物理メモリー

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仮想化

コミットチャージ:メモリ使用量の落とし穴

- プログラムの動作に必要なメモリ 計算機上でプログラムを動作させるには、プログラムの命令やデータを記憶しておくためのメモリが欠かせません。メモリは、計算機が情報を一時的に記憶し、高速に読み書きするための場所です。 プログラムを実行する際、計算機はまず、補助記憶装置(ハードディスクやSSDなど)に保存されているプログラムの命令やデータを読み込みます。そして、読み込んだ情報を実行するために、主記憶装置と呼ばれる高速なメモリ領域にコピーします。主記憶装置は、CPUが直接アクセスできるメモリ領域であるため、プログラムの実行速度に大きく影響します。 しかし、プログラムが必要とするメモリ量が大きくなると、主記憶装置の容量だけでは足りなくなる場合があります。例えば、大規模なデータ処理や、画像や動画編集など、多くのメモリを必要とする処理を行う場合です。このような場合、計算機は仮想記憶と呼ばれる技術を用いて、補助記憶装置の一部をメモリとして利用します。 仮想記憶は、主記憶装置の容量を拡張する効果がありますが、補助記憶装置は主記憶装置に比べて読み書き速度が遅いため、プログラムの実行速度が低下する可能性があります。そのため、快適にプログラムを動作させるためには、プログラムが必要とするメモリ量を把握し、十分な容量の主記憶装置を搭載した計算機を選ぶことが重要です。