開発手法

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開発

オブジェクト指向:部品で組み立てるソフト開発

部品を組み合わせる開発手法は、ものを作るように仕組を作る新しい考え方です。従来の作り方のように、手順を一つずつ書くのではなく、仕組全体を独立した部品に分けて、それらを組み合わせることで完成させます。それぞれの部品は、必要な情報とその情報を扱う手順を中に持っています。外からは中の仕組みが分からなくても、部品として使うことができます。 ちょうど積み木のように、様々な部品を組み合わせて複雑な建物を作ることを想像してみてください。この手法を使うと、仕組を作る作業が早くなり、作った部品を繰り返し使えるようになります。また、仕組の手入れもしやすくなります。 従来の作り方では、仕組に少しでも変更があると、関連する手順を全て書き直す必要がありました。しかし、この新しい手法では、変更は部品の中だけに留まるため、書き直す範囲を少なく抑え、手入れの手間を減らすことができます。 一度作った部品は、他の仕組を作る時にも再利用できます。例えば、時計を作る時に使った「針」という部品を、別の時計を作る時にもそのまま使うことができます。これは、仕組を作る時間を短縮することに繋がります。 このように、部品を組み合わせる開発手法は、複雑化する仕組作りにおいて、効率よく、そして柔軟な作り方を実現する、現代的な手法と言えるでしょう。
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流れ図による処理の可視化

流れ図は、物事の手順や流れを図を使って分かりやすく表したものです。目で見て理解しやすいように、様々な形の記号と、それらを繋ぐ矢印を使って表現します。まるで道案内の地図のように、どこから始まり、どのような道筋で進んで、どこで終わるのかが一目で分かるようになっています。 この流れ図は、様々な場面で役に立ちます。例えば、計算機にさせたい作業の手順を整理するために使われます。複雑な作業も、流れ図にすると、一つ一つの手順が明確になり、間違いを防ぎやすくなります。また、仕事の手順を整理したり、問題を解決するための手順を考えたりする時にも役立ちます。 流れ図を使うメリットは、関係者全員で手順の共通理解を図りやすくなることです。図を見るだけで、誰がどの部分を担当するのか、作業の順番はどうなっているのかがすぐに分かります。言葉だけで説明するよりも、はるかに正確に内容を伝えることができます。 さらに、流れ図を作成する過程で、手順の不足や矛盾点に気づくことができます。作業を始める前に、流れ図を使って綿密に手順を確認することで、作業をスムーズに進めることができます。また、より効率的な手順を見つけ出すヒントにもなります。無駄な手順を省いたり、順番を入れ替えたりすることで、作業時間を短縮し、質を高めることができるのです。このように、流れ図は、正確な情報伝達と作業効率の向上に大きく貢献します。