透過原稿ユニット

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写真フィルムを読み取る装置

写真や書類といった紙の資料を読み取る平型読み取り機は、広く使われています。この装置は、平らなガラス面に資料を置いて読み取る仕組みのため、光を通さないものを読み取るのに適しています。しかし、写真フィルムのように光を通すものは、そのままでは綺麗に読み取ることができません。そこで登場するのが、透過原稿装置です。これは、平型読み取り機に後付けすることで、フィルムの読み取りを可能にする便利な機器です。 透過原稿装置は、フィルムを照らす光源と、その光を透過したフィルムを読み取るセンサーで構成されています。平型読み取り機本体とは別に設置、または接続して使います。フィルムを透過原稿装置にセットし、平型読み取り機を操作することで、まるで紙の資料を読み込むかのように、フィルムをデジタルデータに変換できます。 従来は、フィルムを読み取るためには、フィルム読み取り専用の機器が必要でした。そのため、紙の資料とフィルムの両方をデジタル化したい場合は、2種類の機器を用意する必要があり、場所も費用も余計にかかっていました。しかし、透過原稿装置を使えば、平型読み取り機1台で紙もフィルムも読み取れるようになり、場所の節約にもなりますし、機器を2台買うよりも費用を抑えることができます。 このように、透過原稿装置は、限られた場所で様々なものをデジタル化したい人にとって、大変便利な装置と言えるでしょう。写真フィルムやスライドフィルムといった、昔の写真をデジタルデータに変換して保存したり、パソコンで加工したり、手軽に共有したりすることが可能になります。また、1台で多様な読み取り作業に対応できるため、家庭用だけでなく、事務作業の効率化にも役立つでしょう。
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スキャナのお供!FAUってなに?

皆さんは、紙の書類を電子データに変換する「スキャナ」を使ったことがありますか?最近は、家庭でも手軽に使える機種が増えてきましたね。ところで、スキャナの中に「透過原稿ユニット」と呼ばれる部品があることをご存知でしょうか? この「透過原稿ユニット」は、略して「FAU」とも呼ばれ、スキャナの一部として重要な役割を担っています。スキャナは、光を当てて反射した光を読み取ることで紙の情報をデータ化します。しかし、分厚い本などは、そのまま読み取ろうとしてもページの裏側や次のページが透けてしまい、綺麗にデータ化できません。 そこで活躍するのがFAUです。FAUは、スキャナの本体部分とは別に、原稿を読み取るための専用部分です。このFAUの上に原稿を置くことで、本体から離して読み取ることが可能になります。これにより、分厚い本でもページが透けることなく、1ページずつ綺麗にデータ化できます。 FAUを搭載したスキャナは、通常のフラットベッドスキャナと比べて価格が高くなる傾向があります。しかし、写真やイラストなどの色合いや質感を忠実に再現できるというメリットもあります。そのため、高画質でスキャンしたい場合は、FAU搭載のスキャナを選ぶことをおすすめします。 最近では、FAUを搭載したスキャナも、比較的手頃な価格で購入できるようになってきました。ぜひ一度、FAU搭載のスキャナを検討してみてはいかがでしょうか?