
懐かしのDVD時代を支えたVRモードとは?
- VRモードの概要VRモードとは、DVDビデオの規格の一つであるDVD-VRという形式で記録された映像を再生するモードのことです。DVD-VRは、家庭用のDVDレコーダーで録画した映像を記録する際に、一般的に用いられています。
VRモードの最大の特徴は、録画した映像を、まるでビデオテープのように操作できる点にあります。具体的には、再生中に一時停止、早送り、巻き戻し、スロー再生、コマ送りといった操作を、ストレスなく実行できます。これは、DVD-VRが映像と音声データを記録する際に、細かい単位で区切って管理しているためです。
さらにVRモードでは、録画した映像に対して、チャプターの作成や削除、プレイリストの作成といった編集を加えることも可能です。チャプターとは、録画した映像を任意の場面で区切り、見たい場面にすぐにアクセスできるようにする機能です。プレイリストは、録画した映像の中から、見たい場面だけを順番に再生するリストを作成する機能です。
このように、VRモードは、録画した映像を自由に操作し、編集したいというニーズに応えるための再生モードと言えるでしょう。