
写真の美しさを決める?総画素数の秘密
皆さんは、デジタルカメラやスマートフォンで写真を撮る際、「画素数が高い方がより綺麗に撮れる」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか? 実は、この「画素数」には、「総画素数」と「有効画素数」の二つの種類が存在します。
「総画素数」とは、カメラの心臓部ともいえるイメージセンサーに搭載されている、光を感知する微小な部品「フォトダイオード」の総数を指します。イメージセンサーは、光を電気信号に変換することで、私たちが目にするデジタル画像を作り出す役割を担っています。
イメージセンサーに搭載されているフォトダイオードが多い、つまり総画素数が多いほど、より多くの光の情報を得ることができ、きめ細やかな画像を表現することが可能となります。
しかし、総画素数が多いことだけが、美しい写真の決め手となるわけではありません。レンズの性能や画像処理技術なども重要な要素となります。次回は、もう一つの画素数である「有効画素数」について詳しく解説し、それぞれの違いや役割について探っていきましょう。