い、圧縮されたファイルは、保管場所を取らない、送受信が速くなるなどの利点があります。この圧縮されたファイルを使うには、圧縮された状態から元の状態に戻す必要があります。これを「伸張」または「解凍」と言い、この作業を行うための道具が「伸張ソフト」や「解凍ソフト」です。二つの言葉は、ほとんど同じ意味で使われており、どちらも圧縮されたファイルの中身を取り出すための道具です。
圧縮ファイルには様々な種類があります。よく使われるものとしては、「ジップ」形式や「エルゼットセブンセブン」形式などがあります。これらの形式は、それぞれ圧縮の方法や特徴が異なっており、対応している伸張ソフトも異なります。例えば、ある伸張ソフトはジップ形式に対応していても、エルゼットセブンセブン形式に対応していない場合もあります。そのため、扱う圧縮ファイルの種類に応じて適切な伸張ソフトを選ぶ必要があります。
伸張ソフトの使い方ですが、基本的にはどれも同じです。まず、伸張したい圧縮ファイルを選びます。そして、伸張ソフト上でそのファイルを開くか、ファイルを伸張ソフトの画面にドラッグアンドドロップします。すると、圧縮されていたファイルが元の状態に戻り、指定した場所に保存されます。最近では、多くの伸張ソフトが、圧縮ファイルの中身を事前に確認する機能や、パスワードで保護された圧縮ファイルを解凍する機能なども備えています。
伸張ソフトは、無料のものから有料のものまで様々な種類があります。無料のものでも基本的な機能は十分に備わっていますが、有料のものはより多くの機能が搭載されていたり、対応している圧縮ファイルの種類が多かったりします。自分の使い方に合わせて、適切な伸張ソフトを選びましょう。圧縮と伸張は、日々の作業を効率化するための大切な技術です。適切な伸張ソフトを使って、快適な作業環境を作りましょう。