揮発性メモリー

記事数:(2)

ハードウエア

電源を切っても大丈夫?不揮発性メモリーの仕組み

- データ保存の要、メモリーとは?コンピューターやスマートフォンなど、私達の生活に欠かせない電子機器には、情報を一時的に記憶しておくための部品、「メモリー」が搭載されています。 メモリーは、例えるなら、人間でいう「記憶」を司る脳の役割を果たしています。メモリーは、機器が様々な動作を行う上で必要となる情報を一時的に保管する役割を担っています。例えば、あなたがパソコンで文章を作成する際、入力した文字や編集内容は一時的にメモリーに記憶されます。そして、保存ボタンを押したタイミングで、初めてその情報はハードディスクなどの記憶装置に書き込まれ、長期保存が可能になるのです。メモリーには、情報の読み書き速度が非常に速いという特徴があります。この高速処理能力のおかげで、電子機器は快適に動作することができます。もしもメモリーの処理速度が遅ければ、アプリの起動やファイルの読み込みに時間がかかってしまい、快適な操作は望めません。メモリーは、電子機器の性能を左右する重要な部品の一つと言えるでしょう。 メモリーの容量が大きければ、一度に多くの情報を記憶できるため、複数のアプリを同時に起動したり、複雑な処理をスムーズに行ったりすることが可能になります。このように、メモリーは私達が電子機器を快適に利用するために、陰ながら活躍している重要な存在なのです。
ハードウエア

揮発性メモリー:電源OFFでデータ消去

- 揮発性メモリーとは揮発性メモリーとは、コンピューターなどの電子機器で情報を一時的に記憶しておくための部品です。 電源が入っている間はデータを保持できますが、電源を切ってしまうと記憶していたデータは全て消えてしまいます。 この性質は、ちょうど電卓の表示画面に似ています。電卓は電源が入っている間は計算結果を表示できますが、電源を切ると画面は消えてしまい、以前の計算結果は残っていません。揮発性メモリーもこれと同じように、電源が供給されている間だけ情報を保持できる仕組みです。私たちが普段使用しているパソコンにも、この揮発性メモリーが搭載されています。 パソコン内部にある「メインメモリー」と呼ばれるものが揮発性メモリーにあたり、アプリケーションの起動やファイルの編集など、様々な処理に利用されています。電源が入っている間は、作業中のデータやプログラムはメインメモリーに記憶され、高速で処理されます。しかし、パソコンの電源を切ると、メインメモリーに保存されていたデータは消去されてしまいます。そのため、作業中のデータを保存するためには、ハードディスクやSSDといった、電源を切ってもデータが消えない「不揮発性メモリー」に保存する必要があります。揮発性メモリーは、高速にデータを読み書きできるという利点がある一方、電源を切るとデータが消えてしまうという特徴があります。この特徴を理解した上で、データの保存先を適切に選択することが重要です。