
RDB:関係性の網が織りなすデータの世界
- データベースの基礎知識RDBとは
「RDB」は「リレーショナルデータベース」を短くした言葉で、情報を整理して保管しておくデータベースシステムの一つです。
RDBの特徴は、データを表の形で管理することです。この表は「テーブル」と呼ばれ、普段私たちが目にする表と同様に、行と列から成り立っています。
行には、一つ一つのデータが記録されます。例えば、顧客一人ひとりの情報や、商品一つひとりの情報が、それぞれ一行ずつ記録されていきます。
列は、データの種類を定義します。顧客テーブルであれば、「顧客ID」「氏名」「住所」「電話番号」といった具合に、顧客に関する情報が列として定義されます。
RDBでは、複数のテーブルを連携させることで、より複雑な情報を管理できます。例えば、「顧客テーブル」と「注文テーブル」を連携させるとします。顧客テーブルには顧客一人ひとりの情報が、注文テーブルにはそれぞれの注文情報が記録されます。
それぞれのテーブルには「顧客ID」という共通の情報が記録されており、この「顧客ID」を鍵として、二つのテーブルは繋がります。このようにテーブル同士が連携することで、「どの顧客が、いつ、どの商品を注文したのか」といった複合的な情報を、効率よく管理、検索することが可能になります。