
不正アクセスとその脅威
- 不正アクセスとは不正アクセスとは、例えるならば、他人の家にあたるコンピューターやシステムに、正当な持ち主の許可なく侵入する行為を指します。鍵のかかっていない自転車に乗ることや、他人の家の庭に入る行為と同様に、軽い気持ちでやってしまいがちな行為ですが、法律で罰せられる犯罪行為です。私たちの身近にあるパソコンやスマートフォンも、不正アクセスの標的になりえます。これらの機器には、個人情報や写真、動画など、私たちにとって大切な情報が数多く保存されています。もしもこれらの情報が不正アクセスによって盗み見られたり、改ざんされたりしたら、私たちは経済的な損失を被ったり、プライバシーを侵害されたりする可能性があります。企業においても、不正アクセスは深刻な問題です。顧客情報や企業秘密、システムの動作に必要なデータなどが保存されている企業のコンピューターシステムが不正アクセスを受けると、事業の継続が困難になるほどの大きな損害を受ける可能性があります。不正アクセスは、決して他人事ではありません。誰もが被害者になりうる犯罪であることを認識し、パスワードの管理を徹底する、セキュリティソフトを導入するなど、自衛策を講じることが重要です。