読み出し専用

記事数:(2)

ハードウエア

記録媒体CD-ROM:変わらない記憶

円盤状の記憶媒体であるコンパクトディスク、略してCDは、私たちの暮らしに欠かせないものとなっています。音楽を聴いたり、写真のデータを保管したり、パソコンに読み込ませるデータを入れておくなど、様々な場面で活用されています。CDの中でも、データを書き込んだ後に書き換えたり消したりすることができないCD-ROMについて、今回は詳しく説明します。 CD-ROMは、読み出し専用記憶装置と呼ばれています。一度データを書き込んだら、その後は内容を変更することができません。そのため、大切なデータを安全に保管するのに適しています。例えば、音楽CDとして販売されているものは、CD-ROMの一種です。一度工場で音楽データを書き込んだら、その後は内容を変えることができません。他にも、パソコンのソフトが記録されているCD-ROMもよく使われています。 CD-ROMが登場する以前は、フロッピーディスクと呼ばれる記憶媒体が主流でした。しかし、フロッピーディスクは容量が小さく、たくさんのデータを保存するには限界がありました。CD-ROMはフロッピーディスクに比べてはるかに多くのデータを保存できるため、多くの情報を記録する必要がある場合に大変便利です。 CD-ROMは、レーザー光線を使ってデータを読み取ります。CD-ROMの表面には、小さな凹凸が spiral 状に刻まれており、この凹凸にレーザー光線を当て、反射した光を検出することでデータを読み取っています。この技術のおかげで、大量のデータを高速で読み込むことが可能になりました。 近年は、USBメモリやクラウドサービスなど、様々な記憶媒体が登場し、CD-ROMを利用する機会は以前と比べて少なくなりました。しかし、書き換えできないというCD-ROMの特性は、データの安全性を重視する場合には今でも重要な役割を果たしています。特に、重要な書類の保管や、配布用の資料など、内容の変更を避けたいデータを保存する際には、CD-ROMは今でも有効な手段と言えるでしょう。
ハードウエア

データ保存の要! ROMとは?

- ROMとはROMは、-読み出し専用メモリ-を意味する"Read Only Memory"の頭文字をとったものです。コンピューターや家電製品など、様々な電子機器の中で重要な役割を担う、記憶装置の一種です。ROMの特徴は、一度データが書き込まれると内容を書き換えることができない点にあります。これは、CD-ROMやDVD-ROMなどのように、工場出荷時にデータが記録され、その後は読み出しのみが可能なものを想像すると理解しやすいでしょう。電源を切ってもデータが消えないという特性から、-不揮発性メモリ-とも呼ばれます。では、ROMにはどのようなデータが記録されているのでしょうか。例えば、パソコンやスマートフォンを起動するために必要な基本的なプログラムや、デジタル家電製品の動作を制御するためのプログラムなどが挙げられます。これらのプログラムは、機器が正しく動作するために必要不可欠であり、書き換えられることなく常に安定して読み出せるように、ROMに格納されているのです。このようにROMは、私たちが普段何気なく使っている電子機器の根底を支える、重要な役割を担っていると言えるでしょう。