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開発

プログラムを動かす指示書:パラメーター

私たちが普段使っているコンピュータープログラムは、あらかじめ決められた処理を行うように作られています。例えば、文章作成ソフトであれば、文字を入力して保存したり、編集したりすることができます。しかし、プログラムはただ待っているだけでは何もしてくれません。私たちが何か指示を与えて初めて、様々な処理を行ってくれるのです。この指示には、プログラム自身に組み込まれているものと、プログラムを実行する際に別途与える必要があるものの2種類があります。 プログラム自身に組み込まれている指示とは、例えば文章作成ソフトであれば、文字を入力する場所やフォントの種類を選ぶメニューなど、プログラムが最初に起動したときから表示されているものを指します。一方、プログラム実行時に別途与える必要がある指示とは、例えば表計算ソフトで特定のファイルを開きたい場合などに、ファイル名を指定する必要があるような場合を指します。このように、プログラム実行時に与える指示情報を「パラメーター」と呼びます。パラメーターは、プログラムに対して「何を」「どのように」処理するかを具体的に指示するために用いられます。例えば、画像編集ソフトで写真のサイズを変更する場合、変更後のサイズをパラメーターとして指定します。このように、パラメーターを理解することで、プログラムをより柔軟に使いこなせるようになります。