
パソコンの心臓部!BIOSってなに?
皆さんはパソコンの電源を入れると、まず最初にメーカーのロゴが表示され、その後WindowsのようなOSが立ち上がる様子をご覧になったことがあるでしょう。しかし、この裏側では、普段目にすることのない重要なプログラムが活躍しています。それがBIOS(Basic Input/Output System)です。
BIOSは日本語では基本入出力システムと訳され、パソコン内部の複雑な仕組みとOSを繋ぐ、「通訳」のような役割を担っています。
パソコン内部には、CPUやメモリ、ハードディスクといった様々な部品が存在し、それぞれが独自の言葉で情報をやり取りしています。しかし、OSはこれらの部品の言葉全てを理解できるわけではありません。そこでBIOSの出番です。BIOSは、OSが理解できる共通の言葉でこれらの部品を制御し、OSがスムーズに動作するための環境を整えているのです。
BIOSはパソコンの起動時にまず最初に動き出し、ハードウェアの動作確認や起動に必要な設定を行います。そして、OSが格納されている場所を特定し、OSに制御を引き渡します。いわば、BIOSはパソコンを動かすための最初の歯車であり、縁の下の力持ちと言えるでしょう。