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ネットワーク

データの道!伝送路を解説

- 伝送路とは 私たちは日々、スマートフォンやパソコンを使って、インターネットで買い物をしたり、友達とメッセージをやり取りしたりしています。では、こうした機器同士で、どのように情報をやり取りしているのでしょうか? その答えとなるのが「伝送路」です。伝送路とは、スマートフォンやパソコンなどの端末間でデータのやり取りが行われる際の、データが通る道筋のことを指します。 インターネットでウェブサイトを閲覧する場面を例に考えてみましょう。 あなたがウェブサイトを見ようとすると、スマートフォンはまず、そのウェブサイトのデータが保管されているサーバーという機器に対してデータの送信を要求します。 そして、サーバーからウェブサイトのデータが送られてくると、それを画面に表示します。この時、データの要求や、実際のデータは、インターネットという広大なネットワークの中にある「伝送路」を通って、あなたのスマートフォンとサーバーの間を行き来しているのです。 このように、伝送路は目には見えませんが、私たちが日々当たり前のように利用しているインターネットや、電話、テレビといった様々な情報通信サービスを支える、重要な役割を担っていると言えるでしょう。
ハードウエア

モデム:インターネットへの架け橋

- モデムとは モデムは、インターネットに接続する際に欠かせない機器で、デジタル信号とアナログ信号を変換する役割を担っています。普段私たちが何気なく使っているインターネットですが、実は、パソコンやスマートフォンといった機器とは、情報をやり取りする方法が少し違います。 パソコンやスマートフォンなどの機器の中では、情報は「デジタル信号」と呼ばれる、0と1の組み合わせで処理されています。これは、電気が流れているか流れていないかを0と1で表し、情報を伝達する方法です。一方、従来からある電話回線などは、「アナログ信号」と呼ばれる、電気信号の強弱で情報を伝達します。これは、電圧の高低や周波数の違いなどを使って、情報を伝達する方法です。 このように、インターネットと私たちが使う機器では、情報のやり取りに使われる信号の種類が異なるため、そのままでは情報を正しく送受信できません。そこで活躍するのがモデムです。モデムは、デジタル信号をアナログ信号に変換したり、逆にアナログ信号をデジタル信号に変換したりすることで、異なる信号方式間での通信を可能にします。 モデムの登場により、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器でも、電話回線を通じてインターネットに接続できるようになり、広く普及するきっかけとなりました。近年では、光回線など、デジタル信号を用いた高速なインターネット回線が普及していますが、依然としてモデムは、様々な通信環境に対応するために重要な役割を担っています。