開発言語

記事数:(3)

開発

C++入門:進化したプログラミング言語

シー・プラスプラスは、シー言語の良い点を活かしつつ、新しい考え方を取り入れた、様々な用途に使えるプログラムを作るための言葉です。シー言語と同じように、コンピュータの動きを細かく指示できるので、無駄のない速いプログラムを作ることができます。 シー・プラスプラスは、部品を組み合わせるようにプログラムを作っていく「オブジェクト指向」という考え方を使います。この考え方のおかげで、複雑で大規模なプログラムでも、整理して分かりやすく作れるようになりました。例えば、ゲームのキャラクターを一つの部品として考えて、その動きや能力をまとめて定義することで、プログラム全体の見通しが良くなります。 シー・プラスプラスは、その使いやすさと性能の良さから、様々なところで使われています。パソコンやスマホの基本となる基本ソフト、画像処理を駆使したゲーム、家電製品などに組み込まれる制御プログラム、そして科学技術計算など、幅広い分野で活躍しています。 シー・プラスプラスは、長い歴史の中で進化を続けてきました。新しい技術や考え方が出てくると、それを取り入れてより使いやすく、より高性能になるように改良されてきました。そのため、最新の技術にも対応できる力を持っています。 初めてプログラムを学ぶ人にとっては、少し難しいと感じるかもしれません。しかし、シー・プラスプラスを学ぶことで、プログラムの作り方だけでなく、コンピュータの仕組みについても深く理解できるようになります。学ぶのは大変かもしれませんが、それだけの価値がある、強力な道具と言えるでしょう。
開発

C++入門:進化したプログラミング言語の世界

シー・プラス・プラスとは、シー言語を土台に、より多くの機能を追加して作られた、様々な用途に使えるプログラムの書き方です。1979年にベル研究所のビャーネ・ストロヴストルップさんによって開発が始まりました。最初は「クラス付きのシー」と呼ばれていました。シー・プラス・プラスは、部品を組み合わせるようにプログラムを作るオブジェクト指向、色々な型に対応できるジェネリックプログラミング、手順を順番に書いていく手続き型プログラミングなど、複数の書き方をサポートしています。そのため、融通が利き、かつ効率の良いプログラムを書くことが可能です。この特徴から、パソコンやスマホの基本ソフトであるオペレーティングシステム、ゲーム作り、家電製品などに組み込まれる小さなプログラム、処理速度が求められる高度なプログラムなど、様々な分野で活用されています。特に、処理速度が重視される場合や、機械に近い部分の細かい制御が必要な場合に、シー・プラス・プラスは力を発揮します。誕生から現在に至るまで、より多くの人が使いやすいように標準化されたり、新しい機能が追加されたりと、改良が続けられており、今でも進化し続けている息の長いプログラム言語です。例えば、近年では、より安全にプログラムを書くための機能や、現代のコンピュータの性能を最大限に引き出すための機能が追加されています。このように、シー・プラス・プラスは常に時代の変化に対応し、進化を続けているのです。
開発

C言語:情報処理の基盤

C言語は、1972年にアメリカのAT&Tベル研究所で誕生しました。開発の目的は、当時開発中だった新しい基本ソフト、Unixを記述するためでした。 当時の計算機の世界では、プログラムを作るための言葉(プログラミング言語)は、特定の機種でしか動かないものが主流でした。つまり、ある機種向けに作ったプログラムを、別の機種で動かすには、プログラムを大きく書き直す必要があったのです。これは、プログラムを作る人にとって大きな負担であり、異なる機種の間で情報を共有することも難しくしていました。 この問題を解決するために、C言語は機種に依存しない設計という、当時としては画期的な考え方で作られました。C言語で書かれたプログラムは、特定の機種の内部構造に縛られることなく、様々な計算機で動かすことができるように設計されたのです。 C言語の登場は、基本ソフトUnixの開発を成功に導くだけでなく、ソフトウェア開発の効率を飛躍的に高めました。様々な機種で同じプログラムが動くようになったことで、プログラムの再利用が容易になり、開発にかかる時間と費用を大幅に削減することができたのです。 この革新的な特徴により、C言語は瞬く間に世界中に広まり、多くの基本ソフトや応用ソフトの開発に使われるようになりました。そして、情報技術の急速な発展を支える重要な役割を担うことになったのです。現代社会を支える多くの電子機器や情報システムの根底には、C言語の影響が脈々と受け継がれています。今でも、多くのシステムの土台としてC言語は活躍しており、その重要性は今も変わりません。