
プログラムの動作を左右する「引数」
コンピュータープログラムは、様々な命令を組み合わせることで動作します。プログラムは、まるで料理のレシピのように、順番に実行される命令が記述されています。しかし、複雑なプログラムを作る場合、全ての命令を最初から順番に書いていくのは大変な作業です。そこで登場するのが「関数」という考え方です。
関数は、プログラムの中で特定の処理をまとめておくための仕組みです。例えば、「画面に文字を表示する」という処理を何度も行いたい場合、その度に同じ命令を記述するのは非効率です。そこで、「画面に文字を表示する」という処理を関数として定義しておけば、必要な時にその関数を呼び出すだけで済みます。
関数は、プログラムを部品のように組み立てていくことができるという点で非常に便利です。 例えば、車を作る場合、タイヤ、エンジン、ハンドルなど、様々な部品を組み合わせて作られます。プログラムも同じように、関数という部品を組み合わせて作ることができます。
関数を活用することで、プログラムの開発効率を大幅に向上させることができます。また、プログラムの構造が分かりやすくなるため、修正や変更が容易になるというメリットもあります。
関数は、プログラミングにおいて非常に重要な概念です。様々なプログラミング言語で関数が利用されているため、その仕組みを理解することは、プログラミングスキル向上に大きく役立ちます。