
通信の要!ターミナルアダプターとは?
異なる通信方式の橋渡し役となる装置、それがターミナルアダプターです。機器同士を接続するためには、お互いに理解できる信号のやり取りが不可欠です。しかし、パソコンや電話といった機器と、ISDN回線などの通信回線では、その通信方式が異なるため、そのままでは接続することができません。
このような状況で活躍するのがターミナルアダプターです。ターミナルアダプターは、異なる通信方式を持つ機器同士の間に立って、それぞれの機器が理解できる信号に変換する役割を担います。
例えば、パソコンからISDN回線を使ってインターネットに接続したい場合、パソコンの持つ通信方式とISDN回線の通信方式は異なります。そこで、ターミナルアダプターを介することで、パソコンからの信号をISDN回線が理解できる信号に変換し、また、ISDN回線からの信号をパソコンが理解できる信号に変換することで、通信を可能にします。
このように、ターミナルアダプターは、異なる通信方式の壁を取り払い、様々な機器を接続することを可能にする、重要な役割を担っているのです。