レガシーデバイス

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PS/2ポート:昔ながらの接続口

昔のパソコンには、キーボードやマウスをつなぐ特別な差し込み口がありました。それがピーエスツーポートです。この差し込み口は、1987年にアイビーエムという会社が作った「ピーエスツー」というパソコンで初めて使われました。今ではあまり見かけませんが、ピーエスツーポートは丸い形で、中に小さな穴が6つ並んでいます。キーボードとマウスを間違えないように、色は紫色と緑色で分けられています。紫色はキーボード、緑色はマウスです。 パソコンの技術はどんどん進歩し、今ではユーエスビーという差し込み口が主流になっています。ユーエスビーは様々な機器を接続できる便利な差し込み口で、ピーエスツーポートに比べると多くの利点があります。例えば、パソコンの電源が入っていても機器を抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。しかし、ピーエスツーポートにも安定した通信を維持できるという良さがあります。いったん接続すれば、通信が途切れる心配が少ないのです。また、ユーエスビーよりも電気をあまり使わないという特徴もあります。 そのため、ピーエスツーポートは今でも一部の会社のパソコンや工場で使われる機械などで使われています。特に、安定した動作が求められる場面では、ピーエスツーポートの信頼性が評価されているのです。新しい技術が登場しても、それぞれの良さがあるため、ピーエスツーポートのように古い技術も特定の分野では生き続けていることがあります。
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懐かしい?FDドライブとその終焉

- FDドライブとは?FDドライブとは、1990年代のパソコンで広く使われていた、フロッピーディスクを読み書きするための装置です。フロッピーディスクは、薄い円盤状の磁気ディスクを、四角いプラスチックケースに入れた記録媒体です。FDドライブは、このフロッピーディスクに記録されたデータを読み込んだり、逆にデータを書き込んだりすることができました。フロッピーディスクは、当時のパソコンにおいて、データ保存やソフトウェアのインストールに欠かせないものでした。ファイルのやり取りをする際にも、フロッピーディスクが使われていました。USBメモリやクラウドストレージが普及していない時代には、フロッピーディスクは手軽に持ち運べる記録媒体として重宝されていました。FDドライブは、パソコン本体に内蔵されている場合と、外付けで接続する場合がありました。デスクトップパソコンでは、本体前面にFDドライブが搭載されていることが一般的でしたが、ノートパソコンなどでは、外付けのFDドライブを接続して使用することもありました。現在では、フロッピーディスクやFDドライブは、ほとんど使われなくなりました。より大容量で高速な記録媒体が登場したためです。しかし、1990年代のパソコン文化を語る上で、FDドライブは欠かせない存在と言えるでしょう。
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フロッピーディスクドライブ:過去の記録媒体

フロッピーディスクドライブとは、薄い円盤状のフロッピーディスクにデータの読み書きを行うための装置です。フロッピーディスクは、その柔軟性から、そう呼ばれていました。 フロッピーディスクドライブは、1980年代から1990年代にかけて、パソコンに広く搭載され、データの保存やソフトウェアのインストールに欠かせないものでした。 フロッピーディスクドライブには、パソコンに内蔵されているものと、外部接続するものがありました。内蔵型のドライブは、パソコン本体にあらかじめ組み込まれているものでしたが、外部接続型のドライブは、ケーブルを使ってパソコンに接続する必要がありました。 フロッピーディスクは、コンパクトで持ち運びが容易だったため、データの受け渡しにもよく利用されていました。しかし、フロッピーディスクは、容量が小さく、衝撃に弱いという欠点もありました。 2000年代に入ると、CD-RやUSBメモリなど、より大容量で扱いやすい記録媒体が登場したため、フロッピーディスクは徐々に使われなくなりました。そして、フロッピーディスクドライブもまた、パソコンに搭載されなくなっていきました。
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フロッピーディスク: 懐かしい記録媒体

- フロッピーディスクとはフロッピーディスクは、1970年代から2000年代にかけて、コンピューターにデータの保存や読み込みを行うための記録媒体として広く普及しました。薄い円盤状の磁気記録メディアを、四角いケースに入れた構造をしていました。このケースは、デリケートな磁気記録メディアを外部からの衝撃や埃から保護する役割を担っていました。フロッピーディスクという名前の由来は、ケース内部の記録メディアが、柔軟性のある素材でできていたことからきています。 フロッピーディスクは、当初は8インチという比較的大きなサイズで登場しましたが、その後、技術の進歩とともに小型化が進み、5.25インチ、3.5インチというサイズのものが主流になりました。特に、3.5インチのフロッピーディスクは、コンパクトで扱いやすかったため、パーソナルコンピューターの普及とともに広く普及しました。当時のパソコンでは、フロッピーディスクドライブが標準搭載されているのが一般的で、文書作成ソフトで作成した文章や、画像データを保存する際に利用されていました。しかし、フロッピーディスクは、記録容量が小さく、衝撃に弱いという欠点もありました。そのため、CD-ROMやUSBメモリ、インターネット上のクラウドストレージなど、より大容量で、より耐久性に優れた記録媒体が登場すると、フロッピーディスクは次第に使われなくなっていきました。今では、フロッピーディスクを見ることはほとんどなくなってしまいましたが、一時代を築いた記録媒体として、コンピューターの歴史にその名を残しています。